The Fur.を通じて接続した中華圏indie popへの回路
僕が落ち着きたいとき、ゆったり作業したいときに聴く音楽は、女性ボーカルがどうしても多い。長時間聴いていられるし、より安心ができるから。気持ちよくなれるから。包まれるから。
そよ風を浴びるように落ち着きたいなと思ったら、Sorry GirlsやTOPSの音楽を流す[1]。
本題は…そういうMoodでの音楽で、そのアーティストが香港であったり、台湾であったり、大陸の上海にまで行き着くという体験が続いている、ということ。
日常的に香港のmy little airport[2]を聴くことが多く、さらに台湾の大御所である落日飛車/Sunset RollercoasterがHYUKOH(韓国)とアルバムをリリースしたばかりでそれを最近聞きまくっていた("Young Man"がずっと頭のなかで流れている)。だからsoft rockというかindie rock/popというかその辺りのSpotifyが勝手に作ったプレイリストに香港・台湾のアーティストを選んでくれたのだろう。そういうことで、The Far.が流れてきたのだろう。これがめっちゃいい。いや全部英語の曲だから、Spotifyのアーティスト概要欄的な場所に"indie pop duo from Kaohsiung"って書かれているのをみてびっくりした。Kaosiungは台湾南部の高雄のこと(拼音pinyinではなくWade式でRomanizeする語の一つ)。
Spotifyが勝手に"The Fur. Radio"というプレイリストを作るもんだから、それをもちろん止めどなく浴びる。
そして、Science Noodlesも続けて流れてくる。彼らの「Spotifyのアーティスト概要欄的な場所」には、"a Hong-Kong-Taiwan mixed indie pop baby"とある。ネグレクトされて学習していないAIは三つの要素がmixされたと判断しそうだが、ほぼ間違いなく香港と台湾の二地域の混成バンドだ。とても素敵。
彼らの言語はMandarinなのかな?Cantoneseなのかな?Chinese Languageを学習して理解したい。Cantopopみたいに香港が大陸とカルチャー面で繋がることもあるけど、自由を享受している(た?)者同士での香港・台湾の一体感はあるのではないかなと推察する。この辺りは僕はまだ見識が浅すぎて何も言えない。
香港のBad Mathもね↓
台湾のThe Chairsもいい↓
そして上海から。Me and My Sandcastleね。
本当にいい。「Spotifyのアーティスト概要欄的な場所」にはたった一文しか書かれていない。だがそれは彼らの音楽を見事に表しているし、僕が(求めている時には)求めているものである:"Simple tunes work well like a warm blanket!"。
ファーストアルバム"Me & My Sandcastle"の一曲目はこちら↓
きっと僕に合っていると思ったアーティストがいれば、教えてくれるととても嬉しいです。
(Rio)
註釈
[1] MontrealのレーベルArbutus Recordsがとても良いという話はここではしない。
[2] 英語・Cantonese・Mandarin・フランス語・日本語など、幅広く混ぜ込みながらそれでも香港人でないとappreciateするのが難しいワーディング・トピックで歌うduo。日本語話者が彼らを楽しむには、阿栗さんの記事が良いでしょう。その道の専門の方です。
P.S.
もちろんSunset Rollercoasterも素敵です。
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