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猫首相誕生の巻

1.猫首相誕生

いつだっただろうか、その人がテレビに映ると猫が集まってきてにゃーにゃー言いながらテレビを猫手で触ったりするらしいという番組を見た。
そのときは、その人は首相候補だったのだが、まだ選ばれなかったのだ。
しかし、ついに時は満ちた。時代は猫に好かれるその人(以下、猫首相と呼ばせていただく)を首相に選んだのだ。

2.猫首相にやってほしいこと

さて、猫に人気の猫首相になったので、もし自分が猫だったら実現してほしい政策をいくつか挙げてみよう。

・猫にエサをあげた人を表彰する
我々猫にエサをあげるとどんどん仲間が集まってきて、増えていき、住民が困ることがあるらしい。
どんなことに困るのかというと、おそらく、夜中に猫がにゃーにゃー鳴いて騒がしいとか、そこらじゅうに糞尿をするとか、車に乗ったり、爪で傷をつけたりとかではないかと思う。
もちろん、そのあたりを対策しながら、それでも猫首相には猫を保護する人を表彰してほしい。

・猫を飼うのを禁止することを禁止する
我々猫を飼うのを禁止している住宅があるらしい。一軒家なら問題なさそうだが、もしマンションだと、前出の問題に加えて、猫が使っていたマットを洗濯して干すだけで猫アレルギーの人がアレルギー症状になったりすることもあるらしい。
もちろん、そのあたりを対策しながら、それでも猫首相には猫を飼うのを禁止することを禁止してほしい。
我々猫は、多くの人にとって、大いなる癒しになっていると思うからだ。

・猫の避妊対策に補助金を出す
我々猫は、うっかりするとどんどん増えてしまう。本当は自然なままがよいと思うのだが、特に都会では、すでに不自然な環境であるため、どうしても増えないようにコントロールする必要があると思うのだ。
猫の避妊は通常、飼い主さんが自費で対応している。自治体によっては補助金を出してくれているところもちらほらあるが、それでも猫首相には猫の避妊については国から全額補助するようにしてほしい。これは、人と猫と共存するためには必要な政策だと思う。

・猫保護士の設立
我々猫を上手に保護できる人に国から資格を与えてほしい。猫を保護する人がそれだけでも生活できるように認定していただけると、我々も安心して甘えることができるというものだ。猫首相自らが猫保護士になってもよいのである。

・猫の表彰
我々猫は気ままに生きているようだが、人から褒められるのは嬉しい。少なくとも吾輩はそうだ。なので、1年に1回でよいのだが、ベスト・オブ・ネコを選ぶイベントを開催してほしい。猫首相であれば当然賛成だと思うので、あまりしつこくは言わないが、ベスト・オブ・ネコのトップ・スリーぐらいは、表彰と賞金を国から猫と飼い主さんにあげてほしい。

とりとめもなく書いてみたが、まだまだ猫を保護する政策はありそうな気がするので是非全力で策定を急いでほしい。

3.猫を保護する国

世界は広い。すでに我々猫を保護する国があるらしい。それは親日国であるトルコだ。
トルコでは、猫は町中のあちこちにいて、気ままに過ごしているらしい。
我が国もトルコを見習って、まずはトルコに視察に行き、猫とより仲良くする方法を学んでほしい。
我が国が猫天国となるようによろしく頼む。
トルコの皆さまにもお礼を言いたい。

4.まとめ

猫は人間が嫌いなようで好きだし、おいしいご飯をあげると喜ぶし、不思議な動きをして楽しませてくれる存在だと思う。
猫首相も猫に好かれていることを自覚していただき、すでに好きだと思うが、より猫を好きになってほしい。
組織のトップ、特にトップ・オブ・ザ・トップの国の首相になったことにはきっと意味がある。
もしかしたら、自分が思ったようには政策は進められないかもしれないけど、それでも最後まで守ってほしいのは、猫や国民のためになるべく負担にならないようしてほしいし、面倒なことが少なくなるようにしてほしい、そして、猫や国民が皆笑顔になるように頑張ってほしいです。
よろしくお願いしますにゃー。

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