光回線10G化顛末

１．時は訪れた　10G時代の扉をあけるために

3月ぐらいの某家電量販店での出来事。あるPAD製品を購入しようとしていた。若干予算より高かったので、店員さんに値引きできないか聞いてみた。
店員さんは、ちょっと待ってくださいね、と言いながら、インターネットの回線を1Gから10Gにすると2万円程度（当時）キャッシュバックでお安くなるという。
10G化すると月々の支払は1,500円～2,000円程度（当時）高くなるが、 テレワークももっと速くなると安心だし、家族がスマホでネットゲームもしているので、やってみるか！となったので、申し込んだ。
ちなみに、うちの1Gの光回線は回線会社（以下、Z社）のものだが、携帯電話キャリアは Z社以外の会社（以下、A社）のものである。 したがって、携帯料金割引のためにA社と光契約をしている。

２．インフラの壁

A社をネットで調べると、自宅マンションも10Gの対応ができますとホームページに表示されていたので安心して待っていたが、Z社からメッセージが来て、調査が必要だという。
部屋番号まで示して10G対応可能と表示しているのに調査？と思った。
そして、その調査結果がまさかのNG。
そもそもマンションなのに、一戸建ての契約形態で申し込まれていたらしく、マンションの管理組合からもNGをくらった。マンションではマンション内の回線を 使用しなければならないのだ。
Z社の担当の方と話したら、マンション内の状況は、10Gの回線を引くためのスプリッタ （回線分割用の機器）からの出力端子の数が足りないので増設はできない判断ということに なったらしい。

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提案１　調査が必要ならホームページの10G可のところに調査が必要なことを記載するべきではないか。このマンションで10G化を依頼したのはウチが最初ではなかったのだが。

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３．あきらめの境地

ここまで来て、あきらめるのはくやしいので、管理組合が5月ぐらいに年次総会を開催するタイミングで何とかしてほしいと要望を出した。
要望書は文章を書くのが得意な奥さんに作ってもらった。
総会でその要望が読まれたとき、うなずく人が多くいるのを見た。が、たぶんこの件は引継事項として翌年の担当に引き継がれ、実現は遠い未来になると思っていた。
このテレワーク時代、そしてオンラインゲーム時代に、より速い回線のニーズは高まっている。
今や入学や就職の面接すらオンラインである。
同じマンションの人からも、10Gに申し込んだものの断られてしまったケースが何件もあるのを知っている。
しかし、事はインフラ問題である。このマンションではBS4Kも見られないのだ。

４．道はひらけたかも...？

総会からひと月半ぐらいたったころ、管理組合から連絡があり、Z社を呼んで10G化を可能にしたとのこと。
一体どんな方法で、行ったかは別途確認したいが、とにかく10Gを申し込みが可能な状態になったのである。
晴天の霹靂、Out of the blueである。行ける！と思った。しかし、10G化への道はまだまだ険しいのである。