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『3年B組金八先生』(最終回 ”みんな一緒だ、とことんやろう。平田も一緒に大きくなろう”)
『3年B組金八先生』(第1シーズン 最終会お盆スペシャル)
「ハイ、次、平田竹男。」
「はいっ」
「ヒラタという名字は、平らな土地に大きな田んぼが開いている様子を示しています。
竹男という名前には、その隣にはすくすくと育ったアオアオとした竹の林が育っている様子が伝わってきます。
竹は空へ向かってスッと一本の線のように真っ直ぐに伸び、どんなに強い風にもしなやかに揺れています。
大地にしっかりと伸びた根がしなやかな動きを支えているのです。
広大に耕された田畑で支えられた暮らしを背景に、空に向かってまっすぐと、そしてどんな風にもしなやかに伸び伸びと生きていく男になってほしい、そういう願いが、この名前には溢れています。
それだけではありません。
竹という木は節々をゴツゴツと拳のようにつなぎ合わせながら伸びていきます。
竹のようにしっかりと社会と社会の節々をつなぎ合わせる、そういう願いが語りかけられているように私には感じられます。
タケオ、どうか、まっすぐにそしてしなやかに伸び伸びと大きな男になってください。
そして、社会と社会を竹の節々のようにしっかりつなぎとめられる力強い人間になってください。
タケオ、Jリーグ発足の活躍や、早稲田の沢山の一流アスリートたちに指導してきたじゃないか。
お前、アスリートや大学の若者たちにいったい何を伝えていきたいんだ?
タケオ、頑張れよ。」
「坂本先生......」
「……。ハイ、次は、福田茂子......」