見出し画像

圧倒する結果というパワー

なにか仕事や課題、商品やサービスなど、すべての物事に置いて「圧倒的」という内容は、相手や周りに与える影響が大きいものです。「やっぱりすごい」と言わせてこそ、その存在感や影響力、威厳は保たれるというもの。そこそこではなく、ガツンと結果出してみませんか?

1、人間は「保守的に」できている

なんの運動も日常的にしていない人に「さあ、フルマラソンをいまから走って下さい」と言ったら、「いやいや、無理です!」と返ってくるのが大半だろう。42.195kmという距離は、日常生活でそう簡単には到達しない距離。

マラソンやジョギングをやっているなら、なんとなく距離感が見えるでしょうが、多くの未経験な人にとっては「壁」を感じることでしょう。

でも、身体能力的には、歩いてでもなんとか到達できる限界値はこのフルマラソンぐらいは歩くのに支障がない人ならば、気合と根性と応援でなんとか行ける距離です。

もちろん、走ったり、ペース配分などのテクニカルな部分はありますが、身体能力は常に「倒れそう、怪我しそう、疲れそう」という心理的な障壁によって、限界の「手前」にゴールを設定するもの。

だからこそ、運動選手は、厳しいトレーニングを課して、「精神の限界≒身体の限界」に近づけようと日々チャレンジするのです。

2、壁を超える「逆境」というチャンス

では、人間が、底力を見せるには何が必要か。普段の何気ない日常よりは、追い込まれたり、ピンチになるほど、人間は「持ちうる全て」を出し切ることができるもの。

だから、仕事もなにかチャレンジする課題も、「そこそこ」ではなく「もっと上」や「いままでやったことない」ところに行ってみようとする勇気が必要。人間は、考え始めるとあれこれ経験や知識で、「やらない理由」ばかりあげていくので、「考えずに動く」のがまず第一にやるべきこと。

「やる」ときめたら「迷わず進む」

これが、すべての限界値を超えていくスタートラインなのです。とすれば、人生における追い込まれるような状況は、むしろ「歓迎すべき」人生のトピック。当事やその渦中では、とてもそんな余裕はうまれないかもしれませんが、いくつかの困難や逆境を乗り越えていくと、心臓に毛が生えて、余裕みたいなものが生まれてくるんですよね。

人生の挫折ってやつは、やっぱり幼いときほど、早く体感しておくのがいい。何もかも成功一辺倒よりは、失敗や挫折、再起など、心が完璧に折れてしまう前に、小さな失敗を早く、たくさん経験しておいたほうが、その後の人生の馬力は変わってくるものと思います。

いま、あなたはピンチですか?追い込まれていますか?なにか困ったり、頭を悩ませたりする事態は訪れていますか?

身体のことだったり、お金の問題だったり、売上だったり、労働力だったり、いろいろ問題がきっとあるでしょう。そのすべてがすっきり解決したらいいのに…と思うでしょうが、解決の後にはまた新たな問題が必ずやってきいます。

開放されるよりも、この状況の中で生きていく心と覚悟を決める。そしたら、意外と、どんなことも乗り越えられていくものです。

3、すごい人には、必ず失敗の歴史がある

何事もこなして、どんな事態も突き進めるタフな精神と能力を持っている人。生まれながらに出来ていると思っていますか?そんなことは決してありません。いくつもの失敗や、邪魔、罵倒、評判など苦しい時を経て、乗り越える術や心を鍛えてきた証が、いまの「余裕と勇気」を作り出しているのです。

人生遠回りしてきた分だけ、広い視野を持っている。

人より遅れた分だけ、どちらが誤りか未来が見えている。

人より傷ついたから、何が痛みかを知っている。

表情や気持ちの高さには、数多くの傷と痛みと失敗の固い岩盤や柱が、その人を支える強い芯になっているのです。

いま、うまく行っていないからといって、羨む必要もありません。妬む必要もありません。焦る必要もありません。人生は、その人にとって必要な時に、必要な課題を難問を突きつけてくるのです。それは「今やれ」と個別に設定された課題そのもの。

隣の青い芝生や、あの人の成功や、ライバルの進み具合に目を取られるのではなく、自分の手と眼の前の事態をじっと見る。それはあなただけに課せられた特別な問題。それを乗り越えた時に、また一つ、武器や魔法を手に入れるのですから。

学びが深いことはいいことだ。その分掘り進める時間と力が必要である。

距離が遠いことはいいことだ。その分人生の地図と体力は増えていく。

ちょっと焦りすぎてませんか?人生における道は、それぞれが近道や遠回りをして、やがて最後はゼロという同じゴールに到着するんですからね。


日本と世界を飛び回った各地域の経験と、小論文全国1位の言語化力を活かし、デジタル社会への一歩を踏み出す人を応援します!