格ゲー勢向けにジョジョASBのキャラをざっくり紹介する 第5部編
はじめに
この記事は「ジョジョASBはスルーしたり攻略が確立する前にやめちゃったりしたけどASBRは触ってみたい!」という格ゲー勢向けに、ざっくりとキャラを紹介するものである。今回は第五部のキャラを紹介する。今回は中々とんでもない個性があるキャラが多いぞ!!
第五部 黄金の風
ジョルノ・ジョバァーナ
超強力な自己強化技を持ち立ち回りも強い超絶ハイスペックキャラ。
最大の特徴はGHAの「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」
この状態のジョルノは火力は高いわ攻撃にアーマーがついてるわ一瞬で画面端まで到達するガー不飛び道具ぶっ放すわ超低燃費でバーストが打てるわでなんでもできる手が付けられない最強キャラと化す。
レクイエムを確定させるにはフルゲージが必要であり、狙うのならば必然的にゲージを使わない立ち回りが必要になるが、普段の立ち回りも普通に強い。
レクイエムを抜きにしたジョルノに目を向けてみると、取り回しやすく判定も大きいうえにjH>昇りjHでF式になる本体jH、横に広く空対空や逃げる相手を刈り取るのに役に立つ上にめくりもある本体jM、見た目以上にリーチに秀でており安定感のある各種地上攻撃、長射程でダウンが取れる3ヒット下段の本体3Hや長時間画面に残り低速で相手を追いかけヒット時はコンボになる飛び道具のM版『生まれ変わらせた』など、全体的に高い水準にまとまっている。
防御面においても、攻撃判定こそないがリバサで撃てる上に拒否能力も最高クラスの移動技『産まれろ生命よ』や、発生が早く判定も大きくダウンまで取れる無敵昇竜の『WRYYYYYY』など、あまりにも隙が無い。
その一方で、レクイエム化のためにゲージを温存しなければならないが故に序盤は高火力を叩き出せないという点は明確な弱点であると言えよう。
まぁレクイエム化を捨てればそこそこのコンボ火力は出せるんだけど。
更には覚悟モードというごく一部のキャラのみが持っている特別な強化システムを持っているのもポイント。この覚悟モードは同じく低体力時に自動発動するゴゴゴモードに比べて発動する体力が低めになっており、代わりに火力と被ダメージ時のゲージ増加量が跳ね上がり、さらに攻撃中はハイパーアーマーになるというとんでもないもの。
安定した堅実な立ち回りとレクイエムで一気に勝負を決める爽快感を味わいたい人におすすめ。
ブローノ・ブチャラティ
立ち回りと機動力の本体、コンボ火力のスタンドモードを使い分けて闘うスピード型オールラウンダー。
ジョルノ同様に覚悟モード持ちであり、あと一度負けたら試合終了なラウンドではゲージを1本以上持っている場合に限り1ラウンドに1度だけ覚悟モード状態を維持したままの蘇生する特殊能力『天がちょっぴりだけ許してくれた偶然の運命』を持つ。
1ラウンドに1度だけという点が重要で、つまるところ2ラウンド制でフルラウンドになったと仮定した場合3ラウンド中2ラウンドは覚悟モードで蘇生してくることになるわけである。天が滅茶苦茶いっぱい許してくれた偶然の運命
アーマーを盾にした立ち回りや覚悟補正が上乗せされたコンボは非常に強力であり、劣勢の試合をひっくり返すだけのポテンシャルを秘めている。
本体モードでは横方向へのリーチが長く技後の落下中にも通常技を出すことが可能な空中版『そこだー!』、高速で急接近し打撃と投げの択を迫ったり裏回ったりできる奇襲技『閉じろジッパー』など、立ち回りにおいて高いポテンシャルを秘めた技を多く持っている。また、防御面においてはアーマー付きの切り返し技である『これは俺の腕ではない』が役に立つ。この技は発生こそ若干遅いもののガード不能攻撃すら防ぎきる凄まじい性能のアーマーを備えている。レクイエムのガー不に合わせるとガー不衝撃波を平然と凌ぐブチャという凄い光景が見られます。
一方のスタンドモードは相手をきりもみ状態で浮かせる『開けジッパー』や相手を横に吹っ飛ばすことで浮かせコンボの起点となるSR対応技のL版アリアリなどコンボパーツとしての利便性を追求した技が揃っている。
二つの性能を使い分ける要素があるのはスタンドキャラの特色だが、ブチャラティはそれが特に顕著になっているキャラクターであるといえる。
考えるべき要素と出来る要素のどちらも多いキャラを使いたい人や大逆転を決めるのが好きという人に向いているキャラだと評することが出来るだろう。
グイード・ミスタ
設置を活かした自由自在の弾道を持つ高自由度高難易度STGキャラ。なおSTGキャラと表現したが接近戦も強いぞ!
弾数制限のある射撃とピストルズ設置による弾道操作・ピストルズを装填することによる射撃強化が何よりの特色。ピストルズを装填することで射撃をを強化する必殺技『仕事だぞォ~』は立ち状態で出した場合は硬直が発生するが、攻撃中やジャンプ中にSボタンを押すことでノーモーションでピストルズを装填することが出来る。
ミスタのコンボはこのモーション中の装填仕込みを使ったものが多く、結果として入力の最中やジャンプの昇り際にSを何度もずらし押しするという極めて忙しい入力を必要とすることになる。そのためコンボ難易度は全キャラでも屈指。ちなみに筆者は全くミスタのコンボ出来ません。諦めました
同じく弾丸を操作できるキャラクターとしてホル・ホースがいるが、縦横の軌道を操作できるあちらとは違い、こちらはフィールドにあらかじめピストルを設置することで自由自在に弾道を構築できる。設置の手間こそあるが、極端な話「相手の飛び道具を大きく迂回して相手めがけて弾が飛んでいく」とか「画面外から弾丸が飛んでくる」だとか、そういった芸当が出来るわけである。この設置した道順に沿って弾丸を飛ばす技であるパスパスそのものも相当なもので、兎にも角にも『相手にガードをほぼ確実に強要できるうえに最大6連射できる飛び道具』という要素があまりにも強力過ぎる。
こういったキャラ特有の寄られると弱い脆さなんてものはなく、通常技の性能は至って良好。おまけに昇竜まで持っている。さらに言えば覚悟モード持ちである。
このように、立ち回りの面ではあらゆる面で超絶ハイスペック。その一方で火力を出すためのコンボ難易度の高さや弾数管理への意識配分など考えるべきことは多い。
立ち回りで相手を圧倒出来るキャラを使いたいプレイヤーやトレモで難しいコンボの練習をしたりネタを考えるのが好きなプレイヤーにおすすめしたい。
ナランチャ・ギルガ
中遠距離で弾をバラ撒いたり弾と一緒に突っ込んだりするアクティブなSTGキャラ。
多段・長射程なうえにSR可能、つまり強度のある弾と同時に動けるという破格の性能を持った飛び道具『ハチの巣だッ』を軸に立ちまわる事が多い。
また、発生こそ遅いもののヒット時は相手を遠方に追いやる事が出来る無敵技を持っており、防御面においてもその性能は充分。
相手を追い払う能力、攻め込む能力共に一級品だが一方でコンボ火力は非常に低い。常に自分の得意な間合いや展開を維持し続けることが重要なキャラクターであると言えるだろう。
立ち回りにおいてはハチの巣を撃てるスタンドモードで立ち回ることが多い。スタンドモードの通常技はL系M系が機銃で攻撃する長射程の牽制となっており、地上空中問わずこれをメインに戦うこととなる。
また、これらの通常攻撃はゲージの回収量がかなり多めになっており、ゲージを頻繁に消費するナランチャの立ち回りと非常に噛み合ったものとなっている。
立ち回りの軸となるハチの巣は先述したようにSR対応技であり、その弾数の多さによる判定の大きさも相まって非常にローリスクな飛び道具となっている。また、この弾速の飛び道具と一緒に突っ込んでいけることはそれだけで明確な強みであり、このムーブへの明確な対処法を持っていないキャラも数多い。
防御面では若干詐欺られやすいものの射程が非常に長くプッツンキャンセルでフォローが効く昇竜を持っており、そういう意味でも盤石。
このように立ち回りの面ではかなり万能なナランチャだが、やはりどうしてもコンボ火力の低さが足を引っ張ってしまう場面が多い。
差し合いや迎撃を軸に立ち回りたいプレイヤーにおすすめ。
良くも悪くもスタンドモードの通常技とハチの巣を撃つことに終始するキャラなので、そのシンプルさは好みの別れるポイントかもしれない。
パンナコッタ・フーゴ
立ち回りの厳しさを毒による火力で押し切る大器晩成型火力キャラ。
必殺技を出す際追加入力を行うことでウィルスのカプセルを割り、相手を毒状態にすることが出来る。毒は相手のヒット・ガードに関係なく触れた瞬間から体力を減らし続ける為、相手に心理的なプレッシャーを押し付けることが出来る。
原作の無法っぷりからすると平常時の毒のダメージはおとなしいが、GHAヒットまたは覚悟モード発動時にコマンド入力を行うことでスタンドがパープルヘイズ・ディストーションへと進化し、毒のダメージが激増する。
ディストーション状態ではコンボ火力や起き攻めを通した時の火力が跳ね上がる為、まずディストーション状態になることが先決となる。
通常技に関しては使いやすいものもあるにはあるが、本体スタンド共に基本的に性能は低い。
ディストーションになるまでの立ち回りではあまりゲージは吐かず、相手を近い位置でダウンさせる打撃投げ『クサレ脳ミソがァーーッ』からの起き攻めを仕掛けていくことが多い。そうして溜めたゲージをGHAに回し、ディストーション化してからがこのキャラの本領。
カプセルには6発(HHAやGHAで補充可)という制限こそあるものの、ディストーション化したフーゴは起き攻めが通る通らないに関係なくじわじわと体力を削ることが出来る恐ろしいキャラと化す。この状態はコンボ火力に関しても一級品で、何か刺さろうものならあっという間に相手の体力が消し飛んでいくようになる。
とはいえ、あくまで変わるのはコンボ火力と必殺技の性能のみ。やはり触りに行くことが難しいという弱点は変わらない為、厳しい戦いを迫られることが多いことだろう。
浪漫火力を追い求めたい人におすすめ。
ディアボロ
超強力な当身やバースト(食らい抜け)と無敵を持つステップ、強い通常技と高いノーゲージ火力で敵を圧殺する帝王。
当身やバーストを成立させることで『時間を吹っ飛ばす(以下キンクリと表記)』という特殊な状態を発動させることが出来る。これは画面が暗転し暗転中相手は操作不能になるというもので、これらの技を成立させた瞬間ディアボロのターンになるという強力にも程がある能力である。
こちらが相手に触ろうとした瞬間キンクリが解除されるため、流石に成立させたからと言ってフルコンが叩きこめるわけではないが、それでも読み合いのフェーズを全て吹っ飛ばして強引に触りに行ける能力は彼だけのものであり、まさしく結果だけを追い求めるディアボロらしい能力になっている。
立ち回りの方はどうかというと、これまた鬼のように強い。
斜め下を扇状のモーションに振り払う上に本体ではなくスタンドでの攻撃なので横にも縦にもリーチが長い本体jM、攻撃判定が滅茶苦茶大きく当然のように詐欺飛びにも使いやすい本体jHなど、とにかくジャンプ攻撃が暴力的すぎる。また、ノーゲージ火力もずば抜けており、L攻撃始動でも300ダメージ前後、jHからなら350ダメージ前後と法外なダメージを叩き出す。
また、このゲージ依存度の低さはバーストやミスのフォローに回すゲージを確保できることに繋がっている。総じて、強みと強みのシナジーが大きいのもディアボロの強さを支えているといえる。
また、HHAの『墓碑銘(エピタフ)』は効果時間中自動でスタイリッシュムーブ(直ガ)が発動し相手の直ガを封じる強力な自己強化技。直ガで対策するしかないほどに押し付けが強い技が多いなかでその直ガすらも封じてしまうのだから、相手からすれば生きた心地がしないことだろう。
総じてあらゆる面が超ハイスペックなキャラクターであり、強いて挙げるならノーゲージコンボの難易度が若干シビアなことと体力が少し低めなところが弱点になるだろうか。圧倒的な押し付けが好きなプレイヤーやディアボロの目指す『永遠の絶頂』を味わってみたいプレイヤーにおすすめしたい。
おわりに
今回は第五部編でした。五部キャラは尖り方がハチャメチャなキャラ多くて書いてて楽しかったです。次回は六部!!
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To be continued…
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