コミカライズからの忍殺 まずはニンジャの見た目から
私が初めてニンジャスレイヤーという作品に触れたのは、コミカライズの一作品、「ニンジャスレイヤー殺(キルズ)」である。
ページをめくった私の目に飛び込んできた最初のニンジャは彼らだった。
なんなんだこいつらは? これがニンジャ?
疑問に思われた方も多いだろう。私もそうだった。歪かつ邪悪な容姿、一目で悪党とわかる下衆の極みというべきセリフ。これがニンジャだというのだ。
それからも複数のコミカライズ作品を読み進める私の前に現れたのは、いずれ劣らぬ奇妙キテレツで荒唐無稽なニンジャたち。
最後の一人にいたっては、主人公である。
だが、一見して冗談のようにしか見えない彼らニンジャには一人一人に物語があり、意外なほど現実的な生活があり、感情があり、意思があり、戦う理由があるのだ。
かつては一市民でありながら、ニンジャの暴虐で妻子を失い復讐鬼と化した主人公ニンジャスレイヤー。
邪悪な巨大企業の下っ端研究員から、自由と生存を求めて被検体だったニンジャたちと共に自ら殺伐とした闘争に身を投じた主人公のライバル、フォレスト・サワタリ。
最初に挙げたニンジャたち、オフェンダーやスキャッター、アゴニィらもまた、所属するニンジャ組織の一員として、邪魔者の口封じや地上げ行為などに血道をあげる、意外なほど世知辛い一面を持っていたりする。
ここで挙げたニンジャたちは、私が特に気に入っていてかつ見た目のインパクトが強いニンジャたちだ。コミカライズ作品を追っていくと、こんな奴らがいきなり登場して、まず読者に一発ぶちかましてくれる。
原作小説の膨大な分量に圧倒されてしまっている貴方。まずはコミカライズで絵を見てみることをお勧めする。
そこでニンジャの見た目を気に入ったら、ぜひ読み進めてもらいたい。ここでは到底紹介しきれない数の魅力的なキャラクターたちが、見た目に留まらない様々な一面を見せてくれるはずだ。
そこまでいけば、貴方もニンジャヘッズだ!! そのための第一歩として、私はコミカライズのニンジャ・ヴィジュアルをお勧めする。