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web3サービスが日本と世界の架け橋に「Web3 Meetup -TOKEN2049 Japan Connect-」レポート
9月20日、NTT DOCOMO ASIA*とArriba Studio、One&Co、JETRO Singaporeは、web3スタートアップ企業を中心にしたピッチコンテスト「Web3 Meetup -TOKEN2049 Japan Connect-」を開催しました。
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日本をはじめ世界中で広くweb3技術が使われることをめざし、各社の知見を共有するために行われたこちらのイベントについてレポートします!
*NTT DOCOMO ASIAはNTT Digitalの東南アジアでの活動を支援するシンガポール現地のグループ会社です
「日本と世界をつなぐweb3」を考えるピッチコンテスト
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このピッチコンテストは、毎年2万人以上を動員する世界最大級のカンファレンス「TOKEN2049 Singapore」のサイドイベントとして開催。
スタートアップを中心に日本市場への参入を目指す海外企業や、日本から世界への展開を目指す日系企業が集まり、「日本」をキーワードとしたweb3プロジェクトに関してプレゼンを行いました。
また、審査員としてCryptotimes、Neoclassic、double jump.Tokyo、Arriba Studio、NTT DOCOMO ASIAがそれぞれ参加しました。
各社のプレゼン内容
■Aetaphor
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シンガポールのAetaphor社 CPO・Emmy Teo氏は、web3の技術を使ったコミュニティマネジメントツール、「Supercharge」についてプレゼン。
Comiconやシンガポール工科大学などで既に利用され、トークンによるリワードやGamificationなども簡単に提供できることを説明しました。
日本マーケットへの進出も検討しており、特にエンタメ分野でのパートナリングも既に始まっているとのことでした。
■Animechain
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日本のAnimechain社 Founder&CEO、Shuuhei Mise氏がプレゼン。AIを利用してアニメクリエイターの作業時間を短縮しつつ、web3により貢献したクリエイター等への報酬の適切な分配を目指す「アニメチェーン構想」について説明しました。今後このエコシステムで作ったアニメ作品を世界に届ける活動も推進していきます。
■Plato
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アメリカのPlato社 Co founder のRobert Kao氏は、ユーザーがレストランを訪れ店を評価することでトークンがもらえるEat to Earnプロジェクト「Plato」についてプレゼン。既に世界各国で利用されはじめていますが、グルメレビューサービスの競合が多そうな日本においても、むしろ活発に利用されつつあるとのこと。ゆくゆくは飲食店だけでなくリテールショップでの活用も目指すと説明しました。
■Secured Finance
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日本のSecured Finance社 Founder & CEO、Masa 'Senshi' Kikuchi氏が分散型金融(DeFi)市場での貸付と取引を提供するプラットフォーム「Secured Finance」についてプレゼン。主にローリスクでの利息収入や流動性の確保を目指し、貸付・借入、トークン化された債務の取引が可能であり、ユーザフレンドリーなUIでAmazonのようにより多くの人に利用してもらうことを目的としているプロジェクトであることを説明しました。
日本のweb3マーケットの将来は?
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4社のプレゼンが終了し、審査の結果、最優秀賞は「Plato」に決定!
最後に、共同主催者で審査員も務めたArriba Studio 佐藤氏からコメントがありました。
佐藤氏は、世界各国の企業によるプレゼンを聞けたことに感謝の意を述べつつ「特殊なマーケットで誕生した日本のプロジェクトはどうやって世界に出るのか、また、グローバルのプロジェクトはなかなか参入が難しい日本のマーケットにどうやって入っていくのか、各プロジェクトがマーケットを分析しながら戦略的に考えていた」と総評。
さらに「今年は年始からCryptoが上昇相場にあるなどweb3の市況が良いこともあり、 日本で既に実績を出しつつあるPlatoに限らず、他のプロジェクトもぜひ拡大していってほしい」と話していました。
スタートアップによるエネルギッシュな提案を通じて、日本のweb3市場に寄せられる熱い視線と、今後の可能性が感じられたイベントとなりました!
NTT Digitalの海外での取り組みや活動内容を紹介する【GLOBAL topics】。今後もこのtopicを通して、最新の海外動向や海外の注目イベントをご紹介します。
次回もお楽しみに!