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日本人英語7つの大罪-6.唇

5番目の大罪「歯: 歯が隠れている」では上唇に集中して説明しましたが、唇の形は重要です。正しい唇の形、正しい舌の位置と形、正しい呼吸とエアフローがそろえば、正しい音しか出ないはずです。間違えた音を出すほうが難しいです。

わたしが見ていると、口の形、唇の形を間違えたまま英語を話そうとする日本人がたくさんいます。たまに間違えた唇の形、舌の位置と形なのに正しい音が出せこともありますが、そんなのはマグレです。次も同じように正しい音が出るとは限りません。正しい形を覚える方がずっと簡単で、信頼性が高いです。

7つの大罪 その6 唇: 唇の形が違う

それでは、唇の形を学んでいきましょう。

The 4 Lip Positions 4種類の唇の形

4つのLip Positionに焦点をあて、正しい唇の形を作りましょう。

英語を話す時は、常に発音する全てのサウンドを意識しなければなりません。英語を話すということは、ピアノを弾くことに似ています。ピアノが弾けなくても、ピアノの音が外れていたら気づくでしょう。間違った音を弾くと、聞いている人にはすぐわかります。訛りをなくすためには、本当の音に近いというだけでは不十分です。英語の様々な音を正しく発声するためには、唇も正しく動かさなければなりません。

例えば"O"という文字を発音するには、唇を丸くします。唇の動きによって、完璧な音が発声されるのです。(完璧な音を出すということと、3番目の大罪「切: 切れ切れになった音」で学んだ単語を完璧に発音するということと取り違えないでください。前者はそれぞれの必要な音を完璧に発音すること、後者は一語一語区切り、単語の頭と語尾をはっきり発音することです。) 

さらに、日本語にない英語の音も覚えなければいけません。日本語には基本の音が100あります。ところが英語には300もあるのです。つまり、200の新しい音をマスターしなければ、英語をネイティブのように話すことはできません。しかし有難いことに、日本語にない音を20から30覚えてしまえば、あとはそれぞれの音が組み合わさっていますから、他の音も自然に発音出来るようになります。

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英語固有の音には、Vibration Sound(振動音)、High Pitch Sound、Blended Sound、Nasal Soundがあります。これらの音を発音できなければ、訛りを消すことは難しいです。

Vibration Soundは、日本語にはありませんが、英語では頻繁に使われます。

特に単語の頭や語尾のVibrationが正しく発音されないと、ネイティブにとってどの言葉を話したのか聞き取るのが難しくなります。例として、ThatのTh、ZipperのZ、VoiceのVがあります。ただ、学校で習うように舌や唇を噛んだと言うだけでは不十分です。Vibration Soundを人が聞き取れるまで出さなければ、ThatがSatに、ZipperがSipper、VoiceがBoysに、聞こえてしまいます。英語の特有の音に気をつけながらビデオを見たり、CDを聞いたりしてください。長く一定のVibration Soundが出せるように、繰り返し練習してください。英語を話していて、自分がVibration Soundを出していることに気づけば、それがネイティブの発音なのです。


ボーナス:トレーニング法

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