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日本人英語7つの大罪-2.短

外人のモノマネをするとき、あなたはどのように話しますか?人種的な特徴や民族的な特徴を真似すると、今では差別問題になるかもしれませんが、ちょっと考えてみてください。モノマネは『それらしい雰囲気』『そう見える特徴』を強調するほどモノマネらしくなります。

「ワァタ~シノォ~ ナァマ~エワァ~ スコォーット デェス」

どうですか?アメリカ人っぽいでしょう?日本人にはアメリカ人の話し方はこのように感じているのです。外人に対する偏見かもしれませんが、アメリカ人の真似だと思うと結構当たっています。モノマネするように真似をしてみましょう。日本人の発音する音は短すぎます。

7つの大罪 その2 短: 短い音

わたしはよくChoppyチョッピーな音と表現しますが、日本人の話す英語は音が細切れになって聞こえます。伸びやかなバイオリンの演奏を聴くつもりだったところに、小太鼓のダッダッダッダッダッダッダッダッダという連打の音が聞こえた気分になります。それでは、真面目にくわしく見ていきましょう。

"Stretch Your Words" 伸ばして発音しましょう

単語の語尾を引き伸ばします。無理に止めるのではなく、自然に終わらせましょう。

ネイティブの英語と日本語訛りの英語の大きな違いの一つは、単語が持つ音の長さです。日本語では英語の音をカタカナで表現します。そのせいか、日本人が英語を話すと、カタカナのように短く途切れた発音になりがちです。そして言葉の最後をブツっと切って終わらせます。私はそれを “forced stops(音を無理に止めること)” と呼んでいます。

例えば、“FISH”という単語は英語ではカタカナ英語より70%長く発音します。実際には“FISHSSS”と聞こえ、語尾の音は徐々に消えていきます。これに対し、日本人が発音すると“FISHU”という音になり、日本語の音にある“SHU”で、語尾を無理に終わらせています。ネイティブのような英語を話そうと思うなら、forced stopsを完全に失くさなければいけません。語尾を自然に引き伸ばすコツは、 日本人英語7つの大罪-1.「浅: 浅い呼吸」で習った正しい呼吸法に関連します。肺から完全に息を吐き出すことによって、自然に音を引き伸ばし、徐々に音を消すことが出来るのです。

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ドリル

以下の例にあるように、意図的に音を引き伸ばして、アルファベットを発音する練習をしましょう。肺から自然に息を出すことによって、語尾を通常より2倍の長さ引き伸ばします。こうすると、単語にあるそれぞれの音を正しく発音するための時間もできます。→例、“I”には2つの音があり、1つは“ahh”で、もう1つは“ii”です。ネイティブは、音の1つ1つを明確に言い分けています。

ボーナス:もうひとつのトレーニング法

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