日本人英語7つの大罪-3.切
日本語の音はカナで表せます。一方で別のカナは別の音で、滑らかにつながることはあまりないように感じます。日本人が英語を話すときにも同じようなことがあります。一つ一つの音がタイプライターで叩いてるかのように一つ一つ分断されて溶け合わない印象を受けます。ここまで「あ」の音で、この瞬間から「い」の音という印象です。一つ前でChoppyと言っていたのは、これも含んでいます。”Chop”だから、短く切り刻む印象です。
日本の人は、確かにアメリカ人よりは音と音をしっかり変えながら一音ずつ発生する傾向があると思います。でも、それだけでしょうか?日本人が話す日本語でも音がつながって不明瞭になってても通じていませんか?例えば、朝、学校で友人や先生に挨拶するとき
「おはようございます」
先輩がなにか手伝ってくれたとき
「ありがとうございます」
という感じになってることはありませんか?自分が言わなくても、そういう話し方を聞いたことはありませんか?これは極端な例ですが、日本語でもこういうことはおきています。英語も同じです。英語は普通に会話するときにも、日本語の普通よりももっと滑らかに前後の音とつながるのが普通です。
7つの大罪 その3 切: 切れ切れになった音
単語と単語、音と音の間での分断されて細切れになるのが問題です。どのように音をつなげていくのか詳しく見ていきましょう。
Blend Your Words 隣合う音を混ぜ合せましょう
音をBlendさせましょう。単語の語尾の音と、次にくる単語の最初の音をつなぎます。
日本語は鋭く短い音で発音されますが、英語はスムーズでよどみなく流れます。なぜなら、英語は単語と単語の間を空けないので、音が流れるように聞こえるからです。2番目の大罪「短: 短い音」で学んだ通り、語尾を少し引き伸ばすだけでも、全体の発音がかなり違って聞こえます。更に語尾を伸ばしながら、次にくる単語の最初の音をつなげて発音すると、よりネイティブの英語に近づきます。上手く単語をBlendするコツは、 最初の大罪「浅: 浅い呼吸」で学んだ呼吸法を正しくすることです。大きく息を吸い、音を引き伸ばし次の単語をBlendしましょう。
しかし、これには例外があります。ニュースや公式の場のスピーチでは、一つ一つの単語がはっきり分かりやすく発音されます。日本語でも同じことが言えると思いませんか? 私達は友人同士や社交の場で、ニュースキャスターのようには話しません。言語にもフォーマルとカジュアルの違いがあるのです。
それでは、Blendの仕方の例題を挙げてみます。レストランでよく聞く表現に “What do you want to order? ”があります。これを日本人は、各単語を完璧にはっきりと発音してしまいがちです。しかし実際には、“waduyawanaorderrr? ”と発音する方が自然です。このサウンドは非常にスムーズで、それぞれの単語が完全につながり、まるで1つの長い単語のように聞こえます。これがネイティブの英語なのです。
ドリル
このトレーニングをするのに最適な教材が"Native Speed"です。日常生活でよく使う実用的な文例にフォーマルとカジュアルの音声がついた教材です。わたしの生徒にも、Native Speedでトレーニングをしたあとに、発音だけではなく聞き取りも上手になった人がたくさんいます。
参考動画
上の動画はスコット先生のYouTubeチャンネルからこの記事と関連する内容のものを引用しました。よかったらチャンネル登録をお願い致します。
ボーナス:追加の例文
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