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日本人英語7つの大罪 はじめに

注意:本稿は代筆者からのスコット先生とマガジンの紹介ですので、一人称はスコット先生ではなく、日本人の代筆者になります。

英語の発音の問題は、英語を真剣に勉強した人ほど強く感じていることかもしれません。もちろん、中には特別に音感の良い人もいて、そういう人は本物の英語の発音を自力で身につけられます。しかし、多くの日本人にとっては、正しく英語を発音するのは難しいことです。

あなたには日本語を覚えて毎日使う内に身についてしまった癖があります。それがあなたが英語を話そうとするときに邪魔をしているのです。その癖とはなんでしょうか?それを直すだけであなたの英語の発音は格段に良くなるでしょう。この度、日本人に英語の発音矯正指導を長年続け、日本人の発音の癖や、弱点を熟知しているスコット先生ことScott Perryの英語発音教材の一部に加筆してnoteで公開することにしました。
ここに公開する7つの日本人の悪い癖(大罪)に関する情報だけでも、真面目にトレーニングすればあなたの英語の発音は大きく改善することでしょう。言われないから気付かなかっただけで、知ってしまえば簡単に直せるものもあるでしょうし、体に染み付いている癖なので修正に時間がかかるものもあるでしょう。意外すぎて信じられないものもあるかもしれませんが、信じて試してみて下さい。割と即効性のあるものを選んで紹介してあります。

スコット先生とは?

Scott Perryはアメリカ人で、アメリカ合衆国本土のペンシルベニア州南西部に位置するピッツバーグで生まれました。Steel City (鉄鋼の街)の愛称で有名な都市です。大学はUCLAで、ボランティアで日本人交換留学生に英語を教えたのが日本人に英語を教えるきっかけとなりました。卒業後は日本政府のJETプログラム(Japan Exchange and Teaching Programme)という国際交流事業で日本に招かれ外国語指導助手(ALT: Assistant Language Teacher)をしました。熊谷市の中学校で英語のスピーチコンテストに出る生徒を指導し、この2人の生徒がコンテストで優勝、全日本スピーチコンテストに出場したことから優秀な発音指導者と認められました。
それからスコット先生は日本人に英語を長年教えてきて、芸能人、企業の経営幹部、大学教授や医師などを多く指導しました。ハリウッド映画のDialog Coachも務めています。この場合のDialog Coachは日本人の男女俳優から依頼を受ける場合は、彼ら彼女らのセリフを「アメリカの一般視聴者」が違和感なく受け入れられるレベルに指導することになります。もちろん映画やドラマの場合はアナウンサーが読み上げるような話し方ではなく、感情まで表現するような演技まで含めての英語になります。また、直接俳優から依頼を受けていない場合も、映画会社から依頼があって指導に行ったこともあるとのことです。そのときは、公開前の映画全編のセリフを確認し、修正が必要なセリフの録音し直しの際に各々の俳優、女優のセリフの発音などを指導しています。スコット先生の務めた映画作品は

  • Marco Polo: One Hundred Eyes (2015)

  • Sway (2014)

  • Edge of Tomorrow (2014)

  • 47 Ronin (2013)

  • Pashifikku Rimu (2013)

  • Shûsen no enperâ (2012)

  • Leonie (2010)

  • Imago mortis (2009)

最新情報などの詳細はIMDbをご参照下さい。現在のスコット先生はハワイのオアフ島に住んでいます。日頃はオンラインで英語の発音指導をしていますが、新型コロナウィルスによる感染が広まる前はときどき来日してセミナーやワークショップ、ブートキャンプを開いたり、生徒の方がハワイに行って直接指導を受けることもありました。

日本人英語における七つの大罪

少々大げさな表現ですが、これまでのスコット先生の経験からは、これらの問題は日本人特有の現象であって、他の非英語圏に育った人たちが英語を覚えるときとは非常に違って特徴的だということです。違う言語を学ぶのですから、色々と違いがあるのは当然なのですが、日本人の場合は何故かいくら本人たちが頑張って練習しても発音が上達しにくいそうです。このことに関しては、スコット先生は「カタカナBox」仮説などを提案して、現象の理解と、それに合わせた日本人への指導法を日々研究しています。それらに関しては今後、別の記事で紹介させていただきます。話を七つの大罪に戻します。

1.浅
2.短
3.切
4.鼻
5.歯
6.唇
7.遅

詳細はそれぞれの記事を御覧ください。これらは元々は”SEVEN SECRETS OF SPEAKING REAL ENGLISH”というスコット先生の教材が元ネタになっています。「スコットペリーの発音大学」というスコット先生のDVD教材に付属する教材なのですが、この部分だけでも知らなかった人には大いに役に立つだろうということで、多少noteでの公開向けに加筆修正をして公開しました。

せっかく加筆修正を加えたのでちょっとした有料のオマケ等もつけてありますが、無料公開部分だけでも充分使えるものになっていると思います。まずは無料パートをご一読頂ければと思います。

スコット先生の生徒の実力

1分のYouTubeビデオです。よろしければ実際にご視聴下さい。ご興味あればチャンネル登録もお願い致します。

当てられましたでしょうか?日本語の訛りが残っているうちは、ネイティブが聞けばすぐに日本人だとバレてしまい9割以上が一人を選ぶのですが、このレベルになりますと、ネイティブに聴き比べさせても正解を当てる人は2割程度、つまりネイティブと同程度ということです。今回公開する資料だけではここまでになるのは難しいかもしれませんが、このような発音をあなたが手に入れる第一歩と思って頂ければ幸いです。

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スコット代筆
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