ジャックハニーの次に飲むウイスキー
これはジャックダニエルテネシーハニー(通称:ジャックハニー)を買った人が次に飲むべきウイスキーについて解説する記事である。
ジャックハニーは厳密にはウイスキーではない。
ジャックダニエルが属するアメリカンウイスキーの定義は「穀物を原料にし、アルコール分95度未満で蒸留したのち、オーク樽で熟成し、アルコール度数40%以上で瓶詰めされたもの」と規定される。
ジャックハニーはアルコール度数35%であり、なおかつハニーの香料が添加されており、酒税法上はリキュールとなる。
度数が低いし、ハニーフレーバーなこともありジャックハニーは大変飲みやすい。
そんなジャックハニーの次に飲むウイスキーは何がいいだろう?
私はウイスキーエキスパートを2009年に取得し、その後2015年からウイスキーマエストロを自称してウイスキーの素晴らしさを普及する活動を続けている。
そんな私がオススメするウイスキーは、グレンモーレンジィオリジナル。
価格もジャックハニーと数百円しか変わらない。
度数は40%で本来のウイスキーの度数となっている。
ジャンルで言うとシングルモルトスコッチウイスキーである。
シングルモルトスコッチウイスキーとは、を語る前に、スコッチウイスキーの定義を解説する。
スコッチウイスキーの定義は「穀物を原料として、酵母により発酵させ、95%未満で蒸留を行い、木樽で最低3年以上熟成させたもの」とされている。
そして、モルトウイスキーは、大麦麦芽(モルト)だけが原料で、通常、発酵後、単式蒸留器(ポットスチル)で2回蒸留し、ホワイトオークの樽でじっくりと熟成したウイスキーのことである。
さらにシングルモルトは単一の蒸溜所で造られたウイスキーを意味する。
つまり、シングルモルトスコッチウイスキーとは、「単一の蒸溜所で、大麦麦芽(モルト)だけが原料で、酵母により発酵させ、単式蒸留器(ポットスチル)で2回蒸留し、95%未満で蒸留を行い、ホワイトオークの樽で最低3年以上熟成させたもの」である。
そんなシングルモルトスコッチウイスキーの一つであるグレンモーレンジィは現在、モエヘネシーディアジオが所有する蒸溜所である。
とりあえずビル・ラムズデン博士の話を聞いておけば間違いない!
WWD:ウイスキー初心者とウイスキー愛好家に勧める飲み方は?
ラムズデン:例えばモルトウイスキーにクラッシュトアイスを入れたりコーラで割ったりすると、せっかくの風味が飛んでしまうので避けたいところですが、大前提として“正しい”とか“間違った”飲み方というのはないので、堅苦しく考えず、好きに楽しんだらいいと思います。初心者であれば、ニート(ストレート)やハイボール、カクテル、加水するなどあらゆる方法を試してみて、自分のお気に入りを見つけたらいいのではないでしょうか。先日、台湾を訪れたときに、辛い料理がたくさん出てくる台湾料理店に行きました。お店のオーナーはウイスキー愛好家で、冷凍庫で凍らせた「アードベッグ」を出してきたんです。私は絶対に好きになれないと思ったのですが、飲んでみたら風味も残っていたし、冷たさが激辛料理とマッチしてすごくおいしかったんです。そういう新しい発見もあるのでいろいろと試してほしいと思います。
また、愛好家ならすでに自分のお気に入りの飲み方があるでしょうから、1つだけアドバイスすると、年代物のウイスキーに氷は入れない方がいいですね。そしてレアなウイスキーならニートで飲んだ後に、加水して楽しんでほしい。
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