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第3期帝香戦最終節振り返り

お疲れ様です。
スコア係です。

前節から少しだけ時が経ち、最終節の日が来ました。
やっぱり最終節の緊張感は凄いですね。
今季は幸いにも帝四戦ファイナル圏内だったのでより大変ですね。
ただ、こういうのを経験できるのも競技麻雀としては素晴らしい事だと思います。
ではスコア係は無事に帝四戦ファイナルへ進出出来たのか!?
帝香戦優勝は!?
では本文をどうぞ。

振り返りの前に前節と今節の明らかに違う点

勿体ぶりました。
今節は日本プロ麻雀連盟の関西本部の方が数多くゲスト&スポット参戦+お宿の鉄強のお客さんがスポット参戦しています。

もうどんな卓だろうがもうボスラッシュです。

ボス名だけでどのシリーズか分かる方は握手。

1回戦

同卓者:MIXだんご号、大西一彦、くるまるく

いきなりボスしか居ない状態です。
前期優勝の大西さん、某店で平順2.1だったらしいMIXだんご号さん、今やボスラッシュどころかシグマレベルのくるまるくさん。
もうお腹いっぱいです。
くるまるくさんがラッシュ。
親番で5巡目リーチの12000をMIXだんご号さんからくるまるくさんに横移動。
その後にあんな事になろうとはの次局。
僕の手牌が索子だらけ。
134456788s267m東からツモ6s。
そこから自風の南が暗刻になったり、色々と索子が入って258sのメンホン聴牌。
両面落としは見せましたが索子を余らせていないしまだ目立ってなかったのでヤミテン。
その後にMIXだんご号さんからリーチ。そして2sが現物。
ちょっと回して出なかったらツモ切り追っかけかな、と思ったんですがくるまるくさんから2s。
何とか満貫をあがれてトップ争いに。
この後、かわし手が多く出たり大西さんが親番で粘り、オーラス時にはトップ目の大西さんから3着目の僕まで2400点差と大接戦(2着目のくるまるくさんとは800点差)になりました。
迎えたオーラス。
ラス目の親番MIXだんご号さんが自風の東をポン、その後に大西さんが中をポンし、ドラの2m切り。
その時の手牌がドラ受けもあるタンヤオ系でした。
この時の立場は2000点のツモ直条件も厳しそうだし2着でも良いやで発進し、1000点の間3p聴牌。
5mをもう1回引いたので通過儀礼の如く空切りしていたら本当にドラの2mが来ました。嘘から出た誠とはまさにこの事です。
この後36p聴牌になり、大西さんから出た6pを出あがりし逆転トップになりました。

この時は100pt超えたし、まだ1ラスしても余裕あるし大丈夫かな?と思っていました。
ところがどっこい、最終戦であんなに追い詰められた状態になるとは…

2回戦

同卓者:川上直也(連盟)、あすのよ、筒井

よく負けている思い出がある筒井さん、WRCルールでプロアマ3連覇した実績がある川上プロ、初対戦のあすのよさんです。
2回の親番で大きな失点をしたのが苦しかったです。
1回目は配牌から中暗刻、ドラターツありで3巡目には両面両面以上の一向聴。
そこから10巡目まで全く進まずにツモ切った5pがあすのよさんにチートイドラドラの6400放銃(聞いたら今テンだったらしいです。なんなん?)、2回目は平和ドラ1の両面3面張の一向聴から全く進まず、あすのよさんから先制リーチを受けてから追っかけリーチ(薄い方の47sを引いたのでかなり感触があった)を打ったらツモらせて貰えずに満貫親被り。
最後は素点を減らさないようにリーチ(ツモ裏条件)して流局しラス。
内容が駄目とかそういう感じではなかったんですが、厳しいラスでした。

3回戦

同卓者:原田保正(連盟)、佰神、ナガーニョ

連盟関西本部の原田プロ、上位直接対決の佰神さん、スポット参戦のナガーニョさんの対戦。

南3局までは42000持ちのトップ争いだったんですけどねえ。
何があったのか全く記憶にございませんねえ。

私用で政治資金使った時でしたっけ?

まあそんな事はなくて反省点なので書きます。
手牌は2345678m55666p45sでタンヤオ聴牌中。
下家の佰神さんが索子模様の中、断トツのラス目だった原田プロからリーチ。
一発目に持って来たのがドラの8s。
最悪打っても良いとは言ってもドラはいくら何でも…という事で唯一現物の8mを打つ。
そして引いて来たリーチには現物かつ2枚切れの3s。
これをふっと打ち佰神さんへ18000放銃となりました。
多分意識が外れていたのだと思いますが下手したらあがり逃しにもなったし、佰神さんには全く通っていない無筋を打って本当に酷い放銃になりました。確か2pが通っていたのでワンチャンスの5pとかありましたやん、とか色々考える事はありましたが切った牌は戻りません。

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この後は素点を削られ、最終的には厳しい3着。本当に悲しい(なお自分が悪い模様)状態から最終戦に挑む事になりました。

最終戦の条件(スクショし忘れました)

21位の方とは2.2pt上の状態で20位でした。
最早帝香戦優勝なんて言っていられる状態ではなくなったので、全力で帝四戦ファイナル行きを決める状況でした。恐らく原点以上の2着以内なら通過確率が高いだろうと思っていました。

最終戦

同卓者:岩田、FD、森下

岩田さんとは3回目?4回目の対戦。FDさんと森下さんはスポット参戦です。
FDさんはボディ麻雀(力強い)、森下さんも鉄強のイメージです。
東発にFDさんの親リーチに2000点の放銃、次局、FDさんの4巡目親リーチに下家の岩田さんが役牌をポン。粘ってるなあと思いながら自身の手牌には全く現物がなくツモ切りした北に岩田さんからロンの声。
役牌ホンイツドラ2が出て来ました。。
これは終わった…
この後の親番もあっさりと終わり、南入時には16000点台のラス目。

ゲームの内容は全く知りません。笑


…いやいや、流石にまだ諦められない。
という事でリーチ攻撃を仕掛けます。

自身の親番を含めてその中で打ったリーチは3回。親番でも仕掛けがいくら入ろうがどんな待ちだろうがリーチ。
全部あがりには結びつきませんでしたが、ラス目からのリーチという事で降りて貰えました。
聴牌料だけひたすら稼いでのオーラス。
跳満ツモで2着、3900以上で3着ですがファイナル進出はほぼ目なしです。
そして祈りながら開いた配牌。
22356m356s56p(残り不要牌)
メンタンピン三色が見える配牌、2巡目にツモ4sで更に跳満ツモが現実で見える。
何とか…何とか…と思った所に親番の森下さん(3着目)から5巡目リーチ。
一発目に両無筋の6pを持って来て少考(残り15分強あったので少考させて貰いました)。
言っても三向聴、ここから放銃はいくら何でも完全に終わる。だからとは言えこのまま失点もほぼ目無しになる。しかも条件を満たせる可能性がある。
行くしかないか、と覚悟を決める時間を使いました。
その後は奇跡的に有効牌が入り、以下の形に。
22567m234567s56p
もうやるしかない。という事でリーチ。
7pツモは無条件、2着目の岩田さんからは満貫以上直撃で2着浮上です。
あがりが出ないまま数順後、岩田さんが少考。
危険牌を切ろうとしている感じでした。
この時の思考としては7pは無条件で倒しますが、4pは裏条件だけどやりたくないしどうしようかと思っていました。
そしてリーチ宣言と共に押し出される4p。
からの僕の少考(岩田さんは上家でした)。僕が考えたのは僕にとっての最善になる可能性でした。
勿論自分が7pツモが最高ですが、現状だと裏1条件。仮に見逃した場合は森下さんがツモって次局も跳満ツモ条件続行になる可能性も考えて見逃しました。(岩田さんから森下さんに横移動して条件緩和するパターンもありますね。)
本来ならば基本的には裏期待をする場面なんですけど、ここは野生のカンなのか、見逃していました。
そして手が震えながら持って来た牌が7p!
瀬戸熊さんばりのトルネードツモをしたかったのですが力が入りすぎて堀さんみたいになってました。
理想

現実(全然いいと思ってますw)

仮に日吉さんが実況していたら大体絶叫しているくらい、いくら何でもドラマチック過ぎる跳満ツモで2着に浮上でファイナル行きの条件を満たして終了しました。
ちなみに裏は乗りませんでした。
ふざけんじゃないよ。

という事で最後は別卓の結果待ちになりました。

帝香戦結果

最終結果は+84.5ptで7位でした。
何だか凄く生き延びた気分でした。
優勝したのはあかせさん。
※香川で4節、徳島で1節消化(この場合、香川代表扱いになるみたいです)して+158.2pt。
おめでとうございます。

帝四戦結果(最終結果は3/4)

現在17位。

3/4に行われる別卓次第ですが、ほぼファイナル行きになったと思います。
おめでとう僕、ありがとう僕。
ファイナルは下位スタートですしほぼ失うものはないのでしっかりと腕振ってきます。

全体的な総括や裏話はファイナルの振り返りの後に別で書こうと思います。
ここまで見て頂き、ありがとうございました。

スコア係

(最終戦の南入後は大体脳内BGMがこれでした)

編集後記
お気づきだとは思いますがタイトルの画像はオーラスの跳満ツモ時の写真です。
と言うか跳満ツモって今期初めてなんですよね。(出あがりなら1回だけある、えっ少なすぎ…?)
満貫ツモならそこそこやってるのに何ででしょうね。

【2023.02.28追記】
若干だけ内容を変更しました。
①オーラスの思考を追記
②帝香戦優勝者は佰神さんではなく、あかせさんだったので修正。お二人とも申し訳ありませんでした。
③若干文法などがおかしかった部分を微修正

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