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【座談会】テレビリサーチャーって仕事について話してみた

#スコープ株式会社 参加者
志田 :担当分野 情報バラエティ
 :担当分野 海外・ドキュメンタリー
佐久間 :担当分野 バラエティ・恋愛ドキュメンタリー
本名NG(アイドル追っかけオタク):担当分野 人物ドキュメンタリー

はじめに・・・


:お疲れ様です。今日はリサーチャーという仕事について座談会ができればと思い集まっていただきました。
今まで何本かnoteで記事を出していますが、個人で考えなどを発信したことはありませんでした。
なので、身近に感じてもらいたいという意味も込めて少しお話ができればと思っています。

ちょうどこれから求人情報をアップし直すというタイミングもあるので、
リサーチャーという仕事に関してどんな人が向いているか、そんな話から始めてみたいと思います。

天気がよかったので、一部のスタッフで求人用の写真を撮影してました

リサーチャーの適正について


:リサーチャーという職業に関してですが、まず、主婦リサーチャーの佐久間さん、どんな人が向いてると思いますか?

佐久間:新しいことが好きな人は向いていると思います。
好奇心旺盛な人。
新しい情報がガンガン入ってくるじゃないですか。私はそこが楽しくて続けてるってとこありますね。
飽きっぽいですから。同じ仕事をするのが退屈になっちゃうから、仕事に刺激があるんじゃないですか。

:確かに。僕もそうです。新しい情報とか、誰も知らない情報にアクセスできるじゃないですか。それはすごい楽しいですよね。
一番ベテランの志田さんはどうですか?

志田:向いているのは「変な人」じゃない?
変わっている人。
めっちゃ真面目というよりは、変わっているって言われる人の方がどっちかというと残っている印象。
あまりにも四角四面というか、真面目過ぎる人は向いてないのかな。
真面目過ぎるとストレスになる仕事かも。

:ネタ出しとかになると、答えがないですからね。
作家さんと同じことをやるパターンもありますし、真面目過ぎるとアイディアが出てこないかもしれませんね。
探し方にもアイディアが必要ですし。
本名NGさんは?この中だったら一番若い感性もってると思うけど。

本名NG:私は、ふざけているけど完璧主義というか、とにかく突き詰めて良いもの探したいと思う人が向いていると思います。

佐久間:本名NGさんは負けず嫌いですよね。でも負けず嫌いな人はいいんじゃないですか。この人より面白いネタあげたろみたいなところがないと。

志田:さすが、ラーメン屋で副店長やってたことはあるよね。
それとは別に、サイクルの速さにプレッシャーを感じちゃう人だと、ちょっと向いてないかもね。
調べるってことは一貫しているけど、テーマは毎回違うし、毎週やったことがない仕事してる感じだからね。

佐久間:あと私は主婦やりながら働いているからわかるんですけど、生活環境が変わっても活躍できるというのがこの仕事の特徴だなって思います。
独身は独身、主婦は主婦なりのネタが探せるし、子供ができれば子供がいるなりのアイディアが生まれて活躍できるってのがいいですね。
この仕事する前にやってた事務の仕事も活きてるし、社会人サークル入ってた人脈も活きてますし。
ぶっちゃけ、どんな経歴でも適正はあるんじゃないですか。
あとは、何かを知ることに喜びを感じるかどうかじゃないですか。

:年齢が若いってだけでもめちゃくちゃ強みですよね。
若い感覚掴むためにニコラとか見たりしますが、感覚が全然違うから流行とか若い感覚を理解するのがすごい大変です。
人生の様々なライフステージなりの活躍ができるというのは確かにそうですね。

本名NG:人それぞれ得意なことと不得意なことがあるじゃないですか。
絶対どこかにハマるんで、誰でも活きると思いますよ。

リサーチの面白味について


:仕事の適正は様々な話が出ましたが、皆さん、仕事でどんなことが面白いですか。

佐久間:普段話せない人と話せるのは楽しいですよね。

志田:意図せず有名人と話すこともあるよね。タレントとしてではなく、人づての紹介とかでたまたま。
変わった特技持ってるペットを飼っているおばあちゃんが、実は超有名漫画家のお母さんだったってこともあって。コミック本の帯見て気づいて。まじで、あの人じゃんって。

:僕も政治家の闇を暴くみたいな社会派のネタ探しているとき、ある開発事業とお金の流れに怪しい動きがあることを教えてもらったんですよ。そして紹介してもらったおじいさんと1時間ぐらい話したんですけど、最後に超有名企業の会長だったことがわかって。
なぜか誰も教えてくれなくて。一般人だと思って話してたので、本当にびっくりしましたよ。僕も好きな会社だったので。

志田さんは、ネタが書籍化したり、自分がテレビに出たりもしていますし、他の人とは違う経験話せるんじゃないですか?

佐久間:そうなんですか?

志田:テレビは出たいわけじゃないけど、仕事として。坂上忍さんが司会の番組に専門家として出演したよ。

佐久間:書籍化したってのはどんな話なんですか。

志田:番組の企画で、珍しいもの探していて。青森のお年寄りの集まりにインタビューしてたら「○○さん、何十年も絵日記つけてるよ」って教えてもらって。それがすさまじい量だったんよ。
そこから番組に提案したらOAが決まって、放送見た出版社から書籍化が決まって。50年以上毎日絵日記書いてたから、歴史的な価値が高かったみたいで。

:僕も「くまのプーさんっぽい神社の御神木」ってネタ出して、それが今パワースポットになってたりするんですよ。最初に問い合わせた時は「そんなもんないよ。私毎日そこ通ってるから」と言われたんですけど、そのあと電話かかってきて「すごいわ。めちゃくちゃプーさんに見える」って。
そのあと話題になって、人も増えてるようで。

あと、今の映えグルメって、僕が10年ぐらい前にかなり考案してたんですよ。

志田:あー、やってたね。

:番組の企画で、500円の販売価格で1万円とかに見えるものを考案しないといけなくて、全国の料理人に電話してレシピを考えてもらったんですけど、なかなかうまくいかなくて。
料理人の方は味にいろんな仕掛けを施してくれるんですけど、見た目の部分はこちらからも提案してました。

普通に考えて、販売価格500円だと1万円には見えないので、見たことのない形をシェフと相談してましたね。判断の仕様がない料理だと値段もわからないだろうと。

志田:すごい打ち合わせしてたよね。

:僕は料理できなかったので、見た目の相談だけさせてもらってました。
当時、スペインのエル・ブジって三ツ星料理店の分子調理法というのが圧倒的に映えてて、これだって。

例えばチャーハンって、卵とハムとネギとご飯があって、調味料があるけど、混ざってる必要はなくて一緒に食べればチャーハンの味になるみたいな。だから、フレンチの皿に別々に調理した卵とハムとネギを乗せてご飯と一緒に食べさせればチャーハンの味になるみたいな ”分解して再構築する”という考え方でレシピの相談してました。

「混ぜないでフレンチっぽく並べてみたらどうですか?」「糖分は綿あめにして溶かす演出とかどうですかね?」とか相談していくと、当時としたら高級っぽくなったんですよ。

全国のレストランから、居酒屋みたいな個人でやってるところまで相談してたんで。エスプーマは相当広めたんじゃないかと思ってます。

業界の今後について


:コロナがあって業界もいろいろ変わってきたじゃないですか。ここ数年はNetflixとかYouTubeとか別のルートの仕事が増えてきてると思いますが、今後はどうなっていくと思いますか?

志田:やること自体は変わらないと思うけど、媒体はどんどん変わっていきそうだね。まずはいろんな人に、こんな会社があるんだってことを知ってもらうことが重要だね。

佐久間:いろんなメディアがあるので、調べてほしいと思う人はたくさんいると思いますよ。

本名NG:YouTubeで個人事業主なっている人もたくさんいるんで、個人に向けた事業はいろいろありそうですね。うちは交渉力あるし、信頼してもらいやすい立場ですし。企業との交渉は是非依頼してもらいたいですね。

佐久間:いろんな可能性があるし、挑戦していきたいですね。

求人用の写真を撮影中

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