【アニメ感想】意志の感じられるプロット【無職転生19, 20話】
初めてのアニメの感想記事です。
折角なのでマンガとの比較をしていきながら記事にしたいと思います。
両方のネタバレになるのでお気を付けください。
アニメではまだやっていない部分のネタバレも含みます。
ストーリーの本質にかかわる部分ではないですけど一応。
===どうでも良い前書き==============
記事にアニメのスクショを載せるか一瞬迷いましたが、prime videoが防止機能を付けている以上普通に著作権的にアウトだと判断しました。
また、この記事では違う点のみを記述して流れに沿ってストーリーを書き出すこともしません。作品に対するリスペクトとして受け取っていただければと思います。
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prime videoでは最新話は見れません。最新話を見たいならdアニメストアfor Prime Videoかdアニメストアで課金しましょう。
本家のサイトで登録した方が見れる作品が多いです。
どちらも本当に面白いです。
この記事は優劣をつけるものではありません。
さて、本題に入ります。
いきなりマンガ・アニメでそれぞれ表したかった事から入ります。
マンガで表したかったモノ
それはアイシャとの出会いと掘り下げです。
アイシャがカイヌシさんがルディだと気づくところやルディに対してどう感じたかを丁寧に描写しています。
アイシャは、誰かも分からないルーデウスに仕えるように教育されていました。
そのルーデウスは助けに来てもくれません。
その不満を会ったばかりの人間に話したらそれがたまたま本人だったわけです。
それに気づいたアイシャの心情描写が丁寧で素晴らしいです。
エピソード自体もルディが普段通りの行動で、結果的に信頼を取り戻すものになっていて、読後感も気持ち良いものになっています。
アニメで表したかったモノ
マンガのような感動はありませんでした。
アイシャには軽く触れる程度で、気づいていた事が明かされるのも別れの瞬間です。
なので、この後の展開を重要視したと感じました。
コミカライズされている範囲しか知らないのですが、このエピソードの後に第三王子のザノバが再登場するので(ネタバレ)、そのためのエピソードとして使ったようです。
ザノバとルディが二人で会話できるプロットにするために、他の細かな展開を変更したのかなと思いました。
ルディが一人で城に居て、二人で会話をするために捕まったことにする。
一人で城に来て違和感が無いようにロキシーからの返答で招かれたことにする。
そういう風に変わったのかなと。
つまり、アニメではプロットから考え直せるという事でしょう。
アニメは良い出来になりますが、コストがかかります。
他のアニメでは良いものを作る事よりも製作費を低く抑える事を重要視しているような作品もあるだけに素晴らしいですね。
本当に頭が上がりません。
アイシャの(少なくとも)しばらく無関係になってしまうエピソードよりも直後にすぐ使うザノバにコストをかけるのは実利を取ったという感じがして悪い気はしません。
むしろ意思を感じられて面白いです。
そのほか
【フィギュアについて】
今回ザノバとの掘り下げをするにあたってめちゃくちゃ力の入っていた部分がありますね。
ロキシー人形です。
マンガであればフィギュアも人物とそう変わらない作画コストで描けますが、アニメではそうはいきません。
凄かったですよね。実はフィギュアのシーンを担当された方がnoteにされています。
こちらもぜひ。(誠に勝手ながら引用させていただきました。)
【メロメロキュン♡】
リーリャのエピソードはカットされました。
ザノバの掘り下げの弊害です。
これはちょっと見たかったですねw。
OVAとかでやってもらえませんか?やらないですかね。
【シルフィエットのプレゼント】
マンガではプレゼントの由来が分からないまま別れてしまいます。
アニメではしっかりとシルフィエットのプレゼントだと知りましたね。
これも今回と同じ理由でしょう。
プロットを変更する事を考えて「明かしておいた方が良い」という判断だと思います。
だとしたら相当先までプロットを練っているはず…。
期待できますね。
【第七王子パックス】
マンガではルディに懲らしめられますが、アニメではザノバに懲らしめられる展開になりました。
これも細かいですが、自然になったと思います。
腐っても王族ですから、殴るのはちょっと引っかかる展開ではあります。
今後に禍根は残らないんだろうなと勝手に補完していましたが、ザノバならそういう方向の心配は無くなりますね。
さいごに
今回初めてマンガと比べてみて気が付きましたが、アニメの完成度もヤバいですね。
1話から比べてみたら面白そうです。
時間があったらやってみたいと思います。
他のアニメも気になってきますね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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マンガもおすすめです!(今回の話は9巻でした。)