【はたらけ!福田典子広報OL奮闘記 #10】~CAD/CAM学会 司会~
こんにちは、福田典子です。
先日、日本臨床歯科CAD/CAM学会関東甲信越支部歯科衛生士部会の発足パーティーで司会を務めさせていただきました。
そもそもCAD/CAMって何?
CADは「Computer-Aided Design」の略で、コンピューターによる設計支援のことです。CAMは「Computer-Aided Manufacturing」の略。コンピューターによる製造支援を意味します。
この二つの技術を組み合わせることで、計測装置、設計装置、加工装置という三つの要素からなる効率的な生産システムが構築されるというわけです。
歯科におけるCAD/CAMの役割
歯科技術においてCAD/CAMは、クラウンやインレーなど、口腔内に装着する補綴物(ほてつぶつ)を設計・製作するための比較的新しい手法です。
従来、これらの作業はほとんどすべて手作業で行われていましたが、CAD/CAM技術を導入することで、作業効率や精度が上がり、保険の適応範囲が年を追うごとに広がってきたことから我々患者にとっても選択肢が増える形となりました!
一般社団法人 日本臨床歯科CADCAM学会とは?
CAD/CAMと聞いてぱっとイメージがつかない方も、「最近、歯の被せもので白い冠が使えるようになったよね」と言われるとイメージがつきやすいかなと思います。
司会の話題に戻りましょう
さて、以前は”学会”と聞くと堅苦しいイメージをしていたのですが、今回は会場もブライダルにも使われる会場でとっても華やか。打ち合わせの際に「今回はパーティーだからぜひ盛り上げてください!」と事務局のみなさんからも言っていただけていて、どんな雰囲気になるのだろうと楽しみにしていました。
ご登壇いただくみなさんにご挨拶させていただくと、歯科医師の方も、歯科衛生士の方も、みなさんセミナーなどでの登壇のプロフェッショナルでいらっしゃって、とても明るくパワフルな方ばかり!
実際に講演が始まってからも驚きの連続。
歯科技工士と歯科衛生士の”二刀流”で働かれている永田さん。口の中を触れる歯科技工士であることで、診ることから作ることまでできるようになり、患者さまとのコミュニケーションを大切に制作にあたれることをとても喜びに感じていらっしゃっているのが伝わってきました。
歯科衛生士がCADCAMに関する正しい知識を持ち、専門的なサポートを行うことが、医院の運営をスムーズにし、治療やメンテナンスの質を向上させる鍵であるとお話しくださった森江さん。チームビルディングの重要性はどんなビジネスにも通じる話ですね。
座談会は、支部会の部長である北条さん、24歳のときに起業され30周年を迎えられる濵田さん、MBAを取得された穴沢さん、ブライダル業界を経験して歯科衛生士になった菅原さんの4名。
みなさんのご講演の強いメッセージとして感じたのは、歯科衛生士が医師に養ったもらう時代ではなく、ひとりひとりがチームの一員としてできることを増やしていくことで医師と対等なパートナーとして働いていこうという思いです。
「CAD/CAMは歯科医師と歯科技工士のものだよね」と考えるのではなく、歯科衛生士としてどう携わっていくことができるか、知識を深めることでチームとしてどう動いていけるのか、予防管理型の歯科医院が目指すべき未来のビジョンや自分たちがチーム医療の一員としてどのように貢献できるかについて深く考える機会を得ることができたのではないかと思います。
講演の後には懇親会が行われました。立食形式でフードやドリンクが用意され、参加されたみなさん交流を楽しまれている様子でした。
私にも「テレビ東京時代を見ていました」とか「口腔マッサージ、ぜひ受けに来てください」とか色々と声をかけていただき、多くの方とSCOの提供するサービスをはじめ歯科業界の変わっていくべき姿などもお話しできたので大変貴重な時間となりました。
今回は、関東甲信越支部歯科衛生士部会の発足パーティーでしたので、これから歯科衛生士部会がより盛り上がっていくことを楽しみに期待したいと思います。
12月7日、8日には第10回 ⽇本臨床⻭科CADCAM学会学術⼤会が行われます。
また司会でお邪魔いたしますので、会場にいらっしゃる方はぜひお話しできれば嬉しく思います!