Small Circle of Friends presents 『detective TAKEI FUMIRA / music & his story』 ここではない何処か。
日々を過ごしているといろんな事件や出来事は起こるけれど、タイムスリップだけは体験できません。と言ってもアインシュタイン的お話でいうと、宇宙のどこか?に存在する「タイムスリップ」時間、時空のずれは存在するかも(相対性理論について全くもって理解していないので、ざっくりすぎるお話ですみません)そんなちょっとした白昼夢のような様子って面白いよね。怖いことがなければ....。
タケイフミラ.のお話にはそれが需要なファクターになっています。
(*表現があまりにもわかりづらいと思ったのでココまでを、加筆修正し書き直しました。)
TAKEI FUMIRA.の物語は文字通り「フィクション」。だけど物語を作る上で、どこかの街、どこかで出会った人、モノ。ちょっとしたイマジネーションの産物、フラッシュバックや、前回話した既視感なんかも一糸乱れず総出でタケイくんの周りに出現しては去り、起こっては静寂が訪れるの繰り返し。
案外、予定調和な物語構成だけど、ことわけ音楽それをBeatに乗せHIPHOPとして成立させるストーリーテラーに徹する(あーもうなんかタケイくんじゃ無いよ、と言ってるよなコレ。まあいいか)作業をするのは、面白くもあり悩みどころ。
だから「ここではない何処か」を真ん中にお話を進めていくと、とりあえずは辿々しくもするする(いやそうするするじゃなかったけど)と進んでいくのです。簡単なようで「普通」って難しくて、変なこと考えた方が突飛なこと思いつく。どこか?と言って、実際にある街では無い場所。知らない街の地図書くよにね。
だから『希求』するという行為を、タケイくんにも前回、今回と同様一つのお題目にお話を進めました。
ファンタジーって昔苦手で、「ファンタジーってなんなのさ」とさえ思っていた(映画は大のファンなのに)。だけどある日トム・ハンクス主演の「ビッグ」を見た時『いいファンタジーだったね』と言われ、「えっ!これがファンタジーってことか」と鱗がポロリ。
そういえば、先日久々にライブした『P.O.P』のアニから「スモサってファンタジーっすよねー」と言われ「えっ?そう?!」とも驚いた。(祝!新譜リリース「いつもストリート」)
案外知らぬ間に、タケイフミラ.はスモサの中に私たちの中に潜んでいたんだね。
実は「ここではない何処か。」という言葉は、昨年読んだ『ハンセン病療養所を生きる 隔離壁を砦に』の著者「有薗真代」さんの「NEVER NEVER LAND」に対する感想が、思っていたことをズバリ表現されていたので、引用しようにもあまりにストレートな言葉にもうそのまま丸っといただきました。
「NEVER NEVER LAND」にこそ、そんなファンタジーを詰め込んでいたから余計にハッとした。
『「ここではない何処か」を希求しつつ同時に、「いま-ここ」にある生を全肯定する光に満ちた音楽。』via 有薗真代さん
まさに、今作タケイフミラ.の2枚目を象徴するような美しい文字です。タケイくんも「NEVER NEVER LAND」目指しているのか?
まだまだ、お話は続きます。もう少し付き合ってください。
ではお約束のように、今日は「NEVER NEVER LAND」巡る『93 BEST 97』を.....。
こちらは、YouTubeさんよりちっこくされてしまったオフィシャル動画の方...。
付かず離れず、タケイフミラ.の周囲をくるくると周りつつ、中心に迫る物語。
(おおおおおおおおおおおおおいぃ。どうなってんだ。おれ、俺だよ。タケイフミラ.だよ!どうなってんだ。おいイセイ、どうにかしろよー。)
それではまた。
detective TAKEI FUMIRA