麻生海督のキーワード
皆様、初めまして。東京音楽大学作曲科3年の麻生海督です。
さて、3つのキーワードという事で挙げるとすれば
感覚
人間
興味
です。
なんとなく全て当たり前の様な気もしますが、しかし僕はこれらを忘れたくない、という気持ちを常に持ち創作をしています。
曲を書く際に自分が何を書きたいのか、或いはどう書きたいのか。常に自分の感覚を頼りに曲を書き進めます。大学受験、大学での講義。これらでどことなく理論で固められた頭の中にもう一度純粋な(?)感覚を研ぎ澄まして理論の上にコーティングする。そんな感覚を大事にしたいと思っています。
そして常に忘れてはならないと思うのが、自分も含めて、人間(聴衆)の存在です。音楽という芸術は、諸芸術の中でも、創作者→演奏者→聴衆、と一度自分が創作したものをカタチにする「第二の創作者」を通してから拡散される形態です。(創作者が演奏者を兼任する事も多々あるでしょうし、音楽以外にも、例えば建築とか、この例はあると思いますが)常に演奏者、そして聴衆が居ることを想像して曲を書くように意識しています。
最後の興味は、感覚に通じるものがあるのですが、自分が書きたいものを書くためにも、或いは書きたいと思うものを見つけるためにも、自分の引き出しを増やすために色々な興味を持つようにしています。(持つようにしている、という日本語はおかしいですね…。元々多趣味なので多くの事に興味を持つ体質(?)なのかもしれません)音楽もクラシックだけではなくポップスやジャズだったりフュージョン…etc. 芸術も音楽だけではなく絵画、建築、文学…etc. 芸術だけでなく他の学問、或いは社会的なこと…etc. とにかく色々な事に興味を持ち自分の引き出しを増やすことで感覚を研ぎ澄ます。それら(各引き出し)の考えを持つことで感情を湧き出させる。それが創作に繋がれば、と思っています。
勿論、音楽のみならず凡ゆる芸術に同じ事が言えると思いますし、詰まる所これは本当に基礎的な事なのかもしれません。だからこそ、これらを忘れずに自らのキーワードにしたいのです。
この場で多くの事を吸収できたらと思います。皆様、宜しくお願いいたします。