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山椒ちりめんのささやき

「山椒は小粒でピリリと辛い」という表現があるが、この山椒、じつは栄養価の高い素材で、サンショオールやシトロネラール、ジテルペン、フェランドレン、ゲラニオールなどの精油成分が含まれている。

サンショオールは内臓器官の働きを活発にし、消化不良を改善する効能があり、新陳代謝を活発にしたり、発汗作用を持つなどの働きもある。

山椒を入浴剤に用いると神経痛、リウマチ、痛風、肩こり、冷え性などの症状を和らげるといわれている。また山椒を煎じただし汁でうがいをすれば、歯痛にも効果があるとされている。

山椒のレシピは多々あるが、なんといっても京都のちりめん山椒は有名だ。
ちりめんじゃこはカルシウムが豊富でリンもたくさん含まれている食材。
ちりめん山椒は買うと結構な値段がするが、自宅で作れは役半分の価格で作れる。以下のレシピはNHKの『きょうの料理』から。

材料

ちりめんじゃこ 100g

実山椒の水煮 大さじ2

酒、みりん、しょうゆ

つくり方

1

鍋に湯を沸かしてちりめんじゃこを30秒間ゆで、ざるに上げる。

2

酒カップ1/2、水カップ1/2、みりん大さじ2、しょうゆ大さじ1を鍋に入れて沸かし、じゃこを入れる。煮汁が1/3ほどになるまで弱火で煮詰める。

ちりめんじゃこは身が小さめのものを選ぶと上品な仕上がりになる。

3

じゃこは身くずれしやすいので強くかき混ぜずに、時々鍋を傾けて煮汁を全体に回す。しょうゆ大さじ1/2と実山椒の水煮を加えて軽く混ぜる。

4

さらに煮詰め、ほぼ煮汁がなくなったら火を止める。バットに広げて冷ます。

保存容器に入れて1週間冷蔵保存可能。


作っておくと便利な醤油漬け

山椒をそのまま、醤油に漬け込むだけの手軽な調味料。保存期間が1年と長いため、作っておくと普段の食事にサッと使えて味のアクセントにもなる。


山椒の醤油漬けで和風パスタ

焼きなす、うなぎ、海苔をトッピングした和風パスタに、ちりめん山椒または醤油山椒をそえるだけ。あっさりとした夏の晩餐に最適。

麦茶とよくあうけれど、個人的にはプロセッコのワインと合わせるのが好き。ぜひお試しあれ。

山椒の和風パスタ乗せ





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