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#読書

明るい諦念 森鷗外「高瀬舟」 【読書感想文】

明るい諦念 森鷗外「高瀬舟」 【読書感想文】

あらすじ

安楽死がテーマと言われるけれど

 「高瀬舟」は、安楽死についての小説として有名です。私自身、こどもの頃に母親にそう教えてもらった記憶があります。京都の繁華街を流れる高瀬川と小説のギャップが大きくて、寂しい気持ちになったものです。

 でも、今回久しぶりにこの小説を読み直してみると、書かれているのは所謂「安楽死」とは違うように感じました。
 文字通りの意味では、書かれているのは「自殺幇

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【企業の「らしさ」を決める3条件】会社のブランドについて考えるワーク③

【企業の「らしさ」を決める3条件】会社のブランドについて考えるワーク③

\会社のブランドについて考えるワーク①②はこちら/

ブランドは「らしさ」と言い換えると分かりやすくなる

これは私自身のブランドコンサルタント時代の経験です。企業を訪問することになり、「御社のブランド戦略について、一緒に考えさせてください」と提案したとき、実にいろいろな反応がありました。

■ ブランドコンサルタントって何をするんですか
■ ブランド戦略はビジネス戦略ではないし、ビジネスはビジネ

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3冊同時に出版することの効用:Amazon ランキング第2位***

3冊同時に出版することの効用:Amazon ランキング第2位***

さてさて、出版業界の鉄則を破って、なぜ3冊同時に出版すると、よいことがあるのか、主観のみの方法をご紹介します。

以下の3冊を今月出版。

読み放題サブスクされてる方は無料。

 

本題。なぜ3冊まとめて出版するといいのか。

1 クリエイティブテンションが上がる

クリエイティブテンションとはMIT(マサチューセッツ工科大学)のセンゲ教授が提唱した概念。ビジョン(自分がありたい姿)と現状とのギ

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企業に大切なのは「思想・価値観」

企業に大切なのは「思想・価値観」

🍜【はじめに】
先日、Netflixの創業者が書いた本、「NO RULES」を読みました。

飛躍的に急成長して世界展開をしている大企業ですが、そこで掲げている方針が「自由と責任」。

一見ルールが全くないようなタイトルと方針ですが、よく読んでみると何よりも「企業文化」を大切にしていることが分かります。

かのピーター・ドラッカーも、「企業文化は戦略に勝る」という有名な言葉を残しています。

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思考も行動も習慣付けが大事。「投資家みたいに生きろ」を読んだ。

思考も行動も習慣付けが大事。「投資家みたいに生きろ」を読んだ。

「投資家みたいに生きろ」を読みました。

「投資家として生きる」ではなく「投資家みたいに生きる」です。

投資家は普段どの様に暮らしているか、どんな思考をしているかというのを教えてくれて、投資家みたいに生きるとこんなに良いことあるよ、と教えてくれる本でした。

読んでいて面白かったところをピックアップします。

「これって投資?それとも浪費?」本では「これって投資?それとも浪費?」という自問自答が

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