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ジェンダーとフェムテックについて考える

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ジェンダー格差、雇用の不均等、フェムテック、LGBTQAなど
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#ジェンダー

みそじにミソジニー & #MeToo     

ミソジニー (misogyny) は、女性に対する軽視、嫌悪を差す言葉で、女性嫌悪、女性蔑視の意味である。 アメリカ合衆国の元大統領、ドナルド・ジョン・トランプをミソジニストとしてさまざまな媒体が取り上げた、あのミソジニスト(女性蔑視者)の関連語だ。 ハリウッドにおけるジェンダー格差 女性軽視の実態は、世界中にある。ハリウッドの映画界では以前から男女格差が問題になっており、給料はもちろんのことを、女性キャストや女性スタッフ、女性監督の数、作品における女性の扱いなど、その

日本で女性するのは、まったく大変だ

写真や動画の顔を入れ替える技術はこれまでにも多々あった。 遊びとしては面白いし、技術革新のすごさには驚く。 ここで紹介するツイートはSberSwapという技術で、おそらく革新的な技術なのだろうけど、アンジェリーナ・ジョリーの顔に替えられた日本人女性の「動き方」に、SNS上での反応が面白い。 炎上したツイッターの主なコメントは以下のとおり。 綺麗に入れ替えても違和感が残る。その違和感とはなんだろう。 このツイート投稿での顔の入れ替えは、とても自然にできていると言える。

女性だけでなく全ての人に伝えたい。         (#国際女性デーによせて)

「フェムテック」という言葉が日本でもよく聞くようになってきた。 フェムテックとはフェミニン(女性)+テクノロジーの造語で、欧米ではもう久しく使われているが日本ではまだ歴史が浅い。 「生理をラクに快適にする」ツール、スクーンカップ の開発には2年をかけた。日本人を含む300人のモニターにお願いし、既存の月経カップの難点を指摘してもらうとともに、スクーンカップ のプロトタイプを実施にテストしてもらって、何度も何度もエンジニアリングを重ねた。 米国でオーガニックコットンのベビー

#国際女性デーによせて

3月8日の国際女性デーによせて、言いたいことがある。 ここで言う「女性」とは広義の女性。エージェンダーの人々も含めてだ。 アメリカに住んでいる私は、日本とアメリカでのジェンダーへの向き合い方について、その格差をさまざまなところで感じることになる。 例えば、ウェブでメルマガや資料請求の申し込みページ。 アメリカだと、案内をもらうためのメールアドレスを記入する。記入項目はそれだけ。 ところが日本の場合だと、性、名、別の欄になっていて、さらにフリガナを書き込まないといけない

ジェンダーギャップ と雇用の不均等 2022

日本はジェンダーギャップ指数 120位/156ヵ国 男女格差を数値化する国際比較データとして有名なのが、世界経済フォーラムが毎年公表する「ジェンダーギャップ指数」ランキングだ。スイスのダボスに位置するシンクタンク、世界経済フォーラムが発表している指数で「ダボス会議」という呼び名を耳にしたことのあるひとも多いと思う。 「ジェンダーギャップ指数」は数字の「1」に近いほど平等で、「0」に近いほど不平等という見方をする。識字率、賃金格差、国会議員の男女格差などさまざまな観点から算