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ジェンダーとフェムテックについて考える

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ジェンダー格差、雇用の不均等、フェムテック、LGBTQAなど
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#女性起業家

吸水ショーツ市場に参入しなかったわけ

by Satoko@スクーンカップ  競合マーケティングに照らし合わせた戦略 現在は世界36カ国で販売を展開する、スクーンカップ を商品開発し、欧米と南米の国々に加えて、「日本で初めての月経カップ」として市場参入を開始し始めた頃の話しだ。 連絡を受けたのは、ニューヨークの女性企業支援団体からの電話で、「オフショアの生理用吸水ショーツの工場が日本市場へ参入したがっているが、協力してもらえないか」とのことだった。 アジアにあるその工場は、5,000人の労働者が働く工場で、

女性だけでなく全ての人に伝えたい。         (#国際女性デーによせて)

「フェムテック」という言葉が日本でもよく聞くようになってきた。 フェムテックとはフェミニン(女性)+テクノロジーの造語で、欧米ではもう久しく使われているが日本ではまだ歴史が浅い。 「生理をラクに快適にする」ツール、スクーンカップ の開発には2年をかけた。日本人を含む300人のモニターにお願いし、既存の月経カップの難点を指摘してもらうとともに、スクーンカップ のプロトタイプを実施にテストしてもらって、何度も何度もエンジニアリングを重ねた。 米国でオーガニックコットンのベビー