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CHINA NEWS 日中文対照学習 #129

中国の喫煙率は世界の先進国中でトップクラスです。なぜ喫煙者が多いのかというのが、今回の記事です。

私自身中国に留学したり、仕事で中国社会と接して、日本と違うなーと思ったことの一つが、酒の飲み方とタバコのすい方でした。

中国の大学でこんなことがありました。当時タバコは大学生にとって高価な嗜好品でした。なのに、誰か一人がタバコを買うと、必ず周りの人たちにすすめていました。人数が多ければ、一度にすべてがなくなります。それでもみんなに配るのです。

宴席で、自分が酒を飲むときは必ず誰かを誘っていっしょに飲みます。日本人のように自分は自分のタバコを吸い、自分の酒を飲むのではありません。

中国社会では、酒とタバコは社交の道具と考えられており、この二つを通して話の端緒にしていました。

中国語で”烟酒不分家”「酒とタバコはみんなのもの」という諺がありますが、皆で分かち合って仲良くなるという考え方なのだと思います。

社交の道具として根付いているタバコが、なかなか手放せない理由のひとつが、こんなところにあるのではないかと思った次第です。

中国語記事はこちらです。

世界の喫煙率ランキングです。


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