髪を傷めている原因はヘアトリートメントかもしれない。
皆さん髪のダメージは気になりますか?
美容室に行くと当たり前のようにされているこのやりとり!
「髪の毛が傷んでいるからトリートメントしましょう!」
「今日はカラー(パーマ)したからヘアダメージの予防のためにも修復のトリートメントは必須ですよ!」
いつも担当の美容師さんこう言います。
そして言われるがままサロントリートメントをされている方が多いのではないでしょうか。
「髪が傷むのも嫌だし、まとまらなくボサボサになるのもで、ホームケアもオススメの商品しか使ってません!」
美容室で販売しているシャンプーとトリートメントや髪にいいと言われる沢山のヘアケア剤を今まで数え切れないほど使ってきた、、、
でもなんで???髪の痛みが全然治っていかない?
いいのは最初のうちだけでそのうちに元に戻ってしまう?
やってもやっても良くならないのは?
そうです、勘の鋭い方は気がついていると思いますが、
髪のダメージは絶対に治らない
サロントリートメントはその時の一時的(2週間程度)なごまかしすぎない。
これが本当の紛れもない真実。世の中のサロントリートメントの98%はほぼ同じ事をしています。
タンパク質やアミノ酸などの栄養を内部補給し、油分で接着して表面をコーティングして蓋をする。ネーミングや工程が違えどやってることは同じです。
しかしパーマ・カラーしている方がコーティングすると薬液の悪い成分を髪の内部に残留させ内部から髪を傷ませる原因となってしまいます。
しかも美容室で行う本格的なトリートメントほどより強力な取れにくいコーティングを施してしまうので、より髪の状態を悪化させていく可能性が高くなります。
1回でサラサラで持ちが良い!やればやるほど良くなる!
そんな謳い文句のトリートメントはほとんどが強力コーティングをしてしまうタイプです。
特に注意が必要なのが、カラーや縮毛矯正などと同時に施術するタイプのサロントリートメントで、髪の内部に薬液を残留させて髪を傷めてしまいます。
トリートメントと言ってもお客さんがわかるのは皮膜のところだけだと思います。
つまりは髪のファンデーションのようなもの。
タンパク質など補給して、ハリをだしてツヤ出して、、、でも 結局手触りだけ。
その時の表面的なごまかしのトリートメントが原因で後々ダメージさせてしまうようであれば、しない方が髪には良いのでは?
”美容室あるある サロンカラー&トリートメント編”
昔働いてたサロンでのある常連さんの話なのですが、その方は月に1度はカラーに来店、いつも全体白髪染めと一番高いトリートメント。
ご自宅ではサロンで進められたシャンプー、トリートメント、洗い流さないトリートメントを毎日欠かさず使っていました。サロンからしてみればとてもいいお客さまです、でも髪は毎回ばさばさしてました。
ある日、その方がデジタルパーマをかけたいと言いました。毛先にカールもつけたいと。担当のスタイリストさんも「ふんわり柔らかい感じで仕上げますね!」と上機嫌で施術してました。
いつも一番いいトリートメントしてるし、サロンのシャントリも使ってくれてるし、スタイリストさんは特に危機感を感じず、「大丈夫だろ」って承諾したと思うんです。
そんなやりとりを見てて、なんとなくやな予感がして。。。
そして仕上げを見ると、、、!
中間から毛先はみごとにジリジリのバサバサ。
スタイリストさんはいっぱい色んなもの付けて誤魔化そうとしてましたけどね(ムース、洗い流さないトリートメント、オイルなどをてんこ盛りです)
そこでお客さんから涙の出る一言。
「元々、私の髪質が悪いんだからしょうがないわよ。」
なんていうか、、もうねー、なんかなぁー、、、って切なくなりました。
いつも来てくれてるお得意さんですよ?
一番サロンにお金使ってくれて、
ホームケアまでフルセット買ってくれて、
んで、仕上がりがこれかよ!!って
しかも、悪いのは自分の髪質が悪いとか、、、思い出しただけて、不甲斐なくて胸が苦しくなります。。。
それが、これで終わりではなくてちゃんとオチがあって、、、
帰りに担当スタイリストが、かなりしっとり仕上がる洗い流さないトリートメントやシャンプートリートメントをオススメして売ってんの!(怒)
えぇぇぇぇぇぇぇぇ???
結局、そのお客さまは3週間後にまたいらして、髪を15センチほど切っていかれました。もちろん一番高いトリートメントもしてね!
残念ながら、これが現実。
これが、実際に、現場の美容室で起きてる美容師あるあるだったりして、、、、
”髪のダメージに気を使う人ほど傷んでいるという現実”
これまたとある美容室の話、月に1回は必ずお越しいただいている常連の奥様白髪染めは3週間、パーマも定期的にしていて、毎度毎度、勧めるヘアトリートメントの最上コースも惜しまない方。
シャンプーもトリートメントも、髪の毛のために良いと言われるものはなんでも購入してくれる・・・。もう長年の付き合い。
なんならオープンからこのサロンを盛り上げてくれた一人。
絶大な信頼も受けてる。。。
そんな大切な方の要望に応えるため、いろいろな情報にアンテナを張り巡らし!最新のトリートメントも常に勉強して、スタップ教育にも抜かりはない!!!
『ついこの前も、ネットやSNSで話題沸騰の「酸熱トリートメント」を、ディーラー主催の勉強会でガッチリ余すところなく学んで来たぜ!』
『最高級、最新!の水素トリートメントなるものも導入してみたぜ〜!ワイルドだろぅ〜!』
『おっと、噂をすれば 常連の〇〇さんのご来店だぜ〜!「いらっしゃいませ〜〜!」あらら〜 また随分と髪の毛がダメージしてらっしゃいますね!』
『今日もヘアカラーの後に最高級の髪質再生トリートメントしておきましょうね♪』
サロンを開業して早10年。。。
オープンからずぅっっっっっと、同じセリフ言ってるような・・・
それも、、、全然良くなってないというか、、、もしかして、うちに来店するたびに髪が傷んでいってるような気がするのは気のせいだよね・・・(冷汗)
まさか、、、
サロントリートメントを頻繁にする人の方が、へアダメージが進行してる??
”ヘアダメージが進行する?トリートメントの真実”
トリートメントが与えてくれるサラサラ・ツヤツヤはシリコン、もしくはなんらかのコーティング成分の効果です。
最近はその延命治療用のホームケアの高いアミノ酸系のシャンプーやツルツルになるアウトバストリートメントを買っていただいてどんどん皮膜を上乗せしていく、、、
本当にお客様の髪を良くしようとしていればそんなオススメはできません。
美容室あるあるですが、トリートメントメニューした後に
さらにひどくなると
って言われてませんか?
美容師さんなら薄々気がついているはず、、、サロントリートメントしてホームケアして頑張ってやっている方、そんな人の髪の毛のほうが ダメージしていませんか???
高価なタンパク質やアミノ酸なんかを髪に入れても、最新のシステムトリートメントをしても、1度痛んでしまった髪は治ることは1ミリもありません。
「今までトリートメントしてダメージが治りましたか?」
「いいのは最初だけでそのうちに元に戻りませんでしたか?」
とお話しすると、かなりの確立で「確かにそうかも!?」 とのお答えが、、、実際にお客様の感覚でいうと、日に日に髪の質感は低下します。
トリートメントしても 毎日シャンプーしたらだんだん傷んでいくように錯覚してしまうんです。
本当は皮膜がとれて、その人の本来の髪の状態になるだけなのですが、お客様は優しいので 「トリートメントの効果が取れてきたんだ!」と考えてしまいがちです。
でも、よく考えれば美容院から帰ってだんだん傷んでいく感じに錯覚してしまう。トリートメントの演出効果でミストを当てたり、アイロンで熱を加えたり、より効いているように見せかけて、かかった時間だけの料金を取られ。
さらに色んなモン売りつけられ、たくさんのヘアケア剤を使っても、、、