開運を呼ぶ、ミラクルハウスの作り方
私たちは普段、睡眠時間や食事時間も含め、
一日の約半分を家で過ごす。
人間にとって家の存在とは、ある程度の型式を保ち、
気をつかう対応を求められる外部との関係の遮断が許される、心のセーフティーネットの役割を担う空間だ。
家では、テーマパークのように、
趣味を壁一面に飾り、目を輝かせるもよし、
対象に何も置かない虚無の美を堪能尽くすもよし、
横向きになりながら、だらしなくスナックを貪る
不健康の贅沢を楽しみ尽くすもよし、
外部の干渉や目線が気にならないため、ついつい動物の本能が丸裸になる、そんな姿も許される空間だ。
束縛がなく、レイアウトも過ごし方も自分本位である事も許される、本当の意味での自由空間だ。
ただせっかくならば、外部のストレスをそのまま持ち込ませない工夫をしたり、
好ましいムードがほんのり充満しそうなレイアウトを考えてはいかがだろう。
帰宅後、外部の多彩な刺激を自然浄化してくれる、無意識的に上機嫌でいられる空間を作っておきたい。
奇跡を呼ぶ、ミラクルハウスの作り方6選を紹介したい。
① 【扉やふたを全開する】
ふたを閉めっぱなしにする行為は、
運気を一端に溜めこんでしまうもったいない行為である。
運気とは空気と同じ心地よい大気であり、
部屋の細部まで運気を行き渡らせるかが重要だ。
部屋は人体の作りに例えやすい。
血液や酸素の巡りが人体を健全に働きかけるのと同様、新鮮な空気や運気を円滑に流動させたい所だ。
習慣として、一日一度は窓を開き換気をする。
特に、深夜帯の重苦しい二酸化炭素が蔓延しがちな朝方ほど、新鮮な空気を取り入れるのは有効的だ。
一方で、トイレのふたやゴミ箱のふたなど、
負のニオイを発する影響が強い場合は、
運気の循環に滞りを起こすので、臭いものには蓋をする習慣は変えない方が良い。
②【太陽の昇る東側に暖色家具を置く】
太陽は東から昇る宇宙の法則に由来し、
東側には赤・黄色・オレンジをはじめとした暖色系の家具や置物を並べる。
中でも太陽色である黄色・オレンジは、
情熱的で力強い生命力の効果が含まれており、
金銭面や活力面など、総合的なパフォーマンスに働きかける。
反対の西側には、観葉植物の緑や落ち着いた青などの家具配置したい。
緑色の代表家具は観葉植物であり、緑色から発するセロトニンにはリラクゼーション効果を神経に訴える。
また、観葉植物には空気洗浄の役割も備わり、
室内の澱んだ空気を吸収するので身体にも優しい。
暖色による陽気質を緩和させ、安らぎと平穏を与えてくれるので、ベッドや寝室も西側に配置すると効果は膨れ上がりそうだ。
③【地べたに小物類を置かない】
床に物を置く行為は、部屋中を駆けめぐる運気のルートを妨げる要因である。
部屋とは体内構造と似た通りに、
血行が悪くなることで、動脈硬化や脳出血などさまざまな病気を引き起こす原理と同様だ。
腸内に不純物がこびりつけば、便通が悪化して二次的な体調不良を引き起こす原理と同じ視点なのだ。
言わずもがな、運気は清潔感のある空間を好みやすい。
床に設置する家具はフロアランプやおき鏡など、
最低限に留めれば室内に開放感が生まれる。
開放感があれば、同時に物質過多によるストレスも緩和される。
ストレスから引き起こされる忌まわしき二次災害、
暴飲暴食の肥満や自己怠慢による時間の浪費を
自然と防げるので、時間も健康もメリットで溢れている。
④【断捨離の勇気でシンプルな美しさを保つ】
先ほどの運気は清潔感ある空間を好みやすい通り、
目に見える物質を家内から極力の限り減らす。
運気上昇のため、先ほどのオレンジや青など特定の色の家具を大量に揃えるではなく、マイナス的な思考でモノを手放す事が最優先だ。
物質が視界に入ることで、気持ちの停滞感や注意散漫など、思考のスイッチが次々と刺激される。
どうしても欲しい物質があるのならば、代償として今部屋にある物質を2個手放すなど意図的にモノを手放してみはいかがだろう。
電子媒体も同様、写真やメッセージを永遠と溜め込むのでなく、クラウド上にまとめて保存するなどシンプルを極めてはいかがだろう。
全身に入る情報量を最小化し、極力は入居当初の状態に近い「着飾らない美しさ」を目指したい。
⑤【戦いや死を連想させるグッズを避ける】
銃や日本刀、鎧兜をそろえ飾るマニアやコレクターも多いが、誰かの命を奪う名目で使用された武器は運気の観点では避けた方が良いとさせる。
同様に、ドクロマークや動物の毛皮を使用したグッズ・頭蓋骨、赤のビビットカラーなど、生命の死に近い飾りも極力控える。
対照的に観葉植物やぬいぐるみといった、
自然的で生命の輝きを感じさせるグッズはポイント高い。
動物が振る舞う愛くるしい姿から、怒りや失望といった感情が和らげられ、生物が持つ守ってあげたい母性本能が刺激される。
ゲームのギルドのような家を作りたい、など個人の趣味嗜好がからむが、命や存在を肯定してくれる空間を運気は好む。
いかがだろうか。
極力物質を減らしたり、新鮮な空気を隅々まで行き渡らせる習慣によって、住み心地快適な気分でいられるのはあたりまえだろうが、
無意識的なら、知らぬ間に床も物質で散漫していたりする。
特に空気循環の習慣は、猛暑日が続くこれからの時期にうってつけだろう。
熱帯夜に耐えきれず、エアコンの温度を24℃に設定して一晩を越す事も多い昨今。
熱帯夜とは室内に日中の空気が立てこもって
異常な暑さだと錯覚する場合ほとんどだ。
そんな時こそ、夜間の涼やかな天然の空気を網戸越しに取り入れる。
人工的な空気を、電力かけなくとも充分に爽快感がある。
この夏の夜風がまた気持ちいい。
ついやってしまいがちな、周囲の環境を優先して変えたがる修正も、
先ずは最も身近な環境を変えることに、手を入れてはいかがだろう。