パパ友を作るのはムズい
この記事でも紹介したように,私は基本的に子どもの保育園や習い事の送り迎えを担当している。
最近では父親が送り迎えを担当しているケースも増えてきているようで,保育園や習い事先で父親を見かけることも多くなった。
仕事柄,ついつい人間観察をしてしまうのだが,そこで気付いたことがある。
保育園や習い事先でお母さん同士が仲良くおしゃべりをしていたり,情報交換をしている姿を見る一方で,父親同士が仲良くおしゃべりをしたりしている姿はあまり見ない。また,夫婦ではなさそうな男女がおしゃべりをしている姿もあまり見ることはない。
自分自身も保育園や習い事先で誰かとお喋りをすることは基本的になく,挨拶程度で終わってしまう。子ども同士で遊んでいたりしても,一言二言話す程度だ。相手が父親であっても母親であってもそれは変わらない。
私自身,元来社交的ではなく人見知りするタイプだからというのも手伝ってはいるだろうが,他の親同士のやりとりを見ても私と似たようなスタンスのように思う。
一方で,妻が参観日や送り迎えを担当した時に,保護者とLINEを交換してきたり,参観日などでお互いの子どもの写真を撮って送ってあげるなどのやりとりをしていたこともある。妻もそれほど社交的な人ではないので,それ以上仲が深まるということもないのだが,やはりママ同士というのは比較的お近づきになりやすいのだろうか。仮に私が妻と同じように他のお子さんの写真をその保護者に渡してあげるために撮影などしていたらかなり微妙なことになりそうだ。
どうやら,母親は子どもを媒介にして他者と仲良くなることが多いようだが,父親はそうでもないようだ。
降園後や休日でも同じ園の子どもと遊べたりできればいいのにな,と思うのだが,年齢的にも子ども同士でそのような約束をするのは難しいし,家も遠方だったりすることもある。そのためには親が間に入る必要がある。
登園降園の際に父親と一緒に来ている子どもを見かける機会が増えたと行っても,半数にも満たない程度だ。そして親同士で関わったり喋る機会もまずない。そのため,パパ友を作ることは難しいし,かといって,ママ友を作るのもなんだか微妙な感じになる。結果的に,保護者同士の関係を築くことはなかなか難しいと感じるわけである。私にとってパパ友を作ることはとても高いハードルなのである。