大学生のTOEIC800点対策④：ﾃｷｽﾄ紹介2[P1&2]
私が大学生のために実施しているTOEIC対策のご紹介（目標およそ800点レベル、対象としては500点から700点くらいの学生）、テキスト編の第２弾（リスニング、パート1･2用）です。500点未満の人は、他にも対策が必要（まずは中高英語の復習から）。
★朝日新聞出版の特急シリーズのご紹介
この特急シリーズに共通するオススメポイントが３つ
① 高品質（公式問題集と同レベルとは言いませんが、問題数が多く質も上々）
② 値段が安い（公式問題集や類書よりも断然コスパが良い）
③ 音声が無料（全ファイルをダウンロード可能、いかに有効利用するかが重要）
◉今回は、パート1･2対策本のご紹介
【中級レベル】（目標800点程度）
❶ TOEIC L＆R TEST パート1･2特急 難化対策ドリル(特急シリーズ)
出版社の公式サイトから無料で音声ファイルのダウンロードが可能
❷ TOEIC L＆R TEST パート1･2特急II 出る問 難問240(特急シリーズ)
出版社の公式サイトから無料で音声ファイルのダウンロードが可能
お試ししてもらうため初心者向けのテキストもご紹介しておきますが、こちらは400点以下の人が主な対象なので、ご注意ください（TOEIC初心者であっても、潜在的に500点以上取れる人には簡単すぎ）。
【初心者レベル】（目標600点程度）
❸ TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1･2(特急シリーズ)
出版社の公式サイトから無料で音声ファイルのダウンロードが可能
★使い方
① まず購入前に無料音声でお試し演習（各自に合った一冊を選ぶため）。特にP2はテキストがなくても音声のみで演習可能なので、お試し演習が実に簡単。P1は写真があるのでテキストが必要ですが、スコアに重要なのはP2のほうなので、そちらをまずお試し。
② お試し演習の実施方法：漫然と聞くのではなく、｢正解選び｣と｢○△✖自己判定｣を実施。A〜Cから答えを選択し、自己判定（○:自信あり､△:不安､✖:お手上げ、を各自でメモ）。
③ 最適なテキストを購入。自己判定で○や✖が多いものではなく、全体のバランスを考えて自分に一番良く合ったものを選びましょう（△が多い等）。メモした結果を答え合わせして、解説もしっかり読んで語彙や対策を頭に入れることで、学習効果も上がります。
★テキストについての補足説明
◉「初心者特急 パート1･2」は本番よりかなり問題が簡単で解説も軽め（文字通り初心者向け）。その分、出題パターンを丁寧に分類して分かりやすく解説していますが、他で習った経験がある人には多くが既知情報かも。パート別のPractice Testは少し難易度が上がりますが、それでも本番の前半で出るくらいのレベル（解きやすい問題）。英語が苦手だという自覚がある人は、まずこの本から始めるのがいいでしょう。
◉サンプル版の目次を読めば分かるように、「パート1･2特急 難化対策ドリル」と「パート1･2特急II 出る問 難問240」は、構成がほぼ共通。解説も初心者版より丁寧で応用力もつくはず。どちらも最初に鉛筆移動法を紹介しており、しっかり練習して本番では当たり前にできるようにしておきましょう。
◎「パート1･2特急 難化対策ドリル」の巻末「Part 1･2パートひっかけ音リスト」はよくまとめられており、受験する前に全員必ず聞いておくべき。各ドリルの後の必勝コラムも非常に有益。P2対策が必要な人はまずこの本から。
◎「パート1･2特急II 出る問 難問240」は、各ドリルのレベルは「難化対策ドリル」とほぼ同じ。そのなかで、演習２（難問集）はかなり難易度が高め。ひっかけ音リストと必勝コラムはこの本にはないので、先に買うなら間違いなく「難化対策ドリル」。それが終わったら「II 出る問 難問240」でさらに問題演習（解説が少ない分、演習問題が多め）。
★質重視か量重視か（前の記事「③：テキスト紹介1」でもご説明済み）
個人的には、ひたすら量をこなす対策（問題演習して答え合わせ&短い解説）はお勧めしません。ほぼ同じ問題が出題されたら解けますが、少しヒネられるとお手上げ状態になりかねないので。応用力がつくような解説が加えられているかどうかがテキスト選びのポイントです。TOEIC対策は不思議と量重視になりがちな人も多いようですが、時間もお金も限られているので、質重視がいいと私は思います。
授業では応用力をつけてもらうためにもっと詳しく解説しますが、今回の記事で公開できるのはここまで。今後も関連記事を随時投稿予定。
以下をクリックして関連記事もご覧ください。
◉TOEIC対策としてご紹介した著作を直接読んでもらえるように、リンクを貼っております。無料で試し読みできるものも多いので、是非ご一読ください。
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◉また、TOEIC特急シリーズは以下の朝日新聞出版の公式サイトから無料の音声ファイルがダウンロード可能ですので、是非ご活用ください。
※登録やログイン等の作業は一切不要、クリックするだけで音声ファイルをダウンロードできます。無料で演習できるのは大変ありがたいことですが、良いと思ったらテキストを購入して解説にしっかり目を通しましょう。
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