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みんな気になる上海のコロナ隔離生活

みんな気にしなくても書きます

わたしが勝手に書きたいので.渡航日は情報量が多すぎて眠れず,眠剤を追加で入れたくらいだった.当日の感想はマジで「情報量の多い1日だった」としか言えない.とにかくこの情報量の多さを誰かになすりつけてわたしが身軽になりたい.

航空券が買いにくい

まず航空券が買いにくいよね.各航空会社が1週間に1便ずつしか飛ばしていない.わたしは15万円くらいで(あまりの高価さに涙を流しながら)片道切符を買った.中国国際航空よりは東方のほうが安かった.JALやANAは高すぎて手が出せなかった.春秋航空は受託手荷物許容量が少ないので却下.昔は往復7万円みたいなことも普通にあったのでいかに高騰しているかがわかる.チェックイン時「本日満席でご予約いただいておりますので〜」と言われ,実際乗ってみたらほんとうに(少なくともわたしの周りは)満席だった.

ダブル陰性証明

出発48時間前までにダブル陰性証明(PCR+抗体検査)を受けて中国大使館の発行するグリーン健康コードを手に入れなければならない(2021年4月現在).紙の陰性証明書はかつてOKだったが,いまはダメ.空港のアナウンスでは「出発前72時間以内にPCR陰性証明を〜」と言っていたが,それは中国以外の条件で,それより遥かに厳しい条件である.わたしが予約したクリニックでは,まずクリニックのHPに記載されている(通常の外来の)電話に電話すると,陰性証明専用の電話を教えられ,そこに電話するといきなり中国語で応対された.その電話ではわたしの携帯番号を聞かれ,予約用のWeChatIDを携帯のSMSに送られるので(中国に行くならWeChatは必須なのでどちらにしろ入れないといけない),友達追加すると向こうが必要とする情報を聞いてくる.わたしの場合,パスポートの顔写真のページ,中国と日本の携帯番号(親族や友人の携帯番号でもOK),フライト日時だった.また,クリニックの住所と,必要な費用が35000円であることを教えてくれる.それで強制的に何日の何時に来院するように言われ(選択の余地はない),2日目に結果を取りにくるよう言われる(3日目にはフライトなのでこれも選択の余地はない).なのでフライト前の2日以内は一切予定を入れないのが望ましいだろう.

実際に行ってみると検査のブースは病院外のテントであり,中国人スタッフが応対しているのでそこでも中国語対応される(日本語で話しても対応してくれるっぽいが).当日持っていくものはパスポートと35000円のみでよい.時間通りに行けばすぐ検査してくれるわけではなく,ひとつの時間枠のなかに10-20人が入れられているようで,外の歩道まで列が伸びていた.名前を名乗るとスピッツ2本を手渡され,順番が来るとまずは咽頭拭い検査から(鼻に突っ込むやつではなく,口を開けるだけのやつ).咽頭の入り口付近を軽くスリっとされただけで,ほんとにそれで採れるのか?となる.続いては採血.これは日本人スタッフによる作業.22Gの翼状針でスピッツ1本なのですぐ終わるし痛くない.採血が終わったらとっとと帰れと言われる(密になってはいけないので).
2日目,午前に結果を取りに行くのをうっかり忘れてしまい,幸いなことに午後もクリニックがやっていたので午後取りに行った.たぶん忘れていたのはわたしだけだったので名乗る前に封筒を持ってこられ,一応のように名前をパスポートで確認された(ので検査結果を取りに行くときもパスポートは持って行ったほうがいいと思う).両方とも無事に陰性だったので15万円はパアにならずに済んだ.

グリーン健康コードの取得

さて,紙の陰性証明をもらったらはやくグリーン健康コードを取得しなければならない.これにもWeChatが必要というかあったほうが格段に便利なので,WeChatはダウンロードしておこう.

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このQRコードをWeChatのコードリーダーで読み込むと(これふつうのQRコードリーダーだと読み込めないけどWeChatだと読み込めるんですよ),防疫健康码国际版小程序(防疫健康コード国際版ミニプログラム)が開き,そこの"核酸检测结果申报“(検査結果申告)から申請できる.パスポート番号などが必要なので,覚えていない場合はパスポートを手元に用意してからやるほうがよい.でも入力途中で閉じてもまた開くと入力途中の状態で開くのであまり気にしなくてもよい.旅行日程表(itinerary)の写真をアップしろと言われるが,紙の日程表など今時あるわけもないしわたしの場合メールでも送られてきていなかったので,航空券の注文画面(日程と便名などがわかるように)をスクショしたものをアップしたが,ちゃんと通った.申請が通ると(わたしの場合数時間で来た),緑色をしたQRコードの周りを4点がぐるぐる回っている健康コードが発行される.これはWeChatの「サービスからのメッセージ」にお知らせが届くので,そこからミニプログラムに飛べて,ミニプログラム内の"查看及出示核酸检测健康码"(健康コードを見る/提示する)から表示可能である.このコードは日本の空港で使用する.(必要に応じて画像を加工しています)

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チェックイン

当日,空港には3時間ほど前に着いたが,チェックインには長蛇の列.最終的に搭乗口に着いたのは搭乗開始時刻3分前だった(なお免税店などはだいたい閉まっていたため店巡りなどは一切していない)ので,コロナ前と同じノリの時間感覚で行くと絶対詰む.成田空港は防護服のスタッフとフェイスシールド+マスクだけのスタッフが混在しており,よくわからない感じだった.防護服のスタッフが検温しながら旅客情報記入表を渡してきて,紙には名前と電話番号を書いて「税関健康コードの申請が必要であることを理解しました」に丸をつけるだけでよい.(今気づいたけど,「体温(スッタフ記入)」なんだね...)

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税関健康コードと掌上海关

税関健康コードは掌上海关というアプリをダウンロードして取得する.ダウンロード先と取得方法はチェックイン後に見られるボードに掲示してあって,こちらの健康コードは赤色で中国の空港で使用する.

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もちろんiOS/Android両対応だし設定地域が日本でもダウンロードは可能である.言語設定も変えられるらしい.これをダウンロードすると,トップ画面に"健康申报"(健康申報/Health Declaration)という緑色のアイコンがあるので,そこから必要事項を記入し,健康コードを取得する.(必要に応じて画像を加工しています)

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飛行機を降りる際にわたしは後ろのほうだったのだが,最初の方の乗客が降りた後アナウンスで「健康コードの申告内容不備がかなり見受けられましたので,今一度ご確認ください」と言っていたため,スムーズな降機(自分のためにも周りのためにも)のためにもきちんと記入するのがよいだろう.また,このコードの下にも書いてあるが,事前にスクショを撮っておくのがおすすめである.(なお,上述のグリーン健康コードは点が動くため,スクショでは通してもらえない.)

成田,その後の出国関連は平常運転

成田での手荷物検査や出国審査はいつも通りで,特になにもコロナで変わったことはない感じだった.というか検温のスタッフ以外で防護服着ていた人いないしな.ただ,店がほとんど閉まっている.開いている免税店もセールをやっていたりして,コロナ禍〜という感じだった.

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↑中国語と英語だが,成田空港の免税店である↑

搭乗とフライト

搭乗口でまた検温.飛行機に乗り込むとわたしの周りはたしかに満員.キャビンアテンダントは全員防護服.幼児もそれなりにいて(マスクをつけられないので)大丈夫か?と思ったりする.航空券を買った時には「食事なし」と書いてあったが,一応水とパンとバナナくらいの飲食物がもらえる.でも怖いのでホテルに着くまで食べなかった.

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↑飛行機内でもらえる食料.水以外が紙袋に入っていた↑

いつもは成田上空・浦東上空で謎の遠回りをするのに今回はほぼまっすぐ飛び,3時間で到着.中国人はせっかちさんが多いのでいつもシートベルトサインが消えるや否や席を立ち荷物棚を漁り始めるが,今回はキャビンアテンダントが「そんな早くないから!そんな早くないから!座って!座って!」と牽制し,たしかに降りられるまで1時間45分かかった(わたしは60列目台).飛行機を出る時に税関健康コード(赤い方)を確認させられるので,すぐ提示できるよう準備してから降りる準備をするのがよい.

浦東空港に到着

わたしは空港に着いてまずマスクとゴム手袋を捨てて取り替えた.そこらへんで防護服を脱いでいる人もいた.
ちなみに浦東空港のスタッフは全員防護服である.
最初に“采样同意书”(検体採取同意書)にサインさせられる.名前をサインするだけなのでパスポート番号などは必要ない.
次に先ほどの同意書,パスポート,税関健康コードを確認され,スピッツが渡される.その後問診があり,税関健康コードを提示ののち,便名や体調などを聞かれる.その次がいよいよ検査である.

検査のブース,めっちゃ写真撮りたかったけどさすがに雰囲気的に撮れなかった(残念).ものすごく本格的で,ちょっと簡便な病院の検査室みたいになっていた.ブースがずらっと並んでいて,ひとつひとつ仕切られている.
まずは鼻腔拭い.インフルエンザの検査なんかで何回もやっているはずなのに,比較にならないくらいしつこくゴリゴリされるのでめちゃくちゃ痛い.血の味がするが鼻血は出ない.ゴリゴリしたあと綿棒突っ込まれたまま5秒くらいじっと待たれるので,え〜〜早くして〜〜となるが,ウイルスがもしあったら確実に採れるだろうなという安心感はある.咽頭拭いも,スリっとしただけの日本での検査と全然違って喉の中をガジガジほじくられた.まあ検査前に「痛いですよ」と予告されたので向こうに罪はない(でも痛い).
検査が終わると紙にサインされ,またスピッツを渡されたところの近くに戻ってきたあと紙が回収される.それを過ぎると入国審査となる.入国審査では携帯番号を聞かれるので,中国の携帯番号がない場合は友人などの番号をあらかじめ聞いておく.

そのあとは受託手荷物を普通に受け取る.出口で「上海行き?それ以外の地域行き?」と聞かれるのでどちらかを答える.わたしは上海行きだったので右のエレベーターで2階へ.
2階につくと行列の横に大きなQRコードを掲げたのぼりがたくさん立っているので,それを読み込んで上海での住所などを登録しないといけない.だが,これにはインターネット接続が必要で,中国のSIMがない場合は,浦東空港のWi-Fiに繋ぐ.電話番号によるSMS認証が必要だが,日本の携帯でも届くので(受信ならおそらく無料),国番号を81にして日本の携帯番号を入力してSMSコードで認証してWi-Fiに繋ぎ,QRコードを読み込む.
そこでも中国の携帯番号を登録させられるのだが,「中国の番号がないので友人の番号でいいですか」と聞いたら「大丈夫です」と言われたので友人の番号を登録したところ,友人に連絡が行って「健康コードが赤になったため今からホテルで2週間隔離しろ」と言われてしまったらしく,その誤解(?)を解くのにわざわざ説明しにいかなくてはならなかった.でも説明すれば友人の携帯でも登録できるので,問題はない.それの記入が終わるとまた新たなQRコードが発行される(下の画像は必要に応じて加工しています).これは至る所に「スクショ!スクショ!」と書いてあるのでとにかくスクショを撮る.

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スマホの操作がわかっていないオジサンオバサンが大量発生していて,彼ら彼女ら1人にスタッフ1人がついてかわりにスマホを操作してあげている有様だった.「このスマホ,スクショはどう撮るんですか?」と聞いても「わかんない」のレベルである.わたしはそんなオジオバを横目にスムーズに通過したが,すべて電子化するとスマホに慣れているわたしのような人に対してはものごとがかなり円滑化するものの,高齢者などには逆に人手が多くかかってしまうという現実を目の当たりにした感があった.
しかし感心したのはスタッフの態度である.わたしがかつて留学していた10年前だったら,間違いなくスタッフはみなキレていたに違いないが,今回はみな忍耐深く懇切丁寧であった.中国のサービスも変わってきている.

それが過ぎると,目的とする区で待機場所が分かれる.わたしは闵行区(閔行区)だったのでそのあたりで待機していた.特に列などは作っていない感じだった.

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そこで待っていると友人から「当局から連絡が来て今から2週間ホテルで隔離しろって言われたwww」との連絡が来たので,スタッフにかなり時間が経ってからおそるおそる話しかけに行ったら,名乗る前から「あなたcorvusさんでしょ?ご友人の電話番号登録したでしょ?電話に出たのが男性だったからびっくりした,さっきからずっとあなたじゃないかと思ってた」と言われ,いきなりすべて解決してしまった.まあ解決したのでめでたし,めでたし.

突然ざわつき始めたと思ったらみんな立ち上がり始めたので移動が始まったことを知る.また先ほど発行した(「スクショ!スクショ!」の)コードをかざし,パスポートの裏表紙にシールを貼られる.それから長い長い列(下図)に1時間くらい並び(ここはずっと立ったまま),エレベーターで下に降りる.

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バスに乗ってホテルへ

ここまできてやっとバスに乗れた〜!既に着陸から4時間弱が経過.密を避けるためか,隣同士で座ってはならず,3列目までは空席にしなければならない.バスの乗務員も防護服である.

1時間半ほどバスに揺られると,虹橋空港近くのホテルに降ろされる.ホテルが選べるところもあるらしいが,闵行区は全員同じホテルらしい(ただし部屋にあった紙コップに東方航空のロゴが入っていたので中国東方航空専用のホテルなのだろう,他の航空会社はまた別のホテルなのかもしれない).ホテルスタッフも全員防護服で,ホテルに入る前に荷物(肩掛け鞄に至るまで全て)を消毒された.

宿泊費用・食費はなんと先払い制.前に並んでいた人が「そんなお金持ってるわけないわよ」「聞いてないんだから知らないわよ」と喚いていたが,そのあと知人にAlipayで送金してもらっていたっぽい.Wi-Fiのパスワードはすぐに教えてくれるので,AlipayやWeChat Payにお金が入っていれば,あるいは誰かに送金してもらえれば払えるだろう.わたしも急いで送金してもらった.
部屋は標準320元/日,高いのが400元/日.食事は標準80元/日,高いのが120元/日で,途中で変更もできる(部屋はたぶん変更できない).これはこのホテルでの価格で,他のホテルは200元と400元だったりという話を聞いた.わたしは食費を抑えて部屋を課金することにした.

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そんな400元/日のお部屋がこちら.ひとりでこのクソデカベッド(クイーンサイズとか何サイズとかわからん...)に寝るの最高すぎる.320元だとどうなるのかはわからない.他の部屋との行き来は厳禁なので.というか廊下に出るのすら厳禁なので.
ホテル代を払った後,またオンラインフォームへの記入と書類への記入があり(「2週間以内に武漢を経由しましたか?」など,明らかに古い質問があったりする),それが済むと消毒タブレットの瓶と規則の説明書きを渡されて部屋に案内される.この消毒タブレットは便器を消毒するためのものである.

部屋にあるもの・ないもの,規則など

部屋にあるもの
・湯沸かし器
・ティッシュ(2箱+替え2袋)
・電話(外線へのかけ方の説明がない)
・シャワーキャップ(1つ)
・シャンプー,コンディショナー,ボディソープ
・綿棒(1袋)
・500mLペットボトルのミネラルウォーター(24本)
・クローゼットとハンガー
・紙コップ(少ない,15個ないくらい)
・トイレットペーパー(元からついていたのを含めて6個)
・歯ブラシと歯磨き粉(5セット)
・ゴミ袋(30枚入りが2巻)
・洗濯用石鹸(1個)
・ドライヤー
・USB充電口(1口)
・バスタオル(2枚),フェイスタオル(2枚)
・使い捨てスリッパ(2足)
・えんぴつ(1本)

意外となかったもの
・櫛
・カミソリ(刃物類は差し入れ禁止だが,荷物に入れて持ち込んでおけばバレない)
・冷蔵庫
・バスタブ(中国はだいたいどこもシャワールーム)
・メモ帳的なもの
・コーヒーやお茶などのパック
・使い捨てでないコップ
・タオル以外の洗濯サービス
・ハンドソープ,除菌液

規則
・部屋間の行き来,廊下に出るのは厳禁(出たらそこから14日間隔離しなおし)
・部屋の外に置いてあるテーブルに食事や物品を置く.ゴミは床に置く.物品でも床に置いていたらゴミとして扱う.たとえば洗濯に出すバスタオルを床に置いてゴミ処理されたら損害賠償を請求する.
・トイレが詰まっても部屋に入って処置はしないので,残飯やトイレットペーパーは便器に流さないこと.
・トイレをする前に消毒タブレットを6個便器に投入し,完全に溶けてから用を足すこと.用を足し終わったら1時間ほど蓋をして放置し,消毒液が便を消毒するまで待ち,それから流すこと.
・ゴミ袋は袋の口をしっかり結ばないと処理しない.ゴミ収集時間は毎日13:30-14:30.
・宅配便や出前は禁止.
・親族による規則に沿った差し入れのみ受け付ける.一般梱包で賞味期間が30日以上の食品,日用品,皮を剥いておらず切っていないフルーツのみOK(においの強いフルーツ,液体,惣菜類,貴重品,楽器,刃物類,酒・タバコ,火元になるものは禁止).名前・部屋番号・携帯番号をはっきり書く.間違って書いて配送ミスがあっても責任は負わない.また,配送時間は1日のうちで決まっており,フロアにより統一して配送する.
・薬品類は医療チームが診察を行ってから配送する.
・宅配便を送るなど,外へ向けてものを送り出す行為は禁止.
トイレットペーパー,歯ブラシ,紙コップ,ゴミ袋などの使い捨て用品は配給量よりも必要な場合,自費で購入が必要.

最後のやつがわたし的には結構大変で,コーヒーやお茶を自分で持っていっているので毎日飲むのだが,そうするとコップがかなり汚れるので捨てざるを得ず,新しいのを購入してでもよいのでほしいのだけれど,担当の生活サービスチームが永遠に電話に出ない.消毒タブレットも底を尽きてきたので欲しいのだが,とにかく電話に出ない.音声案内が流れて繋がらないのではなく,電話が鳴りっぱなしなのでそこに人がいないのであろう.
メモに書いて外のテーブルに置いておこうか考えたが,メモ帳がないので詰んでいる.トイレットペーパーに書くか??

親族による差し入れのみ許可と書いてあるが,わたしの場合友人の差し入れでも大丈夫だった.友人が親族ですと嘘をついたのか,友人でも問題なかったのかは知らないが...

あとは朝だいたい9時頃と13時頃に検温が来る.これがおもしろくて,日本だとたぶんスタッフひとりで「ドアを叩く→出てくるのを待つ→検温→次のドアを叩く→...」とやるのだと思うのだけど,中国は二人組で行動していて,片方がドア叩き係,片方が検温係なのだ.ドア叩き係がフロア全体のドアを立て続けに叩いていって,どうせみんな出てくるのが遅いので(特に朝は),顔を出してきたところから検温係が検温していく,といった塩梅である.これには舌を巻いた.

食事は朝6:30-7:30,昼11:00-12:00,晩17:30-18:30の間に外のテーブルに置かれる.ごはんについては隔離が終わったらまとめてアップしようと思っている(毎食アップしているので気になる人はTwitterのモーメント「上海隔離メシ」を見てね).

あと1週間〜〜!!ネットが速くて宅配便と出前さえ取れればずっと隔離されていてもいい〜〜!!!(世捨て人並感想)

4/21追記:退院予定日(笑)2日前にPCR検査がある.わたしの場合9:20に来た.今回も咽頭拭いと鼻腔拭いの両方だった.抗体検査はなし.ホテルからは自力で帰っていいらしい(要するに居住場所までの送迎?はなし).噂によると帰ってから家でまた自主的に1週間隔離しなければならず(公共交通機関に乗ってはならず,遠いところに行ってはいけないが,近場なら出てもいいっぽい),しかし特に監視とか罰則はないと聞くが,ホテルから自力で帰っていいのにそれはどうなの?と思うので噂の真偽は不明というか個人的にはフェイクっぽい気がする.

4/22追記:PCR陰性だったので無事帰れることになった.23日の19:50に出てよいと言われたのだが,なぜ19:50なのか完全に謎.(チェックインは21時以降だったし,入国審査は19時より前だったから.普通のホテルのチェックアウトは午前中なので勝手に午前だと思い込んでいて,時間を告げられた時はびっくりした.)


corvusのいろいろ
lit.link/scientia

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