【超英文法術】itの5つの用法
itには全部で5つの使い方があります。
5つの使い方を体系的にまとめて教えてくれないのが、
日本の英語教育の残念なところです。
この記事では、itの5つの用法を超明快に解説します!
itの5つの使い方
現時点で、itの使い方をいくつあげられますか?
少し時間を取って考えてみてください。
(目次に書いてありましたが...)
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正解は次の5つです。
・仮主語(形式主語)
・仮目的語(形式目的語)
・特別用法
・代名詞
・強調構文
皆さんはいくつ答えられましたか?
itは入試問題でも問われることが多い上に、
英語を読んでいると、頻繁に出現します。
5つの用法をしっかりとマスターできれば、
itは怖くなくなり、英語力も向上します。
それでは1つずつ使い方を学んでいきましょう!
仮主語(形式主語)のit
主語が名詞句あるいは名詞節のときに、
主語が長くなることを避けるために、
itで名詞句や名詞節を置き換えます。
それでは例文を見ていきましょう。
名詞句
・不定詞(名詞的用法)
・動名詞
・疑問不定詞
名詞節
・if/whether節
・that節
・疑問詞節
・先行詞を含む関係代名詞
(全て僕のnoteで解説する予定です。
日本の英語教育は句・節の認識が甘いです。)
それでは例文を見ていきましょう。
It is easy for birds to fly in the sky.
(=To fly in the sky is easy for birds.)
鳥にとって空を飛ぶのは簡単です。(不定詞句)
It is worth visiting Hawai once.
ハワイは一度訪れる価値がある。(動名詞句)
It is not clear what to do next.
(=What to do next is not clear.)
次に何をしたら良いかわからない。(疑問不定詞句)
It is said that elephants have good memories.
象は優れた記憶力を持つと言われています。(that節)
It is not obvious whether(if) he will come or not.
彼が来るかどうかは明らかではない。(if/whether節)
It is obscure when and where she was born.
彼女がいつどこで生まれたかは不明瞭だ。(疑問詞節)
(例文の解説は仮主語を徹底解説した別記事で取り上げています。)
仮目的語(形式目的語)のit
目的語が名詞句あるいは名詞節のときに、
目的語が長くなることを避けるために、
itで名詞句や名詞節を置き換えます。
仮主語のitとほとんど同じです。
早速例文を見ていきます。
I found it hard to keep a diary in English.
私は英語で日記をつけるのは難しいと思った。(不定詞句)
I took it for granted that he would be better soon.
私は彼の体調がすぐに良くなるのは当然だと思っていた。(that節)
(take A for B :AをBだと思いこむ。)
(例文の解説は、仮目的語のみを取り上げた記事で行っています。)
特別用法のit
特別用法のitとは、it自体に意味を持たないときに使われるitのことです。
有名なものとして天候や曜日、季節などがあります。
例文を見ていきます。
It is Monday.
月曜日です。
It was sunny yesterday.
昨日は晴れでした。
It's summer now.
今は夏です。
It is dark in this room.
この部屋は暗いです。
(✗This room is dark.)
代名詞のit
みなさんが"それ"と訳しているときの使われ方が代名詞のitです。
I like it.
私はそれが好きです。
It is a cat.
それは猫です。
強調構文のit
強調したいことがある場合、
It is [ ] that ・・・の[ ]にそれを入れて表す文法があります。
それが強調構文です。
強調構文は[ ]の中に名詞または副詞を取ることができます。
It is [名詞(単語、句、節)] that ・・・
It is [副詞(単語、句、節)] that ・・・
強調しているものが人の場合にはthatの代わりにwhoを使ったり、
ものの場合にはthatの代わりにwhichを使うこともできます。
それでは次の例文を強調構文に書き換えていきましょう。
Jim caught a turtle in this lake yesterday.
ジムは昨日、この湖で亀を捕まえた。
捕まえた人物を強調シたい場合
It was Jim that caught a turtle in this lake yesterday.
It was Jim who caught a turtle in this lake yesterday.
昨日この湖で亀を捕まえたのはジムだった。
捕まえたものを強調したい場合
It was a turtle that Jim caught in this lake yesterday.
It was a turtle which Jim caught in this lake yesterday.
ジムが昨日この湖で捕まえたのは亀だった。
捕まえた時を強調したい時
It was yesterday that Jim caught a turtle in this lake.
ジムがこの湖で亀を捕まえたのは昨日だった。
捕まえた場所を強調したい時
It was in this lake that Jim caught a turtle yesterday.
ジムが昨日亀を捕まえたのはこの湖だった。
itのまとめ
itには、
・仮主語
・仮目的語
・特別用法
・代名詞、
・強調構文
の5つの用法がある。
itの使い方はこれで全てです!
この5つのワードは瞬間的に出てくる状態にしておくことをおすすめします!
最後までお読みいただき、ありがとうございました