カタツムリの驚異！粘液パワーの秘密

2024年6月10日 17:35

皆さん、カタツムリを見たことはありますか？梅雨の時期によく見かける、あののんびりとした生き物です。彼らを語る上で欠かせないのが、そう、あのネバネバした「粘液」ですよね！

実はこの粘液、ただネバネバしているだけじゃないんです。驚くべき能力を秘めた、まさにハイテク素材と言えるものなのです！今回は、そんなカタツムリ粘液の秘密に迫ります！

カタツムリは、垂直な壁はもちろん、ツルツルした窓ガラスにも、さらには天井にも、まるで重力に逆らうかのように張り付くことができますよね。これは、足の裏から分泌される、強力な接着力を持つ粘液のおかげなんです。

この粘液、一体どんな成分でできているのでしょうか？研究の結果、タンパク質や糖鎖、そしてカルシウムイオンなど、様々な成分が複雑に絡み合って、あの驚異の接着力を生み出していることが明らかになってきました。

カタツムリは、ゆっくりと移動することで知られていますが、その動きは驚くほどスムーズですよね。これは、足跡として残る粘液が、まるで潤滑油のように摩擦を減らしているためなんです。

この潤滑粘液、接着粘液とはまた違った成分で構成されています。コラーゲンというタンパク質が豊富に含まれており、これが高い弾性率を生み出すことで、あの滑らかな移動を可能にしているのです。

カタツムリの体は、あの柔らかい体を守るため、常に外敵の脅威にさらされています。そこで活躍するのが、体の表面を覆う保護粘液です。

この保護粘液は、接着粘液と潤滑粘液の両方の特徴を併せ持ち、物理的に外敵の侵入を防ぐと同時に、抗菌作用を持つ成分も含まれているため、細菌などから身を守る役割も果たしているんです。

引用元

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