1. 慣性を感じて…
満員電車に揺られながら会社に向かうしがない会社員の私は毎日タイトルの慣性を感じています。「こんな簡単なこと知ってるよ!」って人の方が多いと思います。ここからは本当に詳細なことは省いて、ざっくりとおおまかに話がわかるなあ、とするための小話をさせていただきます。専門でやられている方からしたら、厳密には違うし…ってことがいっぱい出てくると思います。しかし、身の回りの現象を面白い、楽しい!と感じてもらうために、本当に簡単にイメージできるような言葉だけで書き連ねて参ります。なので、少し間違ってても許してね☆
慣性の法則はイタリアの科学者ガリレオ・ガリレイとフランスの科学者のルネ・デカルトによって同時期に提唱されて、当時の常識を覆したといわれています。当時の常識は「力をずっと加え続けないと、物体を動かし続けることはできない」とされていました(アリストテレス)。
と、ここでまず多くの科学に苦手意識を持っている方が思うのが「”力”って単語がまず意味わからんわ」だと思います。高校で少しでも物理を触ったことある方は”力”がなぜか矢印で書かれて、「これはベクトルだ」とか言われ何言ってのかわかんねえし、もういいわ…ってなったと思います。ちなみに僕も高校の1年生の頃は意味がわからず、授業中にモンスターハンターをやっていました(あとでしっかり怒られました)。
科学の世界での”力”は「物体の状態を変化させる原因となる作用」と言われています(※Wikipedia参照)。例えば、テレビ台の上に置かれているという状態のリモコンから、床に置かれている状態のリモコンへ変化する際には”力”というものが必要ですよ!と言っている。逆にこのとき必要となるのが力ですよ。という意味です。
さて、先の慣性の話に戻りますと、アリストテレスの時代の常識ではどんな物体でも動いている以上力は常に加わっているとされていました。でも「こんなことはあり得ない!」と皆さんはすでに身近な経験からわかっているはずです。たとえば宇宙空間では動いていた物体は周囲に何もなければ永遠に止まることなく、一定の速度を保って進んでいきます(等速直線運動)。これは物体に力が働いていなくとも物体は動いています。これがいわゆる慣性の法則(運動の第一法則)と呼ばれる一番身近な物理法則といわれるものです。物体が状態を変えるには力が必要だということがわかります。物体は外からの力なしに状態を変えることはできないともとれます。
電車が超有名例ですので例に漏れずここでも扱っていきます…。ある一定の速さで走る電車の中に皆さんがいるときには、電車と皆さんは同じ速さで動いています。これは駅を移動しているわけですから、動いているということは納得できると思います。しかし電車が次の駅で止まる際には電車の速さはブレーキをかけなければいけません。ブレーキをかけ始めた一瞬、電車は皆さんより遅くなります。その時皆さんは必ず進んでいる方向に体が引っ張られるはずです。これは”動いている”という状態のままでいようとする慣性の法則が働いていることよるものになります。(※ちなみに空気よりも軽いHeなどは進行方向と逆にいきます。空気が進行方向に進む動くため…)
この慣性の法則は有名ですし、身近に感じる機会が多いので皆さん割とスッと理解できる方が多いと思います。
この慣性の法則を使った遊びは昔ながらのもので「だるま落とし」がありますね。上のだるまを落とさないよう下のパーツを小づちでたたき、だるまが落ちなければ成功。といった遊びですが、これも慣性の法則を使ってだるまが落ちないよう瞬間的にしたのパーツを弾き飛ばす必要があります。ここでいう瞬間的にという意味については後々触れていこうと思います。
めちゃめちゃざっくりと書かせていただきました。こんな説明じゃ理解できない。意味わからん。もっとわかりやすく。などご意見ありましたら遠慮なく言っていただけると幸いです。
もっとエンタメ性を出したいんだけどどうしたらいいものか…。ここで実験してみたとかの動画を見せたらいいのか…。いろいろ模索してみようと思います。
いつかめっちゃおもろい!ってなってもらえるように少しずつ私も勉強していきます。暖かい目で見守っていただけると嬉しいです。
ではまた…