Androidデバイスを完全無料でミラーリングする(scrcpy)
Googleで「ミラーリング」と検索しても出てくるのは有料ソフトの宣伝サイトばかり。試用期間は無料とあるので試してみると低解像度で使い物にならない。辿り着いたのは「scrcpy」でした。
https://github.com/Genymobile/scrcpy
メリット
・低遅延(35~70ms)で操作できる
・Android側に何もソフトを入れなくていい
・WindowsだけでなくLinuxやMacでも使える
・有線だけでなく無線でも使える
・デバイス側のディスプレイをオフにしながらミラーリングできる
・なにより完全無料でクリーン
デメリット
・音が出ない
・少々コマンドプロンプトを使う
使い方(Windows10の場合)
1.AndroidでUSBデバッグ機能をオンにする
2.有線でUSB接続をする
3.scrcpy起動する
4.アンドロイド側に「USBデバッグを許可しますか?」と出るので許可
5.Windows側にアンドロイドの画面が出れば成功
初回は3-4の間でエラーが出ると思うので、何度かUSBを抜き差ししたり、USBデバッグがオンになっているかを再度確認する。
私の場合はタブレットの大きさが特殊だったので、コマンドプロントを開いて、scrcpyのディレクトリまで移動して
scrcpy -m 1024
としたときに成功した。
無線接続の方法
コマンドプロンプトを開いて
adb tcpip 5555
adb connect 192.168.XXX.XXX:5555 # AndroidデバイスのIP
その後、scrcpy.exeを起動する。以下使いそうなコマンド
# 接続を切るとき
adb disconnect
# 停止させるとき
adb kill-server
# 起動させるとき
adb start-server
# 接続されているデバイスを確認
adb devices
便利なコマンド
左Alt+o: ミラーリングを維持しながら画面オフ
左Alt+Shift+o :画面オン
左Alt+p: 電源(↑の画面オンコマンドが使えない場合はこっちで)
左Alt+b: 戻る
左Alt+h: ホーム
左Alt+s: アプリ切り替え
左Alt+f: 全画面
終わりに
「USBデバッグを許可しますか?」と出るまで苦労したが、scrcpyのおかげで動画を見ながらマウス操作でAndroidを操作できるようになった。
こんな有能なソフトが検索で埋もれていてはいけないと思いnoteを書きました。