どうぶつえんではたらくのりもの
ふと動物園で撮影してて見かける軽トラやワゴンなどの「のりもの」。気になったのでまとめてみました(ナンバープレートは塗りつぶしてます)
要約
・ 白い軽トラが圧倒的大多数
・ 車種は多摩が一番多い
・ 岡崎は特装車を入れるなど改造に積極的
・ 多摩・ズーラシア・東山・王子はゼブラ仕様
・ 多摩のキリン仕様・東山のホルスタイン仕様は中々にレア
・ 市原ぞうの国はゾウさんが園内の車道を歩いており軽車両扱い
多摩動物公園@東京
普段飼育員さんたちは原付で現場に向かうことが多いのですが車種は恐らく日本の動物園トップクラスにあるのではという印象です。軽トラはシマウマとキリン仕様。キリン仕様は滅多に無いレアキャラですね。地味に三菱の軽トラを使ってるのも珍しい気がします。
ライオン舎付近にはサファリのように観察するための車が手配されてます。こちらは頑丈な檻がついておりシマウマ仕様です。
さらには送迎バス。今の送迎バスはトップがまさかのタヌキなんです。流石タヌキ山を推す多摩動物園だけのことはある。最期の写真は1世代前の送迎バス。こちらはライオンだったのですが……タヌキ出世したな?
羽村市動物公園@東京
園内に軽トラっぽいものが見当たらなかった代わりにワゴン車はいました。やはり白色であることには変わりないようです。多分探せば軽トラもあるんでしょうが。
なお羽村市動物公園には楽寿園と同様にC58が鎮座しています。
よこはま動物園ズーラシア@神奈川
ズーラシアのサバンナエリアは軽トラが駐車されてることがあります。飼育員さんが中にいるのを知っているのか、軽トラが来るとキリンが寄ってきたりします。なおゼブラ模様。
なおズーラシアは園内を送迎バスが走っています。入り口からリカオン舎付近まで運んでくれるので歩くのに自信のない方はおすすめです。なおオカピ仕様になっています。
金沢動物園@神奈川
こちらはズーラシアとは違いシンプルな軽トラ。送迎バスはガッツリデザインされてました。山頂の動物園からふもとの駐車場まで歩くと時間がかかるので素直にバスに乗った方がいいかと。
夢見ヶ崎動物公園@神奈川
こちらはシンプルな軽自動車。軽トラもあったような気が……
東武動物公園@埼玉
ボス「ウンテンハ マカセテ……」
東武はバスや鉄道が走ってます。園内は長いので急ぎの場合はバスもありかと。しかし運転大丈夫なのですかボス?
埼玉こども動物自然公園@埼玉
珍しく普通車のワゴン車かつ白じゃない車がありました。SCZは結構お金持ってそうだし恵まれてるのかなと思わなくもなかったり。
獣医さん用の軽ワゴンも。実際に動物を載せてるのかはよくわからないですが意外と園内でよく見かけた印象です。
智光山こども動物園@埼玉
いわゆる普通の軽トラなのですが智光山公園のトラックではなくこども動物園専用のトラックのようです。
千葉市動物公園@千葉
珍しく「青い」軽トラがある動物園。特に何かを宣伝しているわけでもないので非常に珍しい。なお白い普通トラックもありましたが全体的にトラックの気配を感じさせない動物園でした。
市川ぞうの国@千葉
市原ぞうの国最大の特徴はゾウが園内を闊歩すること。これは何を意味するかというとゾウが「軽車両」として活躍していることに他ならない。乗馬体験とかラクダガイドのように囲いのなかで人を乗せる園館はあれど、象使いを乗せて園内の車道を歩くこの子たちは立派な「軽車両」とみなして問題ないだろうなと。よもや動物をここで紹介するとは……
なお普通の車はやはり安定の白色4WDの軽トラ。その他ちょっとした重機も。なお市原ぞうの国とサユリワールドはバスが巡回しています。
日本平動物園@静岡
日本平動物園はそれっぽい軽トラはなかったものの広報車が設置されてました。車種は三菱?なお動物園の敷地内にはどうも車はなく、静岡市動物園協会や静岡県そのものの所有物になっている模様。
一方で何と三輪車が実運用されていました。日本平は坂の激しい園なのでなかなかに過酷……と思いきやなんと電動三輪車。
ちなみに日本平動物園とは直接関係ないですが日本に1台だけ日本平のレッサーパンダを布教(?)するためのトラックが走っています。東名・新東名高速を朝夕走っているのだとか。
浜松市動物園@静岡
至って普通な軽トラ。浜松や湖西はスズキのお膝元なので当然の如くスズキ車。目の前のしまじろうはトラ推しなのか運転手の趣味なのか。
なお浜松フラワーパークの乗り物も一部園内に入ってくることがあるようです。恐らく乗り物は共通?なのでしょうか。フラワーパークは園内を列車が走っています。
掛川花鳥園@静岡
屋外エリア用に無造作に止められてました。相当年季が入ってるように見えますが……。なお浜松の近くなのでスズキ車かと思いきやホンダ車でした。
楽寿園@静岡
流石は庭園メインの楽寿園。トラックも軽トラじゃなくて当然の如くガチなトラック。しかも重機まで楽寿園仕様と中々に手厚いです。なお園内にはC58の機関車が設置されてます。のんほいはD51ですが。
東山動植物園@愛知
(21/06/19追記) なんかもっと色々あった。自転車もあった。さすが車の名産地愛知。多摩と同等以上に強い?
(21/04/08追記)意外と東山も乗り物が強かった。ズーボ柄はまず東山しかないでしょうがホルスタイン柄のトラック扱ってる園も珍しいですね(パンダでもシマウマでもないのかと)
園外の事務所には他園と同様に白い軽トラが多数止まっていました。園内が広大なのでバスではなくモノレールが走っています。
なお売店用のトラックは東山動植物園のマスコットキャラであるズーボのほか、シャバーニやレッサーパンダを模したものもあります。
豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)@愛知
軽トラはたまに飼育員さんの移動にも使われていますね。このほか清掃業者が使ってる専用の軽トラも走ってたりします。ただ大抵の飼育員さんは自転車を使われている印象です(どうも地元の高校から寄贈されてる?)
またのんほいトレインという車が園内を走っています。意外と歩くので体力のない方にはおすすめ。それとのんほいは郷土エリアの中にD51も展示されています(郷土?)
そういえば豊橋といえば愛知県の三河地方にあるのですがメーカーはダイハツではなくスズキのようです。のんほいは湖西と隣合わせですし東三河だとトヨタより浜松方面の方が気になるのでしょうか……
岡崎東公園動物園@愛知
園内は狭いですが動物園側のバックヤードに隠れてました。なお「特装車」が配置されてました(立入禁止となっていますが立入禁止区域外から望遠で撮影しています)
「特装車」とは用途別に改造が施された自動車のことを指すのですが、この軽トラは荷台を動かせるように改造されています。どうも動物園専用らしく改造された軽トラを明確に運用してるのは岡崎ぐらいだと思われます。
なおメーカーはダイハツ。岡崎は豊田に近いのでトヨタ系列の車にしているんですかね。
追記:何と岡崎の軽自動車、走るときに音楽が鳴る仕様でした。こちらも他園ではまず見ないですね。小さなお子様が多い園なので事故防止という観点からも追加投資してるのでしょうか……ここまで軽トラを改造してる園も珍しい気が……
鞍ヶ池公園動物園@愛知
地味に軽トラだけでなくワゴンもある模様。牧場や公園が広いので中ではパークトレインが走っています。さらには電車まで?(名鉄800系)
なお流石にトヨタのお膝元なのでメーカーはダイハツ製でした。
名古屋港水族館@愛知
規模が大きい園館なだけあって車の台数も多く営業者っぽい車も。水族館は軽トラより普通車のトラックが鎮座してることが多い印象です。水槽だったり大型の荷物を外から運んでくるから?
竹島水族館@愛知
なんと……軽トラがない。代わりにガチなトラックが鎮座されておりました。意外にも装飾が凝っています。水族館なので園内を走り回ることはないのでしょうが、水族館な分重いものを運搬することが多いのでしょうか。
なおトラックは三菱ふそう。あまりこの辺では拠点がないのですが、ダイムラーの拠点が豊橋にあった影響でしょうか。
碧南海浜水族館@愛知
わりとシンプルなトラック。車種等は不明です。
南知多ビーチランド@愛知
園館のどこを探してもトラックらしきものが見当たらない。どうも従業員専用駐車場にそれらしきものを見かけるも判定不能なのでまさかの撮影できず。
なお南知多おもちゃ王国と併設なのもあって乗り物自体は多数ありました。中でも目を引くのがVOLVOのショベルカー。恐らく外車に乗れる園館は全国でもここだけなんじゃないかなと。
赤塚山ぎょぎょランド@愛知
こちらもシンプルな軽トラが少なくとも2台。
IPCわんわん動物園@愛知
軽トラは見当たらなかったものの乗り物は非常に充実してました。恐らく軽トラよりもワンちゃんがそのまま乗れる車の方が需要があるのだと思います。またビジネスモデルも違うので規模の割に会場まで人を案内するためのバスもそれなりの台数構えてたよなと。
アクア・トト・ぎふ@岐阜
淡水魚に特化した岐阜の大型動物園。水族館というより大きな公園になっておりわりと車の台数も充実してました。竹島と違ってシンプルなものの大型な園館なので軽トラではなく普通車のトラックですね。
飯田市動物園@長野
マツダ製のシンプルな軽トラ。小さな動物園ですが園内は汽車が走ってます。運転手さんの哀愁漂うハーモニカの音楽が印象的です。
天王寺動物園@大阪
まさかの自転車。しかもトラ仕様。流石阪神タイガーズの地大阪。
王子動物園@兵庫
こちらはパンダ仕様……と思いきやゼブラ模様。ズーラシアのゼブラとはまた違った模様をしています。
盛岡市動物公園(ZOOMO)@岩手
軽トラはレアキャラで実際は白い軽ワゴンが行き交ってます。わりとボロボロなので廃車かと思ってたのですが何と現役(?)まさか動くと思ってなくてかなり衝撃的でした。
園内はシャトルバスが高頻度で行き交ってます。他園と違ってデザインが郷土系の動物仕様なのはさすが郷土に熱を入れてる盛岡だなと。
【番外編】浜松市動物園@静岡
年に1度だけ登場する「はまりん号」。作り込まれている上にデザインもかわいい。なおソリとしても使えるようで飼育員さんがサンタコスして乗ってました。
【番外編】東山動植物園@愛知
遊具なのですがたまにカラスが乗ってますね。あまりに広すぎるので園内はモノレールが走ってます。カラスも楽して空を飛びたい?
追伸:なんと撤去されてしまいました。悲しいですがひとつの時代の終わりですね。
追伸2:なんと飯田市動物園に同型の乗り物が設置されてました。アイツ……まだ絶滅してなかったんだな。
【番外編】豊橋総合動植物公園@愛知
乗り物っちゃ乗り物ですが……何とは言わないウサギの乗り物(のんほいはちょくちょく変なオブジェクトが隠されてたりする)
その他
多摩は原付で動いてる飼育員さんをよく見かけますね。都市に近い動物園だと車の乗り入れ自体難しそうな園もチラホラ。恐らく閉園後に活躍してる車も多々あるんだろうなと。天王寺のように平地ならまだいいのですが。
疑問点
やたらと「白い」車が多いのが気になったので調べてみると、ほとんどの軽トラはボディーカラーが白な模様。これには理由があり
・業務用なのでコストダウンのために色を統一
・補修しやすい(白く塗ればいいだけなので)
・園独自のデザインがしやすい(どの車も園名のステッカーが貼られてる)
・虫や動物が寄ってきにくい
などなど業務上の都合により白色が多いのだそうです。なお車種については意外とバラバラなんだなという印象でした。