飯田市動物園はいいぞ
0. 要約
飯田市動物園はいいぞ
1. 概要
常日頃から「飯田はいいぞ」と言い続けてる当アカウントですが、先日気になるツイートをお見かけしましたので勝手に飯田を紹介するnoteを書いてしまいました。確かにタヌキ好きにとって天国である飯田なのですが、そうでなくてもおすすめな動物園なのです。マジで飯田はいいぞ。
長野県飯田市の駅前にある飯田市動物園。その気になれば10分で回れるような小さな地方の動物園なのですが何と入園料が無料なのもあって(振り込めない詐欺)わりと人はいます。
2. 動物~飯田の動物はいいぞ~
飯田市動物園で最も有名であろうタヌキのリュウ(♂)。全国的にも珍しいアルビノ種でありとにかく白い。それとタヌキらしからぬ気の強さと図太さと眼差しからかよく来園者からキツネと間違われる。そして何故か汚れることがなくいつも白い。つくづく不思議な白饅頭である。
こちらは普通のタヌキですがポコとマルポコチャン姉妹。右側の凛々しい顔したほうがポコちゃん。左側の優しそうな顔をしてるのがマルポコチャンちゃん。ポコは勝ち気男勝りなところがありリュウと喧嘩してることも多い。マルポコチャンはお淑やかでいつもポコの後ろに着いてるような子だけど実は怒らせると怖い。
アライグマを崇めよ。正直ここまで開放的で伸び伸びとしたアライグマが見れるのはこの園だけなのでは。他の動物園では日の目を浴びないようなアライグマやハクビシンにも日夜エンリッチメントの工夫がされており、この日は木の上にくくりつけられたごはん目当てに工夫するアライグマが見られた。
中々レアキャラなハクビシン。大抵の動物園ではコンクリ打ちだったり狭い獣舎に押し込められてる印象ですが飯田は自然豊かで広い獣舎にて快適に暮らしているようです。ただあまりにも緑が深くて滅多に見えないのが玉にキズ。
3. 獣舎~飯田の獣舎はいいぞ~
恐らく日本で一番映えるカモシカが撮影できる動物園である飯田市動物園。特にカモシカ舎は天竜川の河岸段丘に形成された獣舎から一望できる山々が如何にも自然なカモシカを捉えてくれる。夏~秋の晴れた日には本当にオススメです。
もちろんタヌキもいいぞ。タヌキ舎は平地にあることが多く開放的な獣舎が少ないため青空が映り込むことすら珍しいですね。ちょうど夕日が当たるとタヌキらしからぬ絵が撮れたりします。
実は獣舎後方は坂になっており動物たちが隠れるバックヤードがあります。あまり人に見られたくないときは後ろに下がっていればいいので動物たちに取っても優しい獣舎だったり。ただ大抵は飼育員さんを出待ちしてて表に出てきている印象です。
4. 研究~飯田の研究はいいぞ~
カモシカのエンリッチメントのためにわざわざ臭い付きの割り箸を設置。金に物を言わせたエンリッチメントも重要ですが低コストでそれを成し遂げる飯田の努力が強い。
なお飯田市動物園ではライチョウの飼育を研究するため近縁種のスバールライチョウを展示しています。
5. アクセス~ここだけはちょっとよくないぞ~
5-1. 車の場合(高速)
いずれも中央道経由。名古屋方面からだと峠を通らなくても済むので多少寒い時期でもアクセスは可能。
5-2. 車の場合(下道)
愛知方面だと国道153号線(名古屋→飯田)か国道151号線(豊橋→飯田)でひたすら山道を走れば着きます。甲府からだと国道20号線
5-3. 車の場合(共通)
駐車場は園の隣にもありますが満車なことが多いです。代わりに飯田駅周辺にも駐車場が多数あるのでそちらを使用することをオススメします。市営の駐車場は入場1時間までは無料でその後は30分100円となってます。個人的には園の近くにあるりんご庁舎の駐車場が屋根付きでオススメですね。
5-4. 公共交通機関の場合
全国的にも有名な秘境駅である「飯田駅」。駅舎はりんごがモチーフ。
東京・名古屋・大阪・京都・山梨・岐阜から高速バスが出ているので強くオススメします。東京から飯田まで3時間、名古屋から飯田まで2時間ほど。
なお動物園目当てなら間違いなく飯田線だけは止めた方がいいです。その筋の人か物好きかドMな方ならいいんじゃないでしょうか。
6. その他情報
タヌキのテリヤキチキンパンが食べれる飯田はいいぞ。土曜日限定?らしいですが割とパンは充実してます。駅前はあまり飲食店がないので休日なら割とアリかも……
実は「元善光寺」があるのも飯田。車だと10分ぐらいで行けるのでついでにお参りすることもできます。お車で来園してて動きが悪くなったら観光もアリですね。