いいなと思った映像 vol.0006 「NOMÁD AFRICA」
Benoit Lalande「NOMÁD AFRICA」
とてもエキゾチックなサーフィンの映像。
こういった映像はどこまで撮影前段階で決め込んでいるのかすごく気になります。
とにかくひたすら数撮ったものを後からいい感じに仕上げているのか、すべて構図も決め込んで映画のように撮影しているのか。現場にお邪魔して覗いてみたいです。
全体的にライトリークやグリッチなどはありますが、エフェクトで無理やり「雰囲気が良い」ものに仕上げていないところが好きです。
彩度はかなりバキバキですが、その分暗い色にしていたりと、あくまで自然の深みを感じられる作品だと思います。
編集が過剰や蛇足ではなく、波と向き合うサーフィンの荒々しさを見事に表現していると言えるのではないでしょうか。
最近CGで背景が作られている映像を見すぎたせいかとは思うのですが、
こういった生命の重みを感じられる映像は、自分が映像を作成するときにも、ひとつアイデアとして持っておかないといけないなと感じています。
ちなみに、この動画のリンクをMicrosoftのCopilotに読ませて、いいところを挙げてもらいました。
ただリンクを送っただけなのにすごいですね。
しかし、AIが毎回この文章を出してくれるのだとすれば、逆に僕が書いた拙い文章のほうがむしろ価値があるんじゃないかと思ったりもします。
一人の人間が、「どうしてこの映像は良いと思えるのだろう」ということをこんこんと考えてできた文章ですので、誰に向けてではありませんが誇っていこうと思います。
私は普段、リファレンス探しの一貫としてVimeoで「スキ」をつけており、現在1000件を突破しています。
この記事はそれら映像のいいなと思った部分を言語化し、備忘録としてつけていくためのものです。