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あれから24年(3/5)
24年前にグランドピアノを買ってもらった時のことを少し詳細に思い出しながら、5回に分けて書いております。
今回はその3回目です。
店舗で試弾
一度目の試弾
一度目に伺った際、C5Lは2台ありました。
うち1台がすごくよく響く楽器で気に入ったのですが、そのときはまだ下見だったため購入には至りませんでした。
お話によると、そのピアノは「少し長めに展示されているピアノで、各部品やここ(店舗のフロア)の環境に十分馴染んできたからよく響いている」とのことで、当時ピアノそのものについても全然知らなかった僕は、そこで初めて「環境がピアノを作っていく」ということを知りました。
それまで家にあったのがクラビノーバと中古のアップライトで、このまま変わらないそういうものと思っておりまして…。
一度帰ってから親と改めて真剣に話して、今度はいよいよ本当に購入するために後日再度銀座店に伺うことになりました。
親に来店予約をしてもらったのですが、残念ながら一度目の試弾の際に気に入ったピアノは売れてしまったとのことで、次にC5Lが3台入荷する日を教えてもらい、その日に合わせて再び3人で訪問。
二度目の試弾及び選定
お店に着くと、3台並べられたC5Lと対面しました。
いよいよかと思うと少し緊張しましたが、1台1台弾き比べてみるとそれぞれの個性の違い顕著でした!
左 → 全体的に少々音が固め
中央 → 全体的に音がまろやか、でも高音のけたたましさが気になる
右 → 中のピアノより多少固めだが、全音域のバランスが良い
自分で弾いてみても、スタッフの方に弾いていただいても同じような印象で、親に意見を求めても似たようなことを言っていました。
中央か右かで悩んだのですが、「高音がキンキンした感じは調律で十分に直せますよ」と言われ、中央のピアノに決めました。
その直後にスタッフの方が「ではこちらはもう他の方には弾かせないようにしますね」とその場で大屋根や鍵盤蓋を閉じてくださいましたね。
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こうして中央に置いてあったC5Lが我が家に来ることになりました。
次回に続きます。
それでは今回はこの辺で、また更新します。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!