マイナス3からのスタート～2023カープまとめVol.1～
今年も球春到来。
プロ野球の季節がやってきた。
私が応援する広島東洋カープは、開幕前から解説者の中では下位予想が多く、あまりいい気持ちではないが、その予想の通り、開幕3連戦は残念ながら3連敗の滑り出しとなった。
昨年の6連勝スタートと比べると、試合の内容を見てもかなり物足りない。
ただ、リーグ２連覇中のヤクルト相手ともあって、厳しい試合になるのは予想していたが、完膚なきまでにやられたという感はない。
むしろ投手陣は、破壊力を持つヤクルト打線を3試合で8点(1試合平均3点以下)に抑えている。
問題は攻撃陣だが、打線は水物という言葉があるように、噛み合わないときは噛み合わないものである。
優勝していた当時は、負け試合なのに何故か逆転している、不思議な勝ちが多かった。2017年の七夕の奇跡がまさにその代名詞。
もちろん不思議な勝ちも実力のうちなのだが、その不思議な勝ちを作り出すのも、チームが再建を掲げる機動力野球の復活が必要だと思う。
この3試合で1盗塁。走塁が空回りする場面が多々見られた。
チームの中に走塁への意識があるのは伝わってきているが、結果として現れないのがなんとも歯がゆい。
機動力野球を先導して欲しい昨年野手キャプテンをつとめた野間選手だが、まだまだ機動力は鳴りを潜めている。
もちろん選手が一番悔しいと思うが、その悔しさを次節以降にぶつけて欲しい。
結果が伴ってくれば、きっと勝ち星にも繋がってくる。
勝ち星が増えれば、ここ数年失いつつある自信が、きっと復活するはず。
新井監督他、首脳陣の手腕に期待したい。
シーズンはまだまだ始まったばかり。
