一週遅れの鯉のGW~2023カープまとめvol.7~
今週から2週間にわたり、広島を離れロードに突入。先週までのビジターでの成績は、勝率.286、カード勝ち越しもない状況。
なんとかこの状況を打破できるか?
5月9日(火) 中日戦 岐阜・長良川球場
今季初の地方球場での試合。
苦手福谷の前に、ランナーは出すもののなかなか点が入らない状況。
7回までに二桁10安打を放つものの無得点。
援護のない中、先発の床田も粘りの投球で7回を無失点。
そんな状況の中、8回、ようやく野間のタイムリーが生まれ1点をリード。
8回9回は、島内、矢崎の新勝ちパターンで万全の継投。
虎の子の1点を守り、見事連敗をストップさせました。
矢崎は、栗林抹消後初のセーブシチュエーションでしたが、見事三者凡退。
栗林不在の中、頼もしい存在です。
5月10日(水) 中日戦 バンテリンドーム
前回対戦で白星を献上した涌井との対戦でしたが、序盤3回にマクブルームのタイムリーなどで3点を先制。試合を優位に進める。
先発九里も危なげない投球で、散発4安打に抑え、今季チーム一番乗りの9回完封勝利!
今年は床田と九里の安定感がすばらしいですね。左右の柱として、これから先もチームを引っ張ってくれることでしょう!
チームはあっという間に借金返済です。
5月11日(木) 中日戦 バンテリンドーム
この日は、序盤からランナーが出るものの、打線がなかなかつながらない。
2回、3回と満塁のチャンスを作るも、無得点。
そうこうしてるうちに、先発コルニエルが2点を与える。
悪い流れの中、5回にようやくマクブルーム、坂倉のタイムリーで同点に。
その後はリリーフ陣の踏ん張りで延長に突入。
そして、11回。
代打の切り札松山が価千金の決勝タイムリーで勝負あり。
今年の松山は春先から好調を持続し頼もしい存在になっています。
チームは流れを止めることなく、貯金1です。
5月12日(金) 巨人戦 東京ドーム
前日の勢いのまま、この日も4回に西川のソロHRで先制。
投げては、復帰登板の大瀬良が粘りの投球で5回まで無失点に抑える。
6回に痛恨の2ランHRを打たれ逆転を許すも、7回2失点と復帰登板でHQSを達成。来週以降も楽しみな投球となった。
その後は一進一退で1点ビハインドのまま9回に。相手守護神の大勢から、まず韮澤がツーベースで出塁。
ここで、再びあの男がやってくれました。
代打松山の同点タイムリー!
試合を振り出しに戻し、2試合連続の延長戦へ。
そして10回、坂倉のタイムリー、矢野の押し出し四球、さらに菊池の満塁ホームランで勝負あり。
見事、ビジターで4連勝となりました。
5月13日(土) 巨人戦 東京ドーム
森下の復帰2戦目となったこの試合。
序盤から不安定な投球が続き、3回までに2点を献上しますが、その後はなんとか6回まで粘り味方の援護を待ちます。
打線は6回に秋山のタイムリーで1点差に迫りそのまま9回。
この日も相手守護神大勢が出てくる展開。
先頭の野間が粘り四球を選ぶと、ここで、野間に代走羽月を起用。
この采配が的中します。
次打者秋山への初球。完璧なスタートを切り盗塁成功!
秋山が送ったあと、これまた4番マクブルームの代打松山の内野ゴロの間にホームイン。
2試合連続で相手守護神のセーブ機会での同点劇となりました。
このあと、12回に一旦は勝ち越すものの、その裏逆転サヨナラ負け。
連日の延長に、投手起用が難しいところがあったかと思います。
しかし、相手守護神に苦手意識をつけられたのは大きな収穫だと思います。
5月14日(日) 巨人戦 東京ドーム
前日の悪い流れから早く抜け出したいところでしたが、初回から相手のミスで1点を先制。
そして、連日の延長戦で投手のやりくりが難しい中、先発アンダーソンが粘りの投球。
7回1安打無失点と最高の結果を見せてくれます。
アンダーソンの力投に応えたいところですが、7回、前日チャンスで代打を送られたマクブルームが価千金の満塁ホームラン!
鯉の4番は俺だと言わんばかりの、最高の結果を見せてくれました。
この日は、デビッドソンも8回にタイムリー二塁打。
ターリーは9回に三者凡退と、まさに助っ人デー。
母の日に彼らのマザーへの素敵なプレゼントとなったことでしょう。
さて、死のロードとも称された、広島サミット影響による12戦連続ビジターでの試合の前半は、5勝1敗と大きく勝ち越し。
貯金も2まで増やし、まさに一週遅れのゴールデンウィークです。
投手陣は栗林離脱の影響を最小限におさえ、野手陣は伝統の機動力復活と、強いカープが戻ってきたように感じます。
来週は、上位を走るDeNA、阪神とのロード後半6連戦。
なんでもないようなことが幸せだったと思える、そんなロードでのカープの熱い戦いが来週も見逃せませんね!