「小学校高学年(4~6年)」①
みなさま、こんにちは。
尼崎で個別指導塾「スクールKG」の塾長をしている駒田です。
”勉強にフォーカスした”子育ての考え方の第五弾です。
今回は「小学校高学年(4~6年生)」編です!
本格的な勉強のスタート
小学校の高学年になると勉強も徐々に本格的になってきます。
今の学習カリキュラムは昔(10年ほど前)とは大きく異なり、昔は6年生で学習していた内容を4年生でやらなければならない場合もあります。
それに伴い必ずしていただきたいのが、親御さんの「頭のアップデート」です。
「頭のアップデート」
「頭のアップデート」とは簡単に言うと、頭の中の当たり前を今の時代に合わせたものに更新するということです。
少々キツい表現になってしまいますが、自分の子ども時代の当たり前は今の時代の当たり前ではないということを強く認識してください。
「私が小学生の時は〜」や「算数はこの様に勉強して〜」といったセリフはNGです。
テストの点数やあゆみ(通知表)の結果だけを見て、「良かったね」「もっと頑張らないとね」ではなく、必ず内容を見て評価をしてあげるようにしてください。
子どもが頑張ったことを正しく評価してあげることが、成績向上のモチベーションに繋がっていきます。
ただ日々の忙しい生活の中でテストの中身まで見て、正しい評価をしてあげるのはなかなか大変だと思います。
そのために塾を上手く利用していただければと思います。
公文や学研は卒業する
小学校低学年(1〜3年生)では公文や学研で頭の”瞬発力”を徹底的に鍛えてください。
そして小学校高学年(4〜6年生)になれば公文や学研を卒業し、塾に入塾するようにして下さい。
ここからは「論理的思考力」を身に付けていく必要があるからです。
論理的思考力とは
論理的思考力とは読んで字の如く、論理的に問題を考える力のことです。
この力が欠けていると”勉強が苦手”になりやすくなります。
例えば算数を例に挙げると、2×3と3×2は答えは同じでも意味が全く異なります。
このことを正しく理解せずに、答えがあっているから理解しているとして勉強を続けていくと、やればやるほど勉強がわからなくなってきます。
算数ではしっかりと式の意味を考えながら問題を解かせて、国語では選択肢の問題より記述式の問題を積極的に解かせることで、考えながら問題を解いていく「論理的思考力」が身に付いていくのです。
ただこの「論理的思考力」を家庭での学習で身に付けることはとても大変です。
宿題の丸付けをするだけではなく、問題の解き方・考え方や理解度を1つずつ確認しなければならないのでかなり時間がかかります。
本来であれば学校でそこまで見てくれればいいのですが、今の教育現場の状況を考えるとほぼ不可能です。
学校がやらなければならないことが多くなり過ぎて、細部まで目を配ることができなくなってしまっているのです。
そこで「餅は餅屋」、進学塾でなくても良いので「勉強は塾」というのが最適解となってきます。
予告
次回も引き続き「小学校低学年(1~3年生)」のポイントをお伝えしていこうと思います!
ではまた次回!