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嫌われずに言い返す技術

schoo講師名:司 拓也

授業名:言われっぱなしを卒業する


上司にキツイ言い方で指導された時の、言い返し方の練習をします。
下を向いていたり、弱弱しい声だったりで、言われっぱなしの人に向けての授業になります。

今までにない授業で驚きました😲
こういう状況はありますが、対策が出来るなんて!
それだけメンタルを病んでいる人が多いということですね。

司先生は、子供の頃、対人恐怖症でビビリの性格だったそうです。
自分に自信をつけるために、いろいろと試した結果、「声の出し方」と「伝え方」にコツがあると分かったそうです。
今は、ボイスメンタルトレーナーとして、活躍されています。

心が強くなる必要はありません。
人はそんなに簡単に変わることが出来ません。
心が弱いことをバレないようにします。

攻撃されやすい人は、
猫背、相手の顔を見ていない、声が小さい、という場合が多いです。

対策を3点、ご紹介します。

対策①
鎖骨の位置を10センチ上げる

そういうイメージで顔を上げます。
体が大きく見えます。

対策②
相手の左の黒目の光を見る

目を見ると緊張しますが、黒目の光だけを注目して見ると、強い気持ちになり、言葉が出やすくなります。

左目は右脳につながっていて、潜在意識に入り込みます。

左の目の光を見ながら「どういう意味ですか?」と言い続けます。
その時の上司の反応で「愛のある指導」なのか、「そうでは無い」のかが分かります。
相手をからかい半分に攻撃してきたときに「意味」を聞かれると、反撃できなくなるそうです。

攻撃してくる人は、言葉のグレーゾーンをついてきます。
言葉が無くなり詰まってしまうまで、
「ちなみに、どういう意味ですか?」と言い続けましょう。

大切なのは、相手を論破することではありません。
しっかりと受け答えすることで
「この人は攻撃しても仕方ない」と思わせることです。

③ポーカーボイス(相手に弱いと悟られない声)を作ります。

人に、声は一つだけあるのでは無く、訓練すれば何通りも出せるそうです。

緊張したり恐怖を感じたりすると、声が出にくくなりますよね。
その時は舌が奥に引っ込んだり、盛り上がったりしています。
それを「喉が閉じた状態」といいます。

あくびをしながら出す声で話します!

あくびをすると舌の根本の部分が下がり、
喉に空間が出来て、声が響きやすくなります。
それは、「喉を開いた状態」です。

わざとあくびしながら、声を出してみてください。
無理なく自然に声が出ます。
通る声になります👍

授業名:心を守る言い返し方・声のつくり方

上司からのキツい言い方で攻撃された時、使ってはいけない言葉は?

しかし
でも
ただ
だって 

使うと効果がある言葉は?

たしかに
そもそも

「たしかに、そもそも」を使ってみましょう☝🏻

【例文】
上司:
新しい技術を学ぶ気は無いのか。
競争に負けてもいいと言うんだな。

部下:
たしかに、技術遅れや、市場競争に負けることは避けねばなりません。
そもそも私がお伝えしたいのは、コストが2倍になり、売り上げが半減する恐れがある点です。
その点について、ご意見をお聞かせください

上司からの内容がいくら理不尽であっても、
それを了承するということでは無く
否定、肯定はひとまず置いといて
笑顔で「たしかに」と言います。

すると、内容をいったん受け止めたことになり、「部下が分かってくれた」と感じるようです。
攻撃の気持ちが萎えます。

最後は質問で締めくくると、効果があります。
相手は言葉を失います。

「のでので攻撃」対策をしましょう👊

上司:
急ぎなのでやって欲しいんだ。
他の人に頼んでも忙しくて断られたので
クライアントにも迷惑をかけるので
やって欲しいんだ。

部下:
(何も言えない。
ほかの業務で立て込んでいて、自分には余裕がないけど
もう、やるしかないな…)

理由がハッキリしなくても「ので」をつけると、やってもらえる確率が上がります。
それを分かっていて、無理に頼んでくることがあります。

そういう時は、言いなりにならないこと!
相手の理由にこだわらない!

「時間的に余裕が無いので
体力的に無理なので、
できません。」

のでには、のでで返すと断りやすいです。
自分の理由にこだわらない!

まとめ

これらの方法は、会社だけでなく、いろんな場面で使えます👍

人の話をよく聞く人は、相手に理解してもらえない時に、自分のせいだと思ってしまいます。
自分の話し方、説明が不十分だったと反省します。
でも、実際は、誰も話を聞いていません。
自分のせいでは無いんです。

攻撃されて、我慢することも一つの方法です。
でも、それが続くと、心が壊れてしまいます。
言い返すのが苦手な人は、もともと心がとても優しい人です。

「ちょっとだけ言い返せるようになる」を目指しましょう!
「ちょっとだけ」というのが、ちょうど良いですね。

実践がなかなか出来なくても、これらの方法を知っているということが心の強さになります✨

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