あなたらしい弱さとは何ですか?弱さを伸びしろに⭐️
schoo講師名:澤田智洋
澤田先生のお子さんは、全盲、自閉症、知的障害というマイノリティ(社会的少数)を持って生まれてきました。
障害のある人、障害のある人が家族にいる人、障害のある人を雇用している会社などに、自分の子供の「育てかたを教えてください」と聞きに行ったそうです。
障害のある人とその家族にいろんなことを教わるうちに、澤田先生には友達がたくさん出来ました。
その障害を持った友達のために、いろんな発明をしていきます。
この発明品が、素敵すぎて素敵すぎて💗💗💗
医学モデルと社会モデル
医学モデル
脳性麻痺のために、段差がある場所を通れない人がいます。
皮膚の内側に問題があると考えます。
「段差を通れないなら、リハビリをして下さい」
と指導されます。
社会モデル
皮膚の外側に問題があると考えます。
段差を無くして、通れるように整備します。
本人が悪いわけではないので、
社会が障害のある人に合わせ、寄り添います。
澤田先生は、社会モデルに賛同されています。
弱さは克服するものではない。
弱さとは、伸びしろなんだ!
目の見えない恋人に気持ちを伝えたくて、
タイプライターが発明されました。
それが今、私たちが使っているパソコンの元となっています。
マイノリティをかかえている人のエピソードがキッカケとなって、世界が変わっていきます。
澤田先生は、「NIN_NIN(ニンニン)」という小型の人間型ロボットを発明されました!
NIN_NINを肩に乗せて、散歩をします。
散歩をするのは「目は見えないが、歩ける人」です。
NIN_NINの目は「足が悪いが、目が見える人」です。寝たきりの人の視覚が遠隔で搭載されています。
目が見えない人は、夜に信号を渡ることがとても怖いです。
信号が青になると、鳥の声や音楽が鳴る信号機もありますが、夜も9時を過ぎると近隣の迷惑を考えて、音が消えるそうです。
そんな時は1人では渡れません。
ヘルパーさんから介助を受けることもできますが、顔色を伺ったりして、ヘルパーさんが立場的に優位になってしまうことが多いようです。
寝たきりの人は、様々な外の景色を見てみたいと思っています。
NIN_NINの利点は、あくまで2人とも主役、立場の上下がない、お互い様の助け合いができるというところです☝🏻
世界ゆるスポーツ協会のお話
澤田先生の考え方には、驚かされました‼️
澤田先生は「自分は障害のある人たちにいろんな発明をしているのに、自分には何もしてくれない。
ずるい!」と言われます。
澤田先生は、子供のころから運動が苦手で、体育や運動会が大嫌いでした。運動音痴は目に見えない、内側のマイノリティだと考えています。
体育の時間の苦痛は、なかなかのものだ。
「人には人の地獄がある」と。
生まれ変わったら、世界からスポーツが無くなっていて欲しい。
僕が悪いんではない、
スポーツが悪いんだ!
大人の2人に1人が、運動が苦手、運動をしないそうです。
スポーツマイノリティの数はかなり多いのに、
なぜ運動が出来ないことを対策してくれないのか💢
だったら自分も楽しめるスポーツを作ろうと思い、そこからたくさんの新しいスポーツを発明していきます。
面白いスポーツのオンパレード、次から次へ、驚きの連続です!
500歩サッカー
心疾患のある友達をモデルに作りました。
一般のスポーツはこまめに休めないので、友達は体育をずっと休んでいました。
500歩サッカーは、500歩になると退場となります。休むと数字が回復します。
こまめに休むことが大事なので、休むことで
「ナイス回復👍」と褒められます。
イモムシラグビー
車椅子の友達をモデルに作りました。
家では毎日、床を這って生活しているので、
這うことがめちゃくちゃ速いそうです。
体に布をグルグル巻きにして、這うことだけで戦うラグビーです。
澤田先生は、2015年に「世界ゆるスポーツ協会」を設立されました。今ではスポーツの種類が100以上となっているようです。
誰でも出来る、楽しいスポーツばかりです😁
私もマイノリティなところ、あります
地図が読めない
すぐに迷子になる
これを澤田先生がマイノリティデザインすると、
誰もが迷子にならないような環境、社会を作ることになります。
すると迷子になることが珍しくなり、迷子不足になります。
迷子になると
迷子ラッキーとなるわけです✌️
澤田先生は、もう明るい明るい!
勇気と希望がもらえる授業でした✨