
アメリカ留学生活でお金を賢くやりくりするには?(地方編)
海外留学に特化した奨学金プラットフォーム「スカラシップパートナーズ」に登録している現役留学生ライターによる「世界の留学体験レポート」。
2022年9月よりアメリカ・メイン州の私立大学「カレッジ・オブ・ジ・アトランティック」に留学中している藤原瑞貴さんによる、留学生活でのお金のやりくりに関する記事をお届けします。
物価の高いアメリカでどうやって生活すればいいの?
みなさんこんにちは!
アメリカのメイン州に留学しているみずきです。
私はアメリカ自体は3年目で、国内・国外出身に関わらずお金の面で苦労している学生をたくさん見てきました。それに加えて最近は円安の影響もあり、日本人で大変な思いをしている方やこれから留学に行きたいと考えていたが踏みとどまってしまっている方もいらっしゃると思います。
こちらの記事では、私の地域でお金のやりくりを助けてくれるような制度やサービスを紹介します。
地域差はあるとは思いますが、これからの留学先や今ご自身がいらっしゃる地域に同じようなものがないか探してみてはいかがでしょうか?海外で勉学などを励むみなさんにとって、金銭的負担を減らすお手伝いができたら光栄です。
*下の写真は私の大学の学生と大学付近に住む日本人で食材を持ち寄って開いたご飯会です!そうやってそれぞれが食材をもってきて一緒に料理をするのも節約&楽しい交流の場になると強く感じた回でした。

キャンパス内ではアルバイトができる大学も
アメリカ外部から来た生徒は基本的には働くことはできませんが、私の大学ではキャンパス内でのアルバイトと自分の専攻に関連した職務(2年目以降)は許可されています。
仕事の選択肢としては食堂での調理、大学所有の農場での作業、大学の景観管理、図書館での業務、RAなど多岐にわたります。
私自身は、大学のSNS(Instagram、Facebook、Linkedin)の管理・運営をやっています!
具体的には、投稿内容の案出しとそれをカメラマンなどへの割り振り、大学が掲載されたニュース記事の共有、大学内でのイベントの宣伝があります。
それに加えて長期休み中には、景観管理の部署で働きます。冬には雪や落ち葉の整理に始まり、建物の軽い欠陥の修復など様々な経験を積ませてもらっていてとても楽しいです。
基本的には入学時と年度のはじめに希望の仕事を選ぶことができ、多くの生徒が楽しんでお金を稼いでいます。

このように部署内の関係が深いところも仕事の楽しいところです。
日々の食事を支えてくれるNGOも活用できます

私もここでこのメンバーとボランティアをしています!
私の町には、住民の食を支えるNGOが2つあります。
1つ目は「フード・パントリー」です。
アメリカでは比較的有名なシステムで、食材を無料でもらうことができます。都心のパントリーはより規制が厳しかったりするようですが、私の地域のものでは野菜・乳製品・主食系・肉魚など様々な品揃えがありますし欲しいものを欲しい分だけもらうことができます(もちろん他者への配慮は必要ですが)!学生は特にお世話になっている印象です。そしてときどき大学内のとあるスペースに一部の食材を持ってきてくれることもあります。
2つ目は「オープン・テーブル」です。
こちらはカナダなどで特に主流になっている、週に1度無料で食事を提供してくれる場のことをさします。提携先のスーパーや農家から食材を仕入れてボランティアが調理をしてくれた食事を、誰もが食べに行くことができます!人気のメニューはタコスです。そこでは地域住民同士の交流も盛んで、素敵なコミュニティの場になっていると強く感じます!
インターンを通じて、お金を稼ぎながら経験を積もう!

アルバイトに関する項目でも書いた通り、自分の専攻に関連する内容であれば2年目以降は有給のインターンにも参加することができます。
私自身は、メイン州での若者の社会課題意識を高めるためのイベント企画や政治的取り組みを行うインターンをおこなっていました!
州の様々な地域に住む学生が週に2度オンラインでミーティングを開いて意見交換や進捗状況の共有を行いながら、一緒にそしてときには個々人でコミュニティのイベントなどを計画して実行していきます。
今年は大統領選挙があったこともあり、国際留学生ならではの視点で投票率を上げるための取り組みにも参画させてもらって様々な経験を積めたと実感しました!
これから留学を目指す人へ
今回は、私の地域に選択肢としてあるようなお金を節約する&より稼ぐためのサービスやシステムを一部紹介しました!
最初にもお伝えした通り地域差はあるとは思いますが、アメリカの1つの地方の例として参考になれたらうれしいです。
現在留学している人もこれからしたいと考えている人も金銭面への不安はずっとあると思いますし特に今は厳しいときかとは思いますが、少しでも工夫して一緒に頑張りましょう!みなさんの地域独自のものがあればそれも教えていただけたら光栄です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
みずきさんの、過去の留学レポートはこちら
いかがでしたか?
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