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向日葵は見ている

 あまり書きたくなかったですが、どうにも書かないと気がおさまらなくなりました。

 最後の批判記事です。
 
 まずはこちらを見ていただきたい。

たとえば、アカツキが開発した「八月のシンデレラナイン」という、女子高校生が甲子園を目指すゲームがある。女性という性別が理由で、甲子園に行くことができない高校生が、葛藤の中でそれでも一歩踏み出していくという物語だ。このプロジェクトのWhyは、そのゲームを通して、人々に「色を失いがちな心に青春の輝きを取り戻してもらう」ということを目指している。

アカツキ創業者 塩田元規著 「ハートドリブン」 
株式会社幻冬舎出版 2019 221ページより引用

 ネタにされがちなハートドリブンの中身は置いておきましょう。
 ちなみに私は興味から買って全部読んでいます。

 この考え方、目指す方向性。
 今の運営はまだ持っていますか?

 ここからは自分が感じていることについて思ったままに書いていこうと思います。


蒼天とURの乱発

 以前と比べると、明らかに蒼天、URを出す速度が上がっており、出るたびに強くなっていっていると感じています。

 このこと自体についての善悪は、私はよくわかりません。
 ガチャの問題については会社としての売上や方針があるのかもしれませんし、それについてユーザーである私には知るすべがないからです。

 なので、善悪論ではなく、感情で話をします。

 納得できません。
 私は、名門校程度の実力の中課金者ですが、インフレにかなりついていけないと感じるようになっています。
 自分の感覚が正しければ、無微中課金者はもはやついて行くのが厳しいのではないかと思います。
 この現状が果たして良いのかどうかは疑問です。

 1番最初に配布の有原URが実装されたときに、運営からは大きなインフレではない、カスタマイズの幅を広げるというような趣旨の発言があったと記憶しています。
 あれから3年が経ちます。
 3年も経てばインフレが進むのは仕方がないと思いますが、最近は、インフレに慎重な姿勢、対戦のバランスへの考慮は見る影もなく(最初はあったのかどうかは知りません)、ただただ集金をしたいがために強いシーンを出し続けているようにしか感じられません。

 また、3周目のURが出ているキャラと1週目のURしか出ていないキャラがいるなどの偏りの存在、URの復刻に偏りがあって時期も読めず、闇鍋の可能性もある点、現状使い道があまりないが、将来必要になる可能性を含みにした蒼天ガチャ、シーンパックしかリンクがないURガチャ(UR実装時点)
 これらは善悪は知りませんが、個人的に良く思っていません。

 そう言えばなんですが、シーンパックしかリンクがないURに対しての批判に対する批判をいくつか見たことがあります。

 シーンパックは値段が良心的でそれを批判するならシーンパックより高いガチャしか無くなるのではないかというようなものだったと思うのですが、私はこの意見に対して批判的です。

 まず、これまでは、新しいキャラを実装する場合にはSSRからだったと思います。
 それがシーンパックに変わった。
 明らかにユーザー不利な変化です。

 確かにユーザーは運営の姿勢を尊重し、歩み寄ることも必要ですが、少しでも課金額を安くしたいユーザーと、売上を上げたい運営はその点においては一種の対抗関係にあります。

 よって不利な変化に対して、ユーザーとしては、甘受するのではなく反発するのは当然の動きであると考えます。
 結局ユーザーは運営の資金繰りや方針について詳しいことはわかりません。
 必要以上に運営のことを考え無理に譲歩するより、自らの意見を主張することも大切であると考えます。

 また、シーンパックを批判したらシーンパックよりも高いガチャが出てくる論は根拠がないマイナスの憶測です。
 むしろシーンパックしか装備がないURのシーンパックを甘受したら、これで大丈夫なんだと運営が考えて悪化することだってあるかもしれないじゃないですか。
 もちろんこれも憶測です。
 だから憶測で語るのはやめたほうが良いんです。

 10月25日22:46追記
 さふらんさんから入手手段がシーンパックよりも割高なSSRのカードの存在をご指摘いただきました(下記リンク参照)
 私の思考からは抜けていた部分であり、「根拠がない憶測」は言い過ぎであったと反省し訂正します。
 私はそれでもシーンパックしかリンクがないURには批判的な立場を取りますが、下記リンクのような例も存在することは考慮していただければと存じます。
 情報をくださったさふらんさんに感謝です🙇

 以上ここまでが追記部分です

 運営の尊重も大事ですが、ユーザーはあくまでユーザーであるべきだと私は考えます。

 なお、この項の後半のシーンパックに関しての考え方については、散見された意見に対して自分が違和感を持ったのでそれに対して批判をしただけであり、シーンパックが良いと思う方や特定の方を否定しようとする意図はありません。

機会損失

 上述したとおり、蒼天とURに関してインフレの速度が上がっていると思うのですが、それに見合った活躍の機会が少ないのが現状です。
 せっかく強いシーンを引いても、活躍の場がないままさらに強いシーンが出るのではやりきれません。

 今回、ランクマッチはかなりの期間が空いての開催になりました。
 期間が空いた割にしっかり改善されていないのではないか疑惑はいったん脇に置きます。

 確かに、問題がある状態で対人戦を開催するということはやりにくいのかもしれません。
 また、そのような状態ならば開催すべきではないと考える方もいらっしゃるでしょう。

 しかし、私は、「問題がない状態で通常の頻度で開催する>問題がある状態でも通常の頻度で開催する>開催しない」だと考えます。
 
 理由の第一としては、上記のシーンの活躍機会の損失があります。
 これは、主に上位勢のデメリットです。

 では、エンジョイ層には影響がないのかという話なんですが、開催されないことでナインスター等を手に入れる貴重な機会を失っています。
 ナインスターの入手機会の減少は相対的に課金額が少ない人の方がダメージが大きいと考えます。

 以上より、活躍、報酬、2つの点で全ての層が損をしている。
 これが対人戦における損得の現状
だと思います。

 それで、さらに損得を犠牲にした上に問題点についても解決していないとするならば、もはやなんのために時間を空けたのかわからなくなります。

 これに関しては、すでに先行きが怪しそうな雰囲気があるものの、ランクマッチが開催されてみてからでないと評価はできないと思いますので何も言いません。

 ここまで2つのことについて語ってきましたが、この2つは独立した問題ではなく相関関係にあります。
 ガチャインフレによって対人バランス調整が効かず、やむなく対人戦の機会を減らしたものの有効な手段がなく、さらにインフレだけが進んでいる状態。
 どうすれば良いんでしょうか。

対人以外

 私も何もかも否定しようとするわけではありません。
 ハチナイのストーリーは私は好きです。
 これからもとても期待しています。

 さて、ハチナイは対人戦のみのゲームなんでしょうか?
 野球型青春体感ゲームですよね。

 もちろん、ガチャを引いて育成して戦う対人戦が最大の軸であることを否定したいわけではありません。
 
 しかし、対人が上手く回らないなら対人以外の要素でゲームとしての完成度をあげるということはできないのでしょうか。

 例えば、デレストってもう追加されないんですかね?
 シンデレラアドベンチャーも新しいものを作れませんか?
 クリベア需要も増えていますし、不評だったこともありますが紅白対抗戦も形を変えて実施したら面白いのでは?
 リーグマッチのストーリーを追加したらリーグマッチへのやる気が上がるのでは?

 色々あると思います。

 きっと素人考えなのでしょう。
 お金にはならないかもしれません。
 でも、もったいないなとそう感じてしまいます。

運営さんへ

 ここまで散々批判的なことを書いてきました。
 ですが、私は、運営の方々が嫌いなわけではありません。
 むしろ、生放送やハチテレ更新のたびに自ら顔を出して説明する、ここまでのことをする運営はなかなか無いと、凄いと思っています。

 しかし、今の運営がユーザーを見ているのかは怪しいと言わざるをえません。
 冒頭に戻りますが、ゲームを通して、人々に「色を失いがちな心に青春の輝きを取り戻してもらう」ということを目指しているのかは疑問です。
 
 ハチナイではツイッター連携のキャンペーン等も多く行っていますし、アンケートも定期的に行っているので、現在のハチナイユーザーがどんな声を出しているのか、どんな思いでいるのか、運営の方はおおまかに把握できていると思います。
 思いたいです。
 これからより良い方向に進んでいくことを切望します。

 上述の対人以外の要素の提案に加えて、1つ提案したいことがあります。

 それは、ガチャ、対人戦の計画の固定化と透明化です。
 
 ガチャの周期及び復刻周期、全員の均等実装を見直して、計画としてユーザーに表示するのはどうでしょうか。
 そして、対人戦についても、年間に何度、いつやるかを明確にし、ユーザーに示すのはどうでしょうか。

 今、示したのは一案です。
 良い案かどうかはわかりませんが、一石を投じることは無駄ではないと信じたいです。
 私はこれやここまで書いてきた内容が改善されなければ、次回のアンケートに書こうと思っています。

 今後、よりよくなっていくことを期待します。

終わりに

 以上が私の言いたいことです。
 
 散々書きました。
 思う存分書きました。

 これで悔いはありません。

 冒頭で最後の批判記事と言いました。
 理由は、2つあります。
 
 1つ目はここが最後の勝負所だと思ったからです。
 ここで踏みとどまれれば、このゲームはまだ良くなれると思いますが、このままだと危ういのではないかというのが今の感覚です。

 2つ目は、一般的、個人的な理由です。
 自分はかつて第9回全国大会のときにも強い批判記事を書きました。
 強い批判は伝家の宝刀です。
 伝家の宝刀は抜かないのが1番強い。
 次は、おそらくもう駄目でしょう。
 もしかしたら今回ももう通らないかもしれません。
 でも突き動かされるようにして書いてしまいました。
 この文をランクマの直前に出すことについては申し訳なく思っています。
 しかし、この批判は大事な批判なのではないかと考える次第です。

 向日葵は太陽の方を向いて咲くと言います。
 願わくば、ハチナイというゲームも目指すべき正しい方向を向いていてほしい。
 向日葵のように大きく咲き誇っていてほしい。
 ユーザーを笑顔にし続ける存在であってほしい。
 そう祈りながら今後も見ていきたいと思っています。

 最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

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