ロリィタを着るの、怖いと思ってない?
「私はブスだから、かわいい服を着れない」
そう、相談される。
相談じゃないかも。
彼女なりに「こたえ」を出した。決意なのかもしれない。
「あなたはかわいいと思うよ」も
「もっと〇〇したらどう?」も
「わかるわたしもそう」も
全部、ちがう。回答としてミステイクだと思う。
そんなの彼女はまっさら求めていない。
わたしは彼女の決意をきいているのだから。
彼女の決意はそう揺らがない。
わたしてきには。
わたしてきには、であるけれど。
どうして彼女が「かわいい服をみにまとう」ことができないのか、しなくなったのか。
どうして彼女が、こんなに悲しい目で「私はブスだから」と言うのか。
それには彼女にしか理解できないストーリーがあって、
彼女にしかわからない苦悩があって、
彼女なりにずっとずっと
ずっと考えてだした「決意」なら
わたしは何も言えない。なにもいわない。
言葉をおくる権利がない。
「迷ったらおもしろいほうへ」
わたしの好きな言葉です。
そうだ、わたしは猫背を治そう。YouTubeで7分の猫背解消動画をやってみよう。飽きたら3分でいいや。
あなたはかわいいということを、わたしは肯定したい。
素敵で、可憐で、品があり、淑やかで、ヴィクトリア朝のバラを飾ったパラソルが、きっと似合う。
いつか薔薇の咲いた庭園で会いましょ、
まるで邂逅かのように