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2023ジャパンカップ予想

天皇賞を芝2000mの世界レコードで圧勝しGI出走機会5連勝中のイクイノックスと、オークスを歴代最高レーティングで勝ち秋華賞で牝馬三冠を達成したリバティアイランド、この2頭の対決は2013年ジェンティル とオルフェーヴル、2020年のアーモンドアイと無敗牡牝三冠馬の対決と近い雰囲気です。
天皇賞前の段階では「ほんとにどっちが強いだろう」と思っていたものでしたが、あの天皇賞を見てしまった後ではイクイノックスが負ける姿は想像しづらくなりました。
現役最強馬に対してリバティアイランドがどう立ち向かうか、その2頭に割って入る馬はいるのか楽しみなジャパンカップです。

◎イクイノックス
○ドウデュース
▲ダノンベルーガ
△リバティアイランド

◎イクイノックスについて

競馬を見始めて30年経過しましたがこれまで見てきた馬の中で最も強い馬です。
前走の天皇賞の凄さはタイムの速さもさることながらオーバーペース気味に逃げているジャックドールを3番手の位置で追いかけて、直線であっさり捕まえてそのまま押し切ってしまった。
昨年の天皇賞では追い込み、ドバイシーマクラシックの逃げ切りもインパクトのある姿ですがハイペースを先行追走して後方勢を完封までされるとこの馬を倒す方法がほんとにあるのだろうか。
父親のキタサンブラックを一回りスケールアップさせるとこうなる、という馬だと思います。

パンサラッサが行けるところまで行くと宣言しており、1000mの通過タイムは58秒を超えることはないと予想されます。
2018年と2020年にキセキが残したラップタイムと同じくらいのペースになってもイクイノックスにとってはハイペースにはならないでしょう。
パンサラッサとともに前に行くであろうタイトルホルダーと同じくらいの位置で競馬をすれば負けることは無いです。基本的にこの馬より後ろにいる馬には勝つチャンスは無いでしょう。

○ドウデュースについて

ひょっとするとイクイノックスを倒せるとするなら、1度同条件でイクイノックスを倒したことがあるこの馬だと思います。前走の天皇賞はドウデュースには全く不向きな展開になってしまいました。7着1.4秒差は完敗といえる結果ですが、あのペースを4番手追走はドゥデュースの形でレースをしたとは言えないですし、急遽テン乗りでは戸崎騎手もあまりに馬の個性をわかっていなかったものと想像されます。もともと武騎手の予定から怪我の回復が思わしくなく、改めてまた戸崎騎手の騎乗になりますが友道調教師のコメントから1度戸崎騎手が騎乗経験をしていることが述べられることからも、ドウデュースは独特の乗りにくさというものがあるように感じました。
体型について胸前が立派になりすぎてマイラーのように見える、という評価もよく見ますが前回の天皇賞とは異なり今回はスタミナ色の強いレースにはならないように思います。
仮にイクイノックスが早めのペースを前につけるようなレースをすればチャンスは少なくなりますが比較的前をいかせて中団グループが比較的落ち着いたペースになるような時、この馬の出番がやってくるのではないかと見ます。

▲ダノンベルーガについて

4着王ダノンベルーガについては、過去ほとんどのレースで消していたので私の馬券との相性はいい馬かなと勝手に思っています。
前回の天皇賞相変わらずの4着でしたが、本レースで上がり3Fを34秒台以下で走った馬はイクイノックス、ジャスティンパレス、プログノーシスとダノンベルーガの4頭しかおらず、2着ジャスティンパレスと3着プログノーシスが最後方から直線勝負をしたのに対しやや前に位置でレースをしていたダノンベルーガも十分強いといえる競馬をしていました。
堀調教師にしても鞍上のモレイラ騎手にしても2400mの方が向いているという評価をしています。
またここ数年ハーツクライ産駒はジャパンカップでの成績がよくないところはあるものの、その少し前だとシュヴァルグランやスワーヴリチャードが2年連続で馬券圏内、それぞれ勝利をしていることからもジャパンカップとは相性良いと言える血統でもあります。
今回に関してはモレイラ騎手の手腕を頼るところも大きいですが、東京2400mの持ちタイムに関してもリバティアイランドよりも早いタイムを持つこの馬ならイクイノックスには届かないものの、馬券圏内に飛び込んで来てくれると信じています。

△リバティアイランドについて

リバティアイランドとかぶる馬はやはりジェンティルドンナです。2013年のジャパンカップでオルフェーヴルを文字通りふっ飛ばした姿は今もよく覚えています。
その例からすると、1歳上の現役最強馬を三歳の牝馬三冠馬が倒すという絵がまた繰り返される可能性を最初は思っていました。ですが、秋華賞の内容に少なからず不満を感じています。
オークスを考えれば、淀みのないペースを先行して6馬身差で押し切った姿は天皇賞のイクイノックスにかぶる走りではありましたし、与えられたレーティングはディープインパクト級の評価をされているところもあります。
今年のオークスは馬場差-2.9秒で走破タイム2:23.1はタイムランクC。昨年のダービーは馬場差-2.6で走破タイム2:21.9はタイムランクAです。もちろんリバティアイランドは最後あたりは流しており、昨年のダービーのドゥデュースとイクイノックスの叩き合いから生まれたタイムとは単純な比較はできないですけども、4歳牡馬のトップクラスには及んでいないのではないかと評価します。
斤量差の4kgはやはり大きいのでそれを加味するとドゥデュースやダノンベルーガとは互角ぐらいではないでしょうか。

無印の馬について

無印の馬の中から有力どころの評価です。
スターズオンアースは最終的に印を外しましたが、直前気配次第では3着紐には加えるかもしれないです。オッズが安いのでだいぶ買いたくはないです。ただビュイック騎手まで含めて考えると消しというのはやりすぎなところがあるので悩みどころ。ジャパンカップのデータとして、中10週以上の間隔で出走して来た馬は過去10年成績で馬券圏内ゼロでもあります

タイトルホルダーですが、この馬は過去勝っているレースを見ても最後の1Fで毎回脚が怪しくなります。阪神は直線残り100m近くまでフラットからやや下りになっていて、そこから一気に登り坂になるのでタイムが悪くなるのは当然といえば当然なんですが、他のコースでも同様の傾向が見られます。そうなった場合、今回の上位の力を持つ馬の脚を考えると馬券圏内に残り続けるのは難しいとみました。

パンサラッサはとても期待しています。どこまでハイペースで飛ばすのか今からワクワクしています。馬券的にもどこまで逃げるかにも寄りますがひょっとしたら3着にも残ることがあるかもしれないなと思ったりもします。2020年のキセキの逃げる姿と同じくらいは逃げてほしいですね。もっと行ってほしい。

まとめ

この記事を書いている15:00現在、三連単の1番人気は2-1-17で1180円は想像よりもだいぶ安くなりました。単勝人気はドウデュースが3番人気ですが三連単の人気を見るとスターズオンアースの方が評価が高そうです。
1着2イクイノックス、2着1リバティアイランドの組み合わせがよく売れていてこの2頭からスターズオンアース、ドウデュース、ダノンベルーガ、タイトルホルダーとの組み合わせが1400円以下のオッズになっています。
そこまでリバティアイランドの2着になれるとは思っていないので、このオッズは自分的にはややありがたいかなと思います。

三連単1着イクイノックス、2着3着にドウデュース、ダノンベルーガを入れて、リバティアイランドは3着のみの馬券が本線です。
2-1-の流しの組み合わせは保険として買います。

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