空が違うと思った
現在、音大留学のためドイツで暮らしている私ですが、留学は私にとって初めての海外でした。
飛びたったのは数年前の4月の終わりごろ。
緊張とわくわくで心がそわそわ(もしかするとぞわぞわ・・・?)していた覚えがあります。
全く知らない街並みに、途切れることなく行き交う知らない人種の人々。
あぁ、外国にいるんだなあ
と思いました。
着いたその日からずーーーっと長いこと快晴で、それでも漂う空気は冷たく。
"外国では日本みたいに湿気が無いから暑い日もカラッとしてるよ!"
とよく言っていた、小学校のクラスメイトの言葉をこういう事なのかなァなんてなんとなく思い出しながら。
・・・・・
その当時を振り返ってスマホのアルバムを見ていたらやたらと多い空の写真。
・・・・・・。
これは空というよりも牛さんがメインかな。
最近はあまり特別に感じなくなっていたけれど、そういえばドイツに来たばかりの頃は、
なんだか新鮮で特別新しい感じのする雲の様子にはしゃいで、パシャパシャとよく写真を撮っていたなと思い出しました。
どれも日本ではあまり見たことが無い気がして、夢中になってころころと変わる空模様をスマホにおさめていましたが、今こうやって見返すとこれらは私が日本で見てきたものとそれほど大きな違いもない、普通の雲だったのかもなあって。
あの時は何でもかんでも「ここは日本じゃない、外国なんだから」と思っていて、
配達のピザに付いてきたちっちゃなタバスコには、へぇ~!ドイツにはこんなに小さいタバスコもあるんだ!と感心したり、
(ネットで探したら日本にも似たようなものがあった。)
スーパーでサラダバーを見つけると、わぁ~!スーパーでサラダをこんな風に買えるだなんて!と感激したり、
(よく考えると、あまりにも高カロリーなメニューでもはやサラダとは呼べない感じ・・?汗)
トマトを見れば、ウワッ!このトマト、変なカタチィ~~!と仰天したり、
(確かに日本ではあまり見ないかも。)
なぜかスーパーで買った商品を並べて撮影してみちゃったり・・・。
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アルバムを振り返ると、その時の気持ちだったり情景だったりが1枚の絵としてだけでなく目の奥にまざまざと蘇ってきて、じぃーんとしますね。
あの時の高揚感を久々に味わえた気がします。
そろそろ夏休みも終わり新学期が始まりますが、入学当時の初々しい感じを思い出せてよかったです。
新しい気持ちでピアノの練習も、学校の勉強も、頑張りたいと思います♪
それでは。
余談
空(+海)in Japan
これもスキ♡
執筆:S