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10年旅したカブのリアボックスとサイドバッグを一新した話

 愛車のカブで旅をして早いものでもう15年になるのですが、その殆どを共にしたリアボックスとサイドバッグを、この度一新することにしました。購入日を遡ってみたら約10年前。雨にも負けず頑張ってくれたものです。

 これまでリアボックスには「ホムセン箱」ことアイリスオーヤマのRV BOX、サイドにはROUGH&ROADのサドルバッグとAmazonで見つけた東ドイツ軍のコンバットバッグ(要出典)を吊るしていました。これはこれで気に入っていたのですが、ホムセン箱の容量が30Lと見た目より少ないのと、やっぱりサイドバッグがチグハグなのをそろそろどうにかしようと思ったのがきっかけ。カブ動画を始めてからちょっと映えも気になるようになりましたし。

 という訳で見つけてきたのたのが、HI-LINE バイクリアボックス 45L(中央)とJAM'S GOLD FOLDS(両サイド)。昨今のカブブームのおかげでおしゃれな製品が増えた気がします。以前はホンダ純正の一斗缶みたいなのしかなかったのに。

 新装備を取り付ける様子と少し取り回してみたファーストインプレッションは、動画で撮影してYouTubeにアップロードしています。使用感などはそちらをご覧いただきたいので、こちらでは今回の装備を選んだ理由や前の装備での思い出など、個人的な感想をまとめたいと思います。



サイドバッグは即決だった

 装備を一新すると決めた時、調べ始めてすぐ決まったのがこのJAM'S GOLD FOLDSでした。カスタムカブ専門店として有名な「アウトスタンディング」さんが扱っている製品なので、カブとの相性も抜群なのはもちろんですし、デザインも積載量も申し分無し。何より特徴的なのが、不要なときは取り付けたまま折り畳める事。

 以前取り付けていたサイドバッグには、上の写真に釣っている工具類や携行缶が常に入っていました。確かに必要なものではあるのですが、思ったより重たいのと普段遣いで要るかと言われたら、特に携行缶なんかは怪しい訳です。毎回サイドバッグを取ったり付けたりするのも現実的ではないので、「折り畳める」という解決案はまさに最適。

 折りたたんでも自賠責書類くらいは入りますし、展開時は中に骨があるので型崩れもしません。レインカバーもついています。マフラーと干渉することもなく、最適なサイドバッグを見つけたと思いました。

リアボックスは悩んだ

 一方でリアボックスは最後までなかなか決まりませんでした。ツーリングの目的が写真で、一眼ミラーレスを持ち運ぶので荷物はどうしても大きくなります。ホムセン箱は取り外しも楽で良かったのですが、底面が小さい台形をしているので実はあまり積載量が稼げません。今回購入したHI-LINEのボックスより一回り大きく見えますが、容量はHI-LINEの方が多いです。

 まず最初に考えたのはJMSのラゲージMボックス。こちらはシンプルながら49L入るのと、カブに取り付けている人も実際よく見かけるので安心感があります。ただ自分で取り付け用の穴を開ける必要があるのと、カラバリが白か黒しかなかったのでちょっと見送りました。車体が黒でサイドバッグがコヨーテなので、どちらも色のバランスが悪そう(あと高い。。。)

 また同じHI-LINEのボックスにも容量が45Lと57Lがあり、そこでも悩みました。容量がネックで買い替えるのに小さい方で良いのかと思いましたが、とりあえず今の所は45Lで満足しています。現物を見てはいないのですが、恐らく57Lの方はカブには大きすぎな気がします。

 とはいえホムセン箱から劇的に変化するかといえば、1.5倍違うはずなのにそこまでの容量差は感じられませんでした。フルサイズミラーレスを入れた大きめのカメラバッグは相変わらず収まらなさそう。そこは運用でカバーするしかないか。

10年分の思い入れ

鬼怒川温泉とカブ

 思えば10年。このリアボックスとサイドバッグを装備して色んなところに行きました。カブを日常使いするためにまずボックスを買い、荷物が積めるので長距離ツーリングに出たくなり、携行缶や工具を持ち運ぶためにサイドバッグを購入し、更に長距離ツーリングに出られるようになり。ステッカーでデコると旅先でも人に話しかけられるようにもなり。そのあらゆるシーンにコイツらはいました。

松本城とカブ

 特に思い入れが強いのが、社会人成り立ての頃に東京から神戸までカブで帰省した事です。走行距離約600km。R1ではなくR20で松本まで抜けてR19で名古屋へ入るルート。この時からツーリングを計画する際に、距離を考慮しなくなりました。上の写真の箱がぴっかぴかです。

猪苗代湖とカブ

 北関東に越してからも福島に行ったり長野に行ったり。ボックスもバッグも日に焼けてすっかり変色してしまい、まだまだ現役ではあるものの一度ここで次の世代にバトンタッチしていただくことにしましょう。

おつかれさまでした

 いきなりポイではなく、せっかくガレージがあるのでボックスには引き続き新サイドバッグを折り畳んでいる時の中身入れとして余生を送ってもらいます。サイドバッグはどうしようか。ちょっと考え中です。

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