絵馬めぐり:慈眼院(高崎白衣観音)
群馬県高崎市、慈眼院。
最近はお寺にも絵馬があることは珍しくなく、ここ慈眼院にも縁結びの絵馬があります。今風メイクで健康的なお肌のお方が描かれていますが、モデルとなっているのはこのお寺のシンボルでもある「高崎白衣観音」、つまり男性です。
高さ約42m、重さ約8,900トン。絵馬と異なり美白肌の観音様が、うつむき加減に高崎の街を見守っています。元々慈眼院は高野山金剛峯寺から昭和初期に廃仏毀釈の流れを受けてここ高崎に移ってきた寺院ですが、それより前からこの観音様はこの場所にいらっしゃるんだとか。毎年8月には「万灯会」と呼ばれるお祭りが開かれ、ろうそくの明かりに観音様が浮かび上がりとてもきれいです。
大仏といえば、坐像ではありますが鎌倉の大仏様が台座合わせて約13m、奈良の大仏様が18m。同じ40m級の立像としては自由の女神があります。ちなみに世界一の青銅製立像(✕ 仏像)である牛久大仏様は120mです。ご参考まで。
2021年11月 奉拝
【アクセス】
慈眼院(高崎白衣観音)
〒370-0864 群馬県高崎市石原町2710-1
Tel:027-322-2269
HP:https://takasakikannon.or.jp/