見出し画像

珍フィルムスナップ:Hands On Film Spring 200(鎌倉)

 しばらく南関東に滞在する予定があったので、久しぶりにフィルムカメラを取り出して秋の鎌倉に行ってきました。北関東の紅葉は終わりつつありますが、こちらは丁度見頃といった感じ。インバウンドがすごかったです。

 今回フィルムを2種類持ち込んでいて、前半はHands On FilmのSpring 200を使って撮影しています。シンガポールで作られたフィルムで、元は映画用フィルムだそう。暖色系の色味が特徴で、粒状感はあまり感じない素直で使いやすいフィルムでした。クセの強さでいうと後半に使ったAutumn 200の方が面白いかもしれません。

 前半は紅葉を主題にスナップしてきました。暖色系フィルムなのでちょっとクドいか気になっていましたが、現像された写真を見るとそんなこともない感じですね。

 撮影時間は昼過ぎではあったのですが、夕方っぽい雰囲気の写真になりますね。冬の低い位置から差し込む太陽光の影響もあり、Springなのに物悲しい印象を受けます。ちなみにメーカーが想定する利用シーンは「夕方頃の町並み」だそうです。後で知りました。

 今回レンズがF2.8始まりだった為、ISO200だと室内や物陰はかなり厳しかったです。かといってISO400や800は日中使い辛くて仕方ないし、NDを使うとファインダー真っ黒になるし。普段ミラーレスしか使わないので、こういうところでいつも悩みます。

 肝心の紅葉ですが、明月院や円覚寺といった北鎌倉エリアが見頃で人も特に多かったです。明るいところでは暖色系フィルムの特色が強く出てきて、仄暗いところから撮影すると逆に青みが出てくるのが不思議な感じですね。


 紅葉と寺院巡りのみでフィルム1本36枚を数時間で使い切ってしまう程、見どころにあふれる鎌倉スナップでした。やっぱり人が集まる場所にはスナップして楽しい場所も多いですね。
 後半はフィルムを変えて、鎌倉大仏経由で海沿いを電動自転車で走りつつスナップしてきました。日が沈みゆく中でISO200では時間との戦いになる訳ですが、少しクセが強いフィルムの良さが引き立つ面白い撮影が出来たので、よろしければそちらもご覧ください。

【撮影情報】
フィルム:Hands On Film Spring 200
カメラ:minolta SRT Super
レンズ:Carl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8
撮影場所:神奈川県鎌倉市
撮影日:2024/12/8

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集